松田聖子、μ's、倖田來未、Creepy Nuts……岡田紗佳の“人生を変えた”4曲 音楽に宿る特別な力

岡田紗佳、人生を変えた4つの音楽

「しばらく全部消していました、記憶ごと」……“忘れられない元カノ”=μ's

岡田紗佳(撮影=茉那実)

――では、2曲目は?

岡田:μ'sの「Snow halation」です。

――『ラブライブ!』から誕生したスクールアイドル・μ'sの代表曲のひとつですね。

岡田:μ'sは私の青春で、なかでも『Snow halation』はほかには変えられないくらい特別な曲ですね。μ'sが活動していた時はライブにもよく行っていたんですけど、曲のとある箇所で、ペンライトで真っ白に染まっていた客席が一気にオレンジに変わるんです。その一体感がすごく好きで。しかも、最初の頃はコンテンツ自体も知る人ぞ知るという状態でしたが、アニメがスタートしてからどんどん注目度が上がって。

――アニメ挿入歌となった「Snow halation」で、さらに人気が爆発した印象でしたよね。

岡田:そこから、気づけば東京ドームを埋められるアイドルにまで大きくなったじゃないですか。そんなμ'sを見て「ともに成長するアイドルなんだ」と実感したのを覚えています。

【ラブライブ!】「Snow halation」ライブ映像
(μ's →NEXT LoveLive!2014 ~ENDLESS PARADE~2月9日公演より)

――『ラブライブ!』やμ'sは、いつ頃から好きだったんですか?

岡田:アニメが始まるちょっと前くらいからです。幼なじみの子がμ's好きで、それがきっかけで追いかけるようになりました。

――ファイナルライブも観に行ったんですか?

岡田:行きましたよ。

――どうでしたか?

岡田:……すごくイヤでした。本当にイヤでした(笑)。

――これで終わりなんだ、と。

岡田:ツラかったです。だって、私の人生の一部でしたから。今はこうして喋れるようになりましたけど、当時は『ラブライブ!』やμ'sのことを喋ることすらできなかったんですよ。『ラブライブ!』関連のことは、しばらく全部消していました、記憶ごと。

――今あらためて振り返ると岡田さんにとってμ'sは、どんな存在になっていますか?

岡田:元カノ、みたいな感じ(笑)。忘れられない元カノ。今でも思い出すとちょっとさみしくなる、みたいな……。あ、もうこれ以上聞かないでください。泣いちゃう!

音楽には、思い出を呼び起こす力があると思う

岡田紗佳(撮影=茉那実)

――すみません! すぐに次に行きましょう。では、3曲目は?

岡田:Creepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」です。そこまでラップミュージックにちゃんと触れたことがないんですけど、『フリースタイルダンジョン』(Abema/テレビ朝日系)は観ていて、「ラップっておもろ!」とは思っていたんです。そんな時期に「THE FIRST TAKE」で「かつて天才だった俺たちへ」を初めてフルで聴いて、歌詞が刺さりました。

――具体的には、歌詞のどのあたりが?

岡田:サビですね。麻雀って我慢する時間が長いんですけど、「今だ!」という時にサビの〈時が来たらかませ〉という部分が頭のなかに流れます。あとは、〈I wanna be a 勝者/I wanna be a 強者〉も、麻雀に近い感覚があって刺さります。試合中の自分を燃えさせてくれるんですよね。普段は歌詞に注目して音楽を聴くことはそんなにないんですけど、この曲は歌詞と自分がフィットしている感じがします。

【MV】Creepy Nuts - かつて天才だった俺たちへ

――“人生を変えた”ポイントと言うと?

岡田:この曲を知って聴くようになったタイミングで、麻雀プロとして初めての公式タイトルを獲れたんです。なので、自分のなかでは転換点にある曲なんですよね。

――今でもよく聴いていますか?

岡田:大事な試合の前に聴いています。毎日聴くと運気が下がりそうなので(笑)、ここぞという時に聴くようにしていますね。

――では、人生を変えた楽曲の最後、4曲目を教えてください。

岡田:倖田來未さんの「Crazy 4 U」です。中学1年生か2年生の頃、誕生日にiPodをもらって、父親に「どんな曲を入れたい?」と聴かれた時に「倖田來未だけでいい」と答えたくらい好きでした。何にも媚びていないし、フリフリした感じが一切ないタイプの女性で、そこがすごくかっこよくて。「『NARUTO-ナルト-』の千手綱手みたい!」と夢中でした。当時のiPodには倖田來未さんの曲だけが100曲弱入っていて、なかでも印象に残っているのが「Crazy 4 U」です。

倖田來未-KODA KUMI-『Crazy 4 U』

――刺さるものがあったんですね。

岡田:歌詞の媚びない感じが好きで。低めのトーンの歌声も素敵で印象に残っていますね。

――この曲は、どんなふうに岡田さんの人生を変えたのでしょう?

岡田:この曲が、というわけではないんですけど、倖田來未さんをきっかけに聴く音楽の幅が広がったと思います。小学生の頃はずっと中国にいて勉強ばかりしていたので、日本に戻ってきた中学生の頃から本格的に音楽に触れるようになって、その最初のアーティストが倖田來未さん。そこから、いろんなアーティストを聴くようになりました。

――ちなみに、最近はどんなシチュエーションで音楽を聴くことが多いですか?

岡田:みんなと一緒にいる時ですかね。お酒を飲みながら、懐かしい曲を聴くことが多いです。最近だと、嵐ばっかり聴いていますね。今あらためて聴くと、嵐って自発的に聴いていたわけではない曲も歌詞を知っているんです。そういう曲って今はなかなかないので、思わず当時が懐かしくなります。あと、大学生の頃に聴いていたブルーノ・マーズやテイラー・スウィフトも最近また聴いています。「懐かしいなあ~」って。

――音楽を聴いて、懐かしむことが多いんですね。

岡田:それがいちばん多いですね、私は。音楽には、思い出を呼び起こす力があると思うんです。「こんなことがあったな」「あの子がカラオケで歌っていたな」って、いろいろな記憶が蘇るので。

岡田紗佳(撮影=茉那実)

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