M!LK、今夜放送GP帯初単独冠バラエティで膨らむ期待 “真の国民的アイドル”になるために必要な3つの要素を考察
5人の色が集結する“お茶の間の定位置”のキープ
3つ目は、そんな5人の個性や人柄が1カ所で見られる場所を継続的に提供することだ。現在においては公式YouTubeチャンネルやSNSがその役割を果たしてはいるが、やはり現代でもテレビの認知拡大力は凄まじい。家族で「また今週も観よう」というコミュニケーションが生まれる場所――それこそが、GP帯(午後7時~11時のゴールデン・プライム帯)の冠レギュラー番組だ。SMAPも嵐も、人気にはやはりGP帯の冠番組の存在が大きかった。
M!LKもその大きなチャンスを掴みかけている。7月7日22時から放送されるグループにとってGP帯初の冠特番『M!LKの爆裂ミッション』(TBS系)である。全国の視聴者から募集した「M!LKにやってほしい・調べてほしい」という過酷なミッション”にメンバーが全力で挑むという内容だ。
オンエアに先駆けた囲み取材では、メンバーが口々に「レギュラー化を目指したい」と強い意欲を見せた。週1での「M!LK会議」や自分たちの活動を俯瞰YouTubeで試行錯誤してきた彼らは、高いセルフブランディング力やマーケティング的な嗅覚が備わっている。ここが勝負どころであることは、彼ら自身が誰よりも理解しているはずだ。
チームプレーを大事にする立ち回りは、これまでの地道なキャリアに裏打ちされた5人の阿吽の呼吸を感じさせる。そして何より、誰も不快にさせない安心感のあるトークやその空気は、未来が不透明な今の時代にこそ強く求められるものでもあると思う。国民的アイドルへの素養は申し分ないだろう。あとは、その優れた人間性とわちゃわちゃとした仲のよさ、ファンファーストの魅力が繰り返し伝われば、“お茶の間の新主役”への道は自ずと開かれるはずだ。
最後に少し、筆者の私的な記憶を振り返らせてほしい。2014年から2015年頃、M!LK結成当初のインタビューで、まだ10代中盤の彼らがキラキラと目を輝かせながら将来の夢を語っていたことを今でも鮮明に覚えている。「M!LKで『紅白歌合戦』の司会をやりたい」「ドームツアー!」と、まるで宝の地図を広げて、自分たちの未来の目的地に旗を立てていくように――。当時はその夢が現実になる根拠など何ひとつなかったが、それでも彼らは言葉にし続けた。結成から12年、激動の時代を踏ん張り、夢を信じ抜く力で、ひとつずつ未来を書き換えてきたのだ。
あらためて、そのひとつの到達点であり、新たなスタートラインと言えるのが、『M!LKの爆裂ミッション』だ。大げさではなく、この番組で巡ってきたこのビッグチャンスを掴めるかどうかで、M!LKの潮目が変わると言っていいかもしれない。M!LKを真の国民的アイドルへと押し上げる、ひとつの重要な転換期がまさに今なのだ。


























