BE:FIRST、世界大会での自然体な姿からコラボまで 3本のパフォーマンス映像から見えてくる“表現の幅”

 BE:FIRST公式YouTubeチャンネルに、心躍るパフォーマンス映像が次々と公開されている。8月26日に「MTV Unplugged: BE:FIRST -Digest-」、8月31日に「BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob -World Hip Hop Dance Champ 2026 HT Show- (FIXver.)」、9月3日に「SB19 x BE:FIRST 'Toyfriend' at D.U.N.K. SHOWCASE 2026」が公開され、歌声を聴かせるライブ、海外でのライブ、海外アーティストとのコラボレーションと、さまざまなBE:FIRSTのパフォーマンスを楽しむことができる。この3本を改めて観ると、シチュエーションはまったく異なるものの、いずれのパフォーマンスから感じられるのは、現在のBE:FIRSTが持つ表現力の幅。本稿では、それぞれの映像から見える魅力をダンスと歌唱の両面から振り返ってみたい。

 まずは、「BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob -World Hip Hop Dance Champ 2026 HT Show- (FIXver.)」。これは、8月1日(現地時間)にアメリカ・アリゾナ州で開催されたストリートダンスの世界大会『2026 World Hip Hop Dance Championship - World Finals』のハーフタイムショーで披露したパフォーマンス。メンバーのSOTAもかつて出場した同大会に、今度はアーティストとして戻ってきたことに加え、世界中からダンスの猛者たちが集まる大会とあって、歌って踊るパフォーマンスをすることにプレッシャーもあったはず。だが、彼らが見せたのは、むしろ自然体のステージング。歌いながら登場し、自由に歩きながらパフォーマンスし始める姿には、こなれ感がある。また、一人ひとりの個性を見せながら踊っている姿も印象的で、全員が同じ動きをすることだけを目的とすることなく、メンバーそれぞれが自分のバイブスを出している。その一方で、後半になるとシンクロ感が強まり、個々の魅力だけでなく、6人で揃える強さも見せていた。

BE:FIRST / BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob -World Hip Hop Dance Champ 2026 HT Show- (FIXver.)

 「SB19 x BE:FIRST 'Toyfriend' at D.U.N.K. SHOWCASE 2026」では、また異なる魅力が見えている。大前提として、BE:FIRSTもSB19もそれぞれ高いパフォーマンス力を持つアーティストであることは間違いないが、そのスキルがうまく融合しているのだ。普段から一緒に活動しているメンバー同士であれば、ハイレベルなパフォーマンスを作れるのは自然なこと。ところが、BE:FIRSTとSB19はまるで一つのチームのようなまとまりを見せている。それは、相手のバイブスや動きを的確にキャッチし、テンションを合わせたうえで実現できるものなのだろう。さらに、ダンスをパワーで押し切るのではなく、ニュアンスを拾ったり、スキルを駆使したりして、それぞれの色を加えていることもわかる。技術があるからこそ、力の入れ方と抜き方を使い分けられるのだ。

SB19 x BE:FIRST 'Toyfriend' at D.U.N.K. SHOWCASE 2026

 そんなBE:FIRSTの歌声は、「MTV Unplugged: BE:FIRST -Digest-」で味わえる。それに、彼らの歌唱力が単に“上手い”だけでは語り切れないところまで進化していることも感じられるだろう。印象的なのは、メンバーの声から楽しさが伝わってくることだ。たとえば冒頭の「I Want You Back」では、メンバーそれぞれから明るい感情が伝わってきて、自由に発する掛け声も楽曲の楽しさを引き立てている。ダンスがないにもかかわらず、メンバー同士が声を合わせることで、まるで声そのもので踊っているような感覚さえある。さらに、アレンジを加えている楽曲も多く、それによって生まれたテンションやニュアンスを的確に歌で表現しており、今回のステージだからこそ聴ける歌い方やハーモニー、表情が生まれている。同映像で見せたのは、歌唱力だけではなく、歌によってステージ全体を作り上げるパフォーマンス力だったのではないだろうか。

BE:FIRST / MTV Unplugged: BE:FIRST -Digest-

 この3本の映像から見えるのは、BE:FIRSTはダンススキル、歌唱力だけではなく、その場の空気や楽曲に合わせて表現の仕方を変えられる力を持っているということだ。9月18日にはグローバルEP『WATCH ME』をリリースし、海外での活動をさらに加速させていくBE:FIRST。活動のフィールドが広がるほど、彼らが持つ表現の引き出しもより鮮明になっていくはず。『WATCH ME』以降、また新たなBE:FIRSTの魅力が見えることに期待したい。

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