新着MVランキング:Do As Infinity「陽のあたる坂道」首位 「TFT」出演で“平成の名曲”再ブレイク続く

MV Chart Forcus

 毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした音楽関連の新着動画から上位10作品/楽曲を取り上げ、ランキング化&レビューしていく連載「MV  Chart  Focus」。8月28日~9月3日のウィークリー新着のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:Do As Infinity「陽のあたる坂道」THE FIRST TAKE
2位:KEY TO LIT「Never Fade Love」from『KEY TO LIT Arena Tour 2026 NEO CLASSICS』
3位:なにわ男子「Moonlit」from『なにわ男子 LIVE TOUR 2026 「ND⁵」』
4位:SixTONES「Dance Forever」Muscle Practice ver.
5位:=LOVE「恋、はじめました。」MV
6位:JENNIE「FALLEN ANGEL」MV
7位:FictionJunction「彼方」MV
8位:日向坂46「イチャイチャ虫」MV
9位:HoneyWorks「かわいいは常識♡ (feat. 綾瀬クロエ (CV:伊藤美来))」MV
10位:Kvi Baba「BPM feat. KREVA」from『Shout Out to Jesus in YOKOHAMA ARENA』

 今回取り上げるのは、さまざまなアーティストが一発撮りのパフォーマンスを繰り広げる「THE FIRST TAKE」の第700回目。今年で結成27年を迎える2人組ロックバンド・Do As Infinityが初登場し、2002年にリリースした「陽のあたる坂道」を伴都美子(Vo)と大渡亮(Gt/Vo)の2人にピアノを加えた特別編成で披露した。本作は、2002年に放映されたドラマ『初体験』(フジテレビ系)の主題歌であり、ライブでも定番の楽曲。「THE FIRST TAKE」で披露するにあたって「楽曲は2002年に、とにかく“負けない!”、“乗り越えてみせる!”という気持ちを書きました。当時Do As Infinityはすごく忙しくて、“多忙なスケジュールに負けないぞ!”みたいなところもあったのかな」と振り返った(※2)。

Do As Infinity - 陽のあたる坂道 / THE FIRST TAKE

 冒頭、画面左右からそれぞれの立ち位置に進み出た2人。無言のままヘッドフォンを装着した伴は、ギターのポジションを確認した大渡の問いかけに「ん」と短い返事で返す。続いて今度は判から画面外のピアノに「どないでっか」と声がけ。「いきましょか」との返事に腕を高々と上げグーサインを出す大渡。伴も微笑みながら「まいりましょ」と応じる。イントロが始まると、もうそこは Do As Infinityのフィールド。歌い始めから安定した歌唱で、判が楽曲を牽引していく。一方の大渡も落ち着いた表情で演奏に集中。長らく音楽をともにしてきた2人ならではの信頼関係が画面を通して伝わってくる。

 サビは判の持ち味でもあるややハスキーなボーカルがいっそう映えるパート。伸びやかで美しいビブラートを駆使し、情感たっぷりに歌い上げる。2コーラス目に入ると、声色、表情とも先ほどよりリラックスした雰囲気の判。再びのサビも高らかに歌い終えると、そのままスキャットへ。呼応するように大渡のギタープレイも静かに盛り上がりを見せる。どちらかと言えば寡黙な印象の2人。そのぶん、ライブ中は互いの出す音や声に敏感であろうとしてきたのだろう。それがユニットの地力になっているのは、パフォーマンスを観れば明らかだ。

 大サビはカメラが判へフォーカス。辛く険しい道の先にはきっと理想の未来が拓けるという、力強いメッセージを託された歌詞が、その声に乗って、スッと胸に沁み入ってくるようなボーカルだ。本作には頑張る人の背中を押す応援歌的側面もあるが、そこに伴の力強い声が果たした役割は決して少なくないはずだ。ラスト、少し名残惜しそうに歌い終えると、じっと目を瞑る判。アウトロを奏でる大渡も一音一音を丁寧に弾き終えて曲は終わる。音が止まるとようやく2人ともホッとしたような笑顔を見せた。

 今回の映像は、公開されるやいなやSNSを中心に反響を呼び、約1日で100万回再生を突破。10日で300万回再生を超えたほか、YouTube Musicの「Top 100 Songs Japan」でも上位にチャートインするなど世代を超えて再注目されている。先日大バズしたT.M.Revolution「HOT LIMIT」やHALCALI「おつかれSUMMER」など、平成楽曲のリバイバルが「THE FIRST TAKE」をきっかけにさらに盛り上がりを見せるケースが近年増えており、今回のDo As Infinityの登場も、新たなリスナー獲得のきっかけになるのではと期待が高まる。今年後半は新作アルバムのリリースやホールツアー、ビルボードライブツアーも控える彼ら。結成27年目の快進撃がここから始まるかもしれない。

Do As Infinity / 陽のあたる坂道

※1:https://charts.youtube.com/charts/TopVideos/jp/weekly
※2:https://www.thefirsttimes.jp/news/0000873856/

新着MVランキング:B&ZAI、「EMPIRE」(Snow Man)カバー首位 8人だからこそ成立する規格外のステージ

毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした…

新着MVランキング:忘れらんねえよ首位獲得 『ヤニねこ』のメタ的な世界観、清々しい後味が残る秀逸な映像

毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる