増田貴久「すべては延長線上にある」 衣装デザインの哲学、NEWS・ソロのライブ衣装へのこだわりに迫る

増田貴久、ライブ衣装へのこだわり

 NEWSの増田貴久が、プロデュースプロジェクト『TAKAHISA MASUDA × ZOZOTOWN』を始動し、満を持して初のファッションブランド『Yellow by TAKAHISA MASUDA』を立ち上げた。今回リアルサウンドでは、都内で開かれた発表会の直後に、クリエイターとしての新たな一歩を踏み出したばかりの彼にインタビュー。音楽とファッションが融和する衣装デザインの哲学から、ソロライブで「ほぼスカートを履いていた」という自身のスタイル、そして「すべてが地続き」と語る俯瞰的な視点まで、じっくりと話を聞いた。(編集部)

ライブ衣装と私服の決定的な違いは“着やすさ”

――先ほど自身初となるファッションブランド『Yellow by TAKAHISA MASUDA』の発表会を終えましたが、いかがでしたか? 実際に販売されるという実感も湧きましたか?

増田貴久(以下、増田):実感、湧きましたね。「いよいよ今日からなんだ」というワクワクとドキドキが込み上げてきています。自分のブランドの発表会って緊張しますよね。ドラマの発表会とか、CDを出しますみたいな発表の時とかよりも、もっと恥ずかしかったです(笑)。

――今回のプロデュースを通して、新たな気づきはありましたか?

増田:洋服が本当に好きで、だからこそ譲れない部分もあったりしました。色々打ち合わせをしている中でもこだわり始めちゃって。気づきで言うと、改めて「自分は本当に服が好きなんだなあ」と思いましたね。

――服が好きすぎるがゆえに、これまで手掛けられなかった、というところもあったんですか?

増田:そうですね。中途半端にそこに踏み出すには、自分にとって大きすぎる壁でした。

増田貴久(撮影=渡辺彰浩)

――増田さんはNEWSのライブ衣装を10年以上手掛けられていますが、ライブ衣装と今回の『Yellow by TAKAHISA MASUDA』のアイテムを作る上での違いは、具体的にどのような部分がありましたか?

増田:デザイナーのお友達と話したりしていると、音楽とファッションは昔の方がもっと繋がっていたのがわかるんです。ロック系と言われるパンクなファッションとか。「この人と言えばこういう格好」とか、昔の方がそういう印象が強かったと思っていて。ライブの衣装は生地感や光、そして色、あとは視覚的な印象を考えて作るんです。実際に私服で着ることを考えると、どれだけ着やすいか、ストレスなく優しい素材がいいかなと思って、ゆったりしたシルエットで『Yellow by TAKAHISA MASUDA』は作っているんですけど、ライブの時はピタピタで動きづらいけど「これがかっこいいんだ!」と思って、メンバーには「ごめんね……」と思いながら着てもらったりしているので、違いは結構あるかなと思います。

――先ほど会見でも「お客さんが見てくれた時に景色の一つとして洋服が印象的なものになる」とおっしゃってましたもんね。

増田:そうですね。赤いスーツだったり、キラキラの衣装とか、後で思い返した時にわかりやすく口で説明できるようなデザインの方が記憶に残ると思うんです。そのシーンや景色を思い出した時に、1枚の写真のように衣装が残ったらいいなと。それくらい強い印象のものを作りたいという思いがありますね。

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