目黒蓮と『午後の紅茶』が描く3年間の軌跡 CMの変遷から探る新たな表情、ブランドと築いた幸福な絆
5月19日から、Snow Man 目黒蓮が出演する『キリン 午後の紅茶』の新CM「はじまりの午後」篇がオンエアされている。紅茶文化の聖地とも言えるイギリスで撮影された同CMでは、目黒が街を散策したり、紅茶を片手にひと息ついたりする姿を披露。カットの合間には、さまざまな国や地域で紅茶を楽しむ人々の様子も映し出されており、紅茶が世界中で愛されている飲み物であることを感じさせる内容になっている。
目黒が『午後の紅茶』のCMに出演し始めたのは、2023年6月放送の「夏の午後が長いわけ」篇から。同CMでは、海辺を舞台にどこかノスタルジックな世界観が描かれており、“青春感”のある爽やかさが印象的だった。そして、2024年には企業と直接契約を結んだことが話題となり、目黒は自身のInstagramで「本当に感謝しています」「今後も僕にできることを、まっすぐ向き合って頑張っていきたいと思います」と長文で熱い思いを綴っていた(※1)。
直接契約後の2024年4月には、世界的な紅茶の産地・スリランカを走る紅茶列車で旅をする「紅茶列車に乗って」篇が公開。異国の風景を楽しむような姿を見せたほか、自身のInstagramでも別バージョンとなる「紅茶の聖地」篇を投稿し、「午後の紅茶が新しくなります」と紹介していた(※2)。
さらに同年夏には舞台を日本国内へ移し、6月に海から上がった目黒が紅茶とともにリラックスした時間を過ごす「ゆっくり溶ける午後」篇、11月に目黒が雪だるま役を演じ、少女との交流を描いた「雪だるまの夢」篇が公開された。2025年に入ってからも「春の午後の出会い」篇、「夏の影」篇、「奇跡の前夜」篇とシリーズは続いており、「奇跡の前夜」篇では「夏の影」篇のCMソングを担当したMrs. GREEN APPLEとの共演も実現。どのCMも大きな話題を呼び、“目黒蓮×『午後の紅茶』”の組み合わせは、もはや季節の恒例企画のような存在感を放っている。
こうして振り返ると、同シリーズではさまざまな“目黒蓮”の表情が映し出されてきたことに気がつく。たとえば、初出演となった「夏の午後が長いわけ」篇はナレーションが少なく、学生時代の回想シーンや、ふとした表情を切り取る演出が印象的だった。そこには、青春映画を観ているような“演じる目黒蓮”が存在していたのではないだろうか。一方で、最新作「はじまりの午後」篇から感じられるのは、より自然体に近い空気感だ。イギリスの街並みの中を歩き、紅茶を飲み、人々と同じ時間を共有する姿は、役を演じているというよりも“素の目黒蓮”が旅をしているような印象に近い。さらに目黒以外の人々が映るシーンも多く、目黒が『午後の紅茶』の世界に溶け込んでいるような感覚を覚える。この空気感は、2023年から長くブランドに寄り添ってきたからこそ生まれたものなのかもしれない。
また、“爽やかさ”の変化も興味深いポイントだ。目黒といえば以前から爽やかなイメージを持たれることが多いが、同シリーズではその爽やかさにも幅があることがわかる。たとえば、「ゆっくり溶ける午後」篇や「夏の影」篇には、“青春感”、“キラキラ”、“少年っぽさ”といった言葉が似合う。一方で、「はじまりの午後」篇から感じるのは、“落ち着き”や“大人っぽさ”といった空気。柔らかさはそのままに、どこか余裕を感じさせる佇まいへと変化していると言えるだろう。
Snow Manとしても、俳優としても、さまざまな経験を重ねてきた目黒。その変化が、『午後の紅茶』という長く続くCMシリーズの中にも少しずつ表れているのだろう。だからこそ、このシリーズは単なるCMに留まらず、“その時々の目黒蓮”を映し出す作品として多くの人の印象に残り続けているのかもしれない。
※1:https://www.instagram.com/p/C4NNUb6Lcmt
※2:https://www.instagram.com/p/C8A_bhRyWCP