NiziU、挑戦の先で見せた進化 デビューから現在までを笑顔と涙で辿ったアリーナ&ドームツアー
NiziU、これまでとこれからを提示した東京ドーム公演
日本中を虜にした衝撃的デビューから6年目を迎え、さらに輝きを増しているNiziUが5周年イヤーを締めくくる全4公演のドームライブを大阪と東京で開催。14日に開催された、約3年半ぶりの東京ドーム公演ファイナルでは、J.Y. Parkや西野カナが応援に駆けつけ、数々のサプライズに涙したメンバー。一生の思い出に残るステージとなった。
横一列、メンバーがステージに表れると東京ドームは大歓声に包まれた。ライブは3rd Album 『New Emotion』より「Happy day」でスタート。ポップなリズムに乗せて会場にはWithUたちのクラップが響く。ゴージャスでセクシーさも感じさせる、大人感のある雰囲気でライブの幕が上がった。
「ようこそ!最終日、盛り上がって行けますか!」とRIKU。WithUが掛け声を合わせた「♡Emotion」、タットダンスで魅せる韓国デビュー曲「HEARTRIS」と続き、スウィングジャズのサウンドも華やかなミュージカル調の「Love & Like」は、“THE CINEMA”にちなんで、映画撮影を行う風の演出で楽しませた。ウェイトレスに扮したAYAKAがトレイを落としてしまってカットがかかり「監督、もう一回いいですか?」、会場からの「いいよ!」の声で、本格的に楽曲がスタートする趣向。メンバーの貴重なエプロン姿や、最後に聴かせたNINAのエモーショナルなハイトーンが会場を高揚させた。
「We need U! 私たち、NiziUです」と恒例の挨拶に続けて、「最高の思い出の日にしていきましょう」、「会いたかったよ!」、「今日は皆さんを幸せにします!」など思い思いにコメント。そしてMAYAが「5周年を記念したドーム公演も早いことに今日が最終日。それぞれいろんな気持ちで迎えているこの日、特別な方が来てくれました!」と紹介して、客席のJ.Y. Parkにスポットライトが当たると会場が大歓声であふれた。そして「二十歳を過ぎたのだから、一度一人でやってみなよ」と促され、NINAがコール&レスポンスを行った。まずはどんなNiziUが観たいかを問いかけ、「じゃあ全部見せちゃおうかな。NiziUの映画のような世界に連れて行っちゃいます!」と言って、再びステージが展開された。
「SWEET NONFICTION」では、階段に座って映画のパンフレットを使った振り付けで楽しませ、WithUはメンバーの名前を叫ぶコールや掛け声を合わせて会場が一つに。一転「PRISM」や「That's Me」では、ビートに乗せてクールにラップを繰り出し、キックする振り付けやRIOの挑発するようなダンスでも魅せた。「RISE UP」では「東京声出していくぞ!」と声を掛けてセンターステージへと駆け出し、ステージには炎が噴き上がる。クールなボーカルとパワフル&ワイルドなダンスが、会場を魅了した。
ハードなダンスナンバーの連続に「暑すぎる〜」と言って扇風機を片手に、ワチャワチャとトークしたメンバー。そのままバラードコーナーへと突入。西野カナのカバー「Dear・・・」を披露していると、途中で後ろが開き西野本人が登場。どよめきと歓声で会場が沸く中、西野を囲むかたちで、切なくしっとりとしたボーカルを聴かせた。そして「LOVE BEAT (feat. NiziU)」では、軽快なユーロビートに乗せてパラパラ風振り付けを10人で披露した。「こんな記念すべき日に共演できて光栄。一生忘れられない日になりました」と西野。それを受け、「私たちも宝物の日になりました」(MAYA)。「みんなが『Dear・・・』を歌ってくれて鳥肌が立った」と話す西野に、「隣でRIOが泣いてて」とRIMA。RIOは「バレる前に乾いたと思ってたのに!」と、和やかムードで会場をほっこりとした空気で包み込んだ。
ソロコーナーでは、それぞれの個性あふれるパフォーマンスで魅せた。トップバッターMAKOは「Crystal」でワイルドにステージを展開。挑発的なダンスも繰り出した。AYAKAは「Dream with me」でタイトル通りのドリーミーな雰囲気。カラフルな衣装のMAYUKAはガーリーポップな「No Rules」を披露。
一転ミステリアスな雰囲気で魅せたMAYAは「Marionette」でダンサーにビルドアップされるなどのパフォーマンス。「Breathe In, Breathe Out」で高速ラップを決めたRIMAは、サングラスを投げるパフォーマンスに大歓声が沸く。NINAは「Spotlight」でマーメイドっぽい雰囲気。
RIOは「Eeny Meeny Miny Moe」でゴリゴリのダンスパフォーマンスを魅せ、ジャケットを使ったパフォーマンスで沸かせた。そしてRIKUは森の妖精のような雰囲気で「NO FEAR」を聴かせ、センターに駆け出す姿が爽やか。最後にMIIHIがピンクの花を咲かせた木々をバックに、ピンクのドレス姿で「ずっと....」を披露。スケールの大きなバラードが会場を温かく包み込んだ。
幕間の映像では9人がNiziUになるまでのストーリーが、本人たちの言葉と撮り下ろしの映像で展開され、オーディションの時の映像も差し込まれた。そして冒頭の映画館の映像に戻り、RIMAが「一緒に叫ぼう!」と語りかけ、ライブ後半戦がスタートする。
「What if -Japanese ver.-」ではメンバーが一人ずつ歌いつなぐ。後ろが開いてオーケストラが登場し、壮大なサウンドをバックに「9 colors」「Paradise」を歌い上げた。振り付けと共に魅せるキュートな楽曲やラップで聴かせるEDMナンバーはもちろん、切なさや温かさをしっとりと聴かせるこうした楽曲もNiziUの魅力。彼女たちが持つ“やわらかさ”と透明感あふれる美しい歌声が、会場を優しくふんわりと包み込んでくれた。
終盤戦を前にしたMCでは、イヤモニの中だけに聞こえてくるメンバー同士の声について「みんなの声って、なんでこんなに最高なの!それだけで泣ける」と言うRIKUに共感したメンバー。そんなやりとりからは、メンバー同士で声を掛け合い支え合いながら、5年間やって来たことが伝わって来る。またMAYAからは、「ソロ曲は次のアルバムに収録される」というネタバレもあり、「東京ドームで“スポ”できた!気持ちいい〜!」と、イタズラが大成功した時のような笑顔を見せる場面もあった。
「ここからはWithUの皆さんとこの5年間を、昔から最新まで駆け巡って行きます!」。ライブ終盤戦はメンバーがステージに散らばり、ヒットシングルを中心にメドレーで一気に会場を盛り上げた。「Step and a step」は軽快なステップと共にOKポーズを決め、「Poppin' Shakin'」は「行きますよ!」と声をかけて跳ねて歌い、「CLAP CLAP」では会場にWithUたちのハンドクラップと〈ヘイ!ヘイ!〉という掛け声が響き渡った。「Take a picture」では〈One〉〈Two〉と会場中でカウントを叫び、そして本編ラストにはNiziUを象徴する「Make you happy」を披露。イントロと共に会場に響くWithUたちのコールに続いて、「さあ行くよ!」と掛け声をかけて縄跳びダンス。東京ドームが一つになって、一緒に歌って踊って大満足で本編を締めくくった。
アンコールでは「LOVE LINE -Japanese ver.-」や「LOOK AT ME」などを歌いながら、トロッコとバルーンの二手に分かれ、ファンサービスで会場を盛り上げたメンバー。NiziUの公式キャラクター“NIZOO”のみんなも登場し、手を振ったりアイコンタクトを取ったりしながら会場を一周。Weniの耳を付けたMAKOは感極まってしゃべれなくなり「待って、一回泣かせてください」と言って、とりあえず号泣。落ち着いたところで「私たちNiziUを見つけてくれて心からありがとう」と言って、出会えた全ての人に向けて「これからも皆さんからの愛を倍にしてお返しします。感謝・感激・大感動です!」とコメント。
「一緒に活動し始めて7年、どんな時も一緒で、誰に何を言われようともこの9人が最強!」と語ったMAYAは、「そんな私たちについて来てくれるWithUはもっと最強です! 私たちの笑顔の源があなたたちです。私の“大好きだよ”という思いが伝わってくれたらうれしい。みんな大好きだよ!」と叫んだ。
AYAKAは「心の底から楽しかったと言える日でした。WithUのみんなも同じ気持ちだったらうれしい。この瞬間が永遠だったらいいなと思いながらパフォーマンスした。皆さんの心の中にNiziUが何十年後もずっとずっといてくれたらうれしい」とコメント。「Make You Happy」の歌詞を引き合いに、「本当にその通り。WithUのみんなもずっと幸せでいようね。約束だよ!」。
東京ドームをプレゼントの箱に見立てて「見て!私にはリボンが見えます。ここにいるみんなが最大のプレゼントです!」と話したRIMA。「これからどんな景色が見られるのかワクワクしながら活動したい。今日という日をお守りにして、次のステップに進んで行きたいです」とコメントし、会場全体で“わっぴーわっぴー”と声を合わせた。
「すごくありがたくて、こんなにたくさん愛してくれて、言葉にできないくらい感動しています」と涙ながらに語ったNINAは、「一生忘れられない、後悔の無い、楽しかったと思える公演にできた。この瞬間を一生忘れません」とコメント。最後に「今日幸せでしたか?」と問いかけ、返って来た大歓声に大満足の笑顔を見せた。
MIIHIは「どの瞬間を切り取っても楽しくて幸せで、“本当にいいの?”と思っちゃうくらい幸せでした」と切り出し、「いつも笑顔で送り出してくれるチーム、幸せを嚙みしめながら一緒にパフォーマンスできるメンバー、たくさん愛を伝えてくれるWithU。本当に愛されてるなって、しみじみと感じた。今日みんなと会えて幸せでした!」とコメント。
「言いたいことが多すぎて頭がまとまらない」と言うMAYUKAは、「今回のドームツアーは今までで一番不安や悩みが多かったけど、最強の9人で愛あふれた空間を作れて本当に良かったと思う。一人でも欠けたらNiziUじゃなくなる。これからも9人で、もっと成長して皆さんの愛に恩返しできるように頑張って行きたいです」。
RIKUは「終わってほしくないのが正直な気持ち。こんな素敵な景色が観られて幸せ。この景色がまた観られる日が来たらいいなと思う。むっちゃ言いたいことがいっぱいあるけど、きりがなくなりそうだから、ここは一言で愛を伝えたい」と言って、みんなから促されてセンターステージに行って、「WithU!世界で一番愛してるよ!」と地声でメッセージし、大歓声がそれに応えた。
最後にRIOは「感動して幸せすぎて、お腹いっぱい。大変なことやしんどいことがあっても、WithUのみんなには幸せになってほしい。みんなが笑ってくれるだけで、私にはもったいないくらいの空間。“幸せ”以上の言葉が欲しい」と笑いながら。「みんな大好き。ずっと幸せでいてね!」と言ってハートを作った。
その後ツアーを振り返る映像やWithUからのメッセージが上映され、さらに客席の全員で「誰も見たことのない景色をNiziUと一緒に見つけていく」と書かれたプラカードを掲げるという光景も広がった。そしてメンバーの家族からのボイスメッセージ、スタッフからの直筆メッセージなど、怒濤のサプライズ攻撃にメンバー全員肩を寄せ合ってガチ泣きするひと幕も。最後に感謝を込めて「I Need U!」と叫び、WithUへの思いを綴った「Need U」を歌い、3時間以上に及んだNiziUのTHE CINEMAはハッピーエンドを迎えた。(榑林 史章)