L'Arc-en-Ciel、GLAY、黒夢、THE YELLOW MONKEY……節目の年に『サマソニ』初出演を果たしたレジェンドバンドたち

 8月14日から16日にかけて『SUMMER SONIC 2026』(以下、『サマソニ』)が東京、大阪の2会場で開催中だ。今年で開催25周年を迎えるメモリアルイヤーにふさわしく、今年も国内外の壁をも超えたジャンルレスでバラエティに富んだ『サマソニ』らしいラインナップとなっている。

 中でも注目なのは、今年結成35周年を迎えたL'Arc-en-Cielの初出演だろう。大阪会場は8月14日、東京会場は8月16日にいずれもヘッドライナーを務める。『サマソニ』における日本人アーティストのヘッドライナー出演は2019年のB'z以来史上2組目となり、今回のL'Arc-en-Cielの『サマソニ』出演は同フェスの歴史に名を刻む記念すべき瞬間となるはずだ。L'Arc-en-Cielは出演に先駆けて約2年ぶりの新曲となる「総天然色」をリリース。『サマソニ』とのコラボレーションとして同曲を起用した映像も公開されるなど、単なるいちアーティストの出演に留まらない、互いのアニバーサリーイヤーを称え合うような特別なムードが広がっている。8月11日にはライブに先駆けてセットリストが公開。前代未聞とも言える事前のセットリスト公開は、『サマソニ』ではじめてL’Arc-en-Cielのライブを観るという音楽ファンにとっても嬉しい施策だ。

#サマソニ 史上初! ヘッドライナーL’Arc-en-Cielの約2年ぶりの新曲「総天然色」を起用したコラボ映像を公開!

 アニバーサリーイヤーといえば、今年結成30周年を迎えたBUMP OF CHICKENも『サマソニ』に初出演を果たした。今年のBUMP OF CHICKENは各地の音楽フェスに精力的に出演。北海道の『JOIN ALIVE 2026』、福岡の『NUMBER SHOT2026』、大阪の『RUSH BALL 2026』、千葉の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026』、そして『サマソニ』の東京会場と実に5つのロックフェスを巡る予定となっている。秋からは10会場全20公演をまわる全国ツアー『BUMP OF CHICKEN TOUR 2026-2027 Ratio Clavis』も開催予定のBUMP OF CHICKEN。初の『サマソニ』出演で、30年の歴史を更新するような新たな一歩を踏み出した彼らが、秋からの全国ツアーでどんな景色を見せてくれるのか、期待が高まる。

「なないろ」from BUMP OF CHICKEN TOUR 2024 Sphery Rendezvous

 今年のL'Arc-en-Ciel、BUMP OF CHICKENのように節目の年に『サマソニ』に出演を果たしたバンドといえば、昨年の黒夢が思い起こされる。2025年に10年ぶりに復活を果たした黒夢は自身のライブツアーを開催し、さらに各地のフェスに断続的に出演。『JOIN ALIVE 2025』や『LIVE AZUMA 2025』、『LUNATIC FEST.2025』と全国各地のフェスで復活、そして現在地を音で叩きつけるように証明してきた。中でも『サマソニ』への出演は発表当初から大きな話題を呼んだ。当時ツアー期間中だった黒夢は、『サマソニ』の東京会場にトップバッターで出演した後、当日中に大阪で自身のワンマンライブを開催。翌日『サマソニ』大阪会場に出演し、さらに兵庫でゲリラライブを開催し、2日間で4つのステージでライブを行った。この驚きのスケジュールはSNSを中心に大きな話題を呼んだ。そんな黒夢は今年、7月に初となるセルフカバーアルバムのリリースをし、9月には東京・ガーデンシアターでのワンマンライブを予定。昨年の『サマソニ』出演の勢いをそのままに、今年も精力的に活動している。

Like@Angel / 2025.02.09 TOKYO GARDEN THEATER

 2024年の『サマソニ』には、当時デビュー30周年のGLAYが出演。バンド史上初となる夏フェス出演としてこちらも大きな話題を呼んだ。『サマソニ』の東京会場といえば千葉県・幕張。そして、GLAYと幕張といえば思い出すのが1999年の『GLAY EXPO '99 SURVIVAL』だろう。幕張メッセの駐車場に作られた特設ステージで開催された同ライブは“20万人ライブ”として、単独アーティストの1回公演の国内史上最大記録を樹立。有料ライブの観客動員数において当時の世界記録を打ち立て、伝説として今もなお語り継がれている。そんなGLAYにとっても縁深い土地で初となる夏フェス出演を叶えたことは、バンドにとってもファンにとっても忘れられない出来事となったのではないだろうか。そんなGLAYはこの冬からアリーナツアーを開催予定。30周年のその先でも彼らは変わらずパワフルだ。

GLAY / サバイバル (GLAY EXPO '99 SURVIVAL)

 THE YELLOW MONKEYも同年の『サマソニ』に初出演している。この年にはアリーナツアーの開催や『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』など精力的にライブを重ねたTHE YELLOW MONKEY。当時THE YELLOW MONKEYが出演した『サマソニ』のステージにはイギリスの最重要バンドのひとつ、Radioheadがトリとして登場。彼らと、グラムロックから影響をオリジナルのロックサウンドへと昇華して音を鳴らし続けるTHE YELLOW MONKEYが同日にメインステージに立ったタイムテーブルは、バンドメンバーやファンにとってもメモリアルな一幕だったと思う。

【LIVE】THE YELLOW MONKEY - 罠 (TOUR 2024/25 〜Sparkleの惑星X〜 Special Edit)

 国籍、ジャンル、世代も超越するバラエティの豊かさが象徴とも言える『サマソニ』への出演は、バンドの新しい一手となのかもしれない。

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