モナキの快進撃はなぜ起きた? 酒井一圭、純烈で学んだ愛されるグループの条件「おヨネをセンターにすることをすぐ決めた」

酒井一圭、モナキの活躍を語る

M!LKへの大きな感謝ーー彼らがいてくれたから純烈もモナキも話題になってる

ーー何が起こるかわからないっていう(笑)。モナキに純烈が投影されているということも含め、モナキのプロデュースをするにあたっては、これまでの純烈での活動が大いに活きているということなんでしょうね。

酒井:めちゃくちゃ活きてますね。例えば、やっぱり高学歴やイケメンが好きな人が多いっていうことがわかるようになったのは、純烈で全国をまわってたから。イベントなんかでの写真撮影のとき、「はい、次の方どうぞ」とか「ありがとう! また来てください」みたいなことをやるのは僕の役割なんですけど、そのときはもうソムリエ状態というかね(笑)。「あ、この人は初めてだな」とかはもちろん、「この人は小田井さん推しやな」「この人は白川」「白川……友井……小田井……この人は俺やな」みたいなことがパッと見ただけで、その人の骨格を見ただけでわかるようになるんですよ、ほんまに。

ーーすごいスキルですね(笑)。

酒井:それがわかるようになったからこそ、多くの人が求めているものも理解できるし、逆に今の世の中にないものもわかるようになるというかね。純烈自体、当時の世の中にないものでしたけど、その活動の中でいろんなことを知ることができたから、じゃ今度は時代の逆張りみたいな感覚でモナキを作ってみようかなっていう。「みんながこっちに行くんやったら、じゃ俺は1人でこっち行きますわ」っていうことができるようになったのは、間違いなく純烈での経験が活きているからだと思いますね。

ーー時代の逆張りを攻める怖さはないですか?

酒井:それがないんですよ。何を始めるにしてもしくじったときのことを視野には入れているので、だったらやりたいことをやったほうがいいじゃないですか。世の中にもう存在しているものと似たことをやって失敗することのほうが怖いというかね。絶対に悔いが残ると思うから。ライバルがたくさんいる状況と、孤立してポツンと存在している状況であれば、後者のほうが手に取ってもらえる確率も高いですし。だから自分は「さすがに意味わからんやろ」ってぐらいのものを常に作っているつもり。純烈を始めた当初は、それでめっちゃブーイングも受けましたけどね。白川とか小田井さんファンからは、「なんでヒーローやってたかっこいい人をダサい世界に連れていくねん」みたいなこと言われたり。

ーー活動を地道に続けていく中で、そういった人たちにも受け入れられていったわけですよね?

酒井:いや、そういう人たちはたぶん受け入れてないんじゃないかな。まあでも、そういう対極の人たちがいることこそがエンターテインメントだとわかってはいましたからね。そこを知り尽くした上で、その世界を渡っていけるっていうのが自分のひとつの個性だったとは思います。怒られたりすることに対しての怖さもまったくなかったですしね。だから演歌や歌謡曲の世界で、先輩の方々にもズケズケ踏み込んでいったわけですから。作曲家協会に行って、「おっさん、何の曲作ってんの?」みたいにガンガン入り込んでいったり(笑)。みなさん重鎮なのは重々承知してるけど、こっちももう退路絶ってきてるから、そこで嫌われようが戦争になろうがおかまいなし。もう命預けるだけというかね。

ーーそういう人もなかなかいないでしょうから、逆におもしろがられたところもあるんでしょうね。

酒井:そうそう。「おまえ、おもろいな」みたいな感じで付き合っていただけることになったので、そこはすごく幸運やったなと思いますね。

ーーモナキのパフォーマンス面に関しては、どんなプロデュースを行っている感じなんですか?

酒井:パフォーマンス面、歌とかダンスとかに関しては最初から特に何かを課したりはしてないんですよ。オーディションの段階から歌うことは強要しなかったし、踊りを見た人はゼロでしたから。グループとして気に入ってもらえるかの判断基準は歌とダンスではないっていう考えだったんです。そっちが上手い人は世の中にいっぱいいますから。ただ、1年半くらいレッスンをし、いよいよデビューさせましょうって状況になったとき、これはえらいこっちゃと。グループとしての可能性がすごく見えたので、だったら絶対売れる曲を作らなあかんということで、それが「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」に繋がっていったという流れです。歌い上げる曲ではなく、ダンスミュージックになっていったのも自然な流れでしたね。

ーーそれが年齢問わず、幅広い人に受け入れられたと。

酒井:そうですね。そこはM!LKのおかげもありますけどね。M!LKこそ純烈の弟分ちゃんかっていうくらいですよ(笑)。今、TikTok見たらモナキとM!LKばっかりですからね。M!LKのメンバーには「金振り込みたいから口座教えてくれ」って言ってるくらい(笑)、ほんとに感謝してますね。彼らがいてくれたから純烈もモナキも話題になってるところはあると思うんで。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる