藤井 風、XG、Aooo、ブランデー戦記、w.o.d……『フジロック』初出演、国内アーティストの活況

 日本のロックフェスの先駆けであり、初回開催から29年を経た現在も独自のキュレーションで日本のフェスシーンを牽引する『FUJI ROCK FESTIVAL』(以下、『フジロック』)が今年も新潟県・苗場スキー場で開催される。7月24日から26日の3日間、今年も多彩なアーティストがジャンルを超えた音楽を届ける。世界各国のアーティストがクロスオーバーするラインナップが話題となる『フジロック』だが、その一方で国内アーティストについてもバラエティ豊かなラインナップとなっている。本稿では今年の『フジロック』に初出演する国内アーティストについて紹介したい。

Fujii Kaze(藤井 風)

Fujii Kaze - It's Alright [Official Video]

 7月25日のGREEN STAGEには、Fujii Kaze(藤井 風)が出演予定。先日開催された『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』では、藤井が昨年リリースしたアルバム『Prema』が最優秀アルバム賞を受賞。音楽フェスにおいては、4月にアメリカで開催された世界最大級の音楽フェスである『Coachella Valley Music and Arts Festival 2026』に初出演し、世界各国から訪れたオーディエンスに圧巻のパフォーマンスを披露するなど、その豊かな音楽性で愛と自由を広め続け、日本国内はもちろん世界でも活躍の場を着実に広げている。『Prema』を携えて日本国内3カ所のアリーナを巡る『Pre:Prema Tour』を7月から開催し、10月からはアジア、ヨーロッパ、北米を巡る『Prema World Tour』を開催する予定だ。『フジロック』への出演は『Pre:Prema Tour』の期間中ということもあり、ワンマンライブに匹敵するパフォーマンスに期待出来そうだ。

XG

XG - ROCK THE BOAT (Official Music Video)

 同じく7月25日にはXGがWHITE STAGEに出演予定。XGといえば6月6日にイギリス最大級の音楽フェスティバル『Capital’s Summertime Ball 2026』に日本人グループとして初出演という快挙を成し遂げたばかり。また5月25日にはアメリカで開催された米3大音楽賞のひとつ『American Music Awards』に招待され、日本人アーティスト史上初となるレッドカーペットに登場する快挙を果たすなど、海外でも圧倒的な支持を集めている。2月から開催中のワールドツアーはアジア、オーストラリア、北米、中南米、ヨーロッパを巡る大規模なものとなっており、こちらも『フジロック』への出演はツアー期間中となる。日本から世界に進出するのではなく、最初から世界を基準として活動してきたXGのクールで洗練されたワールドクラスのパフォーマンスを、世界有数のロックフェスである『フジロック』で体感してほしい。

Aooo

Aooo/ポラリス -Official Music Video-

 7月26日にはAoooがRED MARQUEEに出演予定。メンバーそれぞれが個人としての活動・キャリアを持つスターバンドでありながらも、小さなライブハウスから着実にその名前を広めてきたAoooが、いよいよ『フジロック』という日本トップクラスのフェスに挑む。5月には全国のZepp5会場を含むライブハウスツアー7公演に加え台北、ソウルといった海外公演も成功に収め、11月には自身初となる日本武道館公演の開催も発表。6月3日にリリースした2ndアルバム『Rooom』は、ギターロックを軸としつつも、同期やシーケンスを取り込んだことでこれまで以上にポップなサウンドに昇華され、さらに開かれた1作となっている。ロック然とした熱を帯びたバンドサウンドとメンバーのキャリアに裏打ちされたポップセンスが光るAoooのサウンドが、国内だけでなく海外でも注目を集めるのは必然であり、ロック/ポップの両シーンに新しい風を吹き込む快進撃が苗場から始まる予感がする。

ブランデー戦記

ブランデー戦記 - もういらない(Official Music Video)

 7月25日には、同じくRED MARQUEEにブランデー戦記が出演予定。『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』の最優秀ニュー・アーティスト賞にノミネートされだだけでなく、最優秀オルタナティヴ楽曲賞にも「赤いワインに涙が・・・」、そしてラジオ特別賞 Radio Rising Artist of the Yearにもノミネートされるなど、多方面から評価される期待のニューカマーであるブランデー戦記。そのオルタナティヴなギターサウンドとボーカル・蓮月による気だるさと透明感の同居する歌唱、そして文学的な歌詞が打ち出す新しい世界観は、近年世界各国から『フジロック』に訪れている、いわゆるインバウンド層も撃ち抜くだろう。今夏は『フジロック』の他に『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』などの大規模フェスだけでなく、スピッツによる主催イベント『有明サンセット 2026』にも出演が決定。秋からは自身最大規模となるワンマンツアー『BRANDY SENKI TOUR 2026』を開催予定など、上半期以上にますます勢いに乗るブランデー戦記の2026年下半期に向けた、音楽の狼煙が苗場の空に打ち上がりそうだ。

w.o.d

w.o.d. - RISE [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

 同じく7月24日のRED MARQUEEにはw.o.dが出演予定。1990年代のグランジやオルタナティヴ・ロックといったサウンドを現代の感覚でアップデートした「ネオ・グランジ」を鳴らすw.o.dは、5月23日に新曲「RISE」をリリースしたばかり。歪んだベースリフを軸に構築された3ピースの無骨なグランジサウンドとキャッチーなメロディが印象的な「RISE」はw.o.dの新しい代表作、アンセムになる予感で満ちている。今夏は『フジロック』の他にも『京都大作戦』や『NUMBER SHOT』、『SWEET LOVE SHOWER』といった大型フェスに多数出演予定。

 他にも2人組インストゥルメンタルバンド・シャッポや2人組ポップデュオ・Bialystocksなど、注目の初出演国内アーティストも目白押しの今年の『フジロック』。特に今年は、海外でも着実に支持を拡げているアーティストが数多くラインナップされており、国内のファンはもちろん海外から訪れているオーディエンスにも国内アーティストの魅力が伝播するような3日間になりそうだ。広大な大自然の中、ジャンルレスなアーティストによるライブを楽しみ尽くしてほしい。

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