'97,Kids、DeNeel 中野エイト、EVE OF THE LAIN 惣田航平「対バンは間違いなく勝負」 それぞれが目指すロックバンドの在り方

’97,Kidsが全国6カ所で行うツーマンツアー『SUPER SONIC』が5月27日からスタート。同ツアーにはACE COLLECTION、QON、WORSTRASH、DeNeel、EVE OF THE LAIN、RED in BLUEが出演する。
リアルサウンドでは、’97,Kidsの3名とDeNeel 中野エイト、EVE OF THE LAIN 惣田航平のバンド鼎談を企画。ほぼ同世代の彼らがどのように出会い、刺激を受け合ってきたのかーー『SUPER SONIC』の前哨戦として、三組の関係性が伝わるインタビューをお届けする。(編集部)
ちょっとバチってた気がするーー3バンドの出会いは?

ーー今回、集まっていただいた’97,Kids(略称:キューナナ)、DeNeel、EVE OF THE LAIN(略称:イブオブ)という3バンドの出会いはどんな形だったんですか?
惣田航平(以下、惣田):キューナナとはDeNeelが先に出会ったんよな。
中野エイト(以下、中野):そう。下北沢SHELTERの対バンで。去年の10月?
Taisei Kino(以下、Taisei):11月っすね。7月って思ってたら知り合いに11月だよって言われて。調べてはないんですけど。
中野:調べろよ! ふわっとあやふやにしやがって。あ、ここは使わんといてください。お説教おじさんみたいに思われるんで(笑)。
Taisei:あははは。エイトくん、最年長ですからね。
¿?shimon:年齢が徐々に下がってってるッスよね。96(中野)、97(キューナナ)、98(惣田)で。
惣田:そうだね。俺は98年生まれ。

ーーSHELTERでの対バンは去年の10月7日みたいです。
中野:10月やった(笑)。そこでキューナナとは仲良くなったんですよ。打ち上げとかも出て。マイキも俺も後半らへんよく覚えてないけど(笑)。
マイキ:なんかよくわかんないメキシコ人と飲んでましたよね(笑)。キューナナに対してはどんな印象でした?
中野:もちろんバンドとしての存在は知ってたけど、なんか見た目がね、アレじゃないですか。普通の人じゃないっていうか(笑)。
マイキ:それはお互い様ですけど(笑)。
中野:みんなパンチ強そうな顔してるから、こんな砕けた仲になると思ってなかった。¿?shimonは最初、思ったよりもシャイだったよね。すっごい消え入りそうな声でしゃべってて。「アレ、消えた⁉」みたいな(笑)。
¿?shimon:そうッスね。人見知りなんで(笑)。エイトくんとは打ち解けるまでちょっと時間かかったかも。その後、会う回数が増えるごとにだんだん仲良くなっていった感じ。
中野:そうだね。でもさ、¿?shimonの感じを見て、「あ、キューナナって実はいい人たちなのかも」と思った。
マイキ:そうッスか? DeNeelに対しては気持ち、ちょっとバチってた気がする。俺だけかもしれんけど(笑)。やっぱ男同士の対バンだと、「今日のイベントで絶対俺らが一番になってやる!」みたいな気持ちがあるじゃないですか。だから、最初に挨拶するときも、変にへりくだったりはしないというか。
中野:いや、そういう気持ちはもちろんあるけどね。
¿?shimon:だいたいライブ前よりも、ライブ終わった後の方がいろいろしゃべるもんね。
マイキ:そうそう。始まるまでは気持ちがギュッとしてる感じはあった。
Taisei:でも僕、あの日はたっつん(DeNeelのベーシスト、龍野リョウヤ)とライブが始まる前からおちんちんの話してたけどね。
中野:あかんあかん! このメンバーでその流れ作ると、全部下ネタのインタビューになるぞ。最悪やぞ、そうなったら(笑)。
Taisei:あははは。僕はほんとにDeNeelはすごくいいバンドだなって思いましたよ。かっけーなーって。
中野:それは俺らもそう。ライブがよかったり、曲がよかったりすると、もっと知りたいなってなるやん。それがあったから今回、キューナナの対バンツアーにも出るわけだし。
マイキ:いやー本当に嬉しいわ。
Taisei:僕ら、仲いいバンドがマジ少ないんスよ。
¿?shimon:うん、少ないね。
中野:何でなん、それ?
Taisei:僕がこんなナリしてるからじゃないですか(笑)。
¿?shimon:パンチ強そうやから(笑)。
中野:パンチ強そうやねん、ほんまに。


ーーイブオブとキューナナはいつ出会ったんですか?
惣田:僕は元々、TikTokを見てキューナナの存在は知ってたんですよ。曲もめっちゃいいなって思ってた。でも、この人たちとは一生出会うことはないんだろうなって(笑)。
全員:(爆笑)
惣田:見た目的にイカつい3人が音楽やってんなと思ってて。マイキくんのこともYouTubeで以前から見ていたんだけど、キューナナのメンバーだってことは全然知らなかったし。で、今年の1月に初めて対バンで会ったんですよ。その日はDeNeelも一緒だったんですけど。
中野:うん、いたね。
惣田:キューナナはDeNeelと仲良さそうにしてたから、俺らも仲良くなれるかもなとは思った。でもやっぱりパンチ強そうな3人だったからね(笑)。
マイキ:イブオブのことは俺もめっちゃ気になってたんですよ。だからDeNeelほどバチバチした空気は出してなかったかもしれない(笑)。
惣田:俺らがライブしてる様子をマイキくんは真剣に見てくれたもんね。「わ、いい人だなー」と思った。
マイキ:たぶんDeNeelと仲良くなれた経験が、他のバンドと仲良くなるのはステキなことだって教えてくれたからだと思う。
中野:ってことは、俺らが初恋?
マイキ:はい(笑)。
Taisei:DeNeelが最初の女っすね。
マイキ:イブオブとは、「ずっと対バンしたかったんです!」「いや俺らもです!」みたいな件があって。それでグッと仲良くなれた気がする。
Taisei:今、思い出したけど、マイキがイブオブからドラムのペダルを借りたんよ。ツインペダルを持ってきてなくて。
惣田:そうだそうだ。うちのドラム(齋藤大河)が貸したんだ。
¿?shimon:っていうかドラマーがペダルを持ってこないって何なの(笑)。
Taisei:この人、スティックしか持ってきてないから。
¿?shimon:たまにスティックすら持ってこんときあるからね。
中野:ヤバイヤバイ(笑)。
マイキ:やっぱ自分の機材でしか叩けんやつは二流やね。
全員:(爆笑)
惣田:忘れ物したことをいいように言ってない? 大丈夫? でもそれがあったから、打ち上げのときにめっちゃ喋れたところはあった。人って見た目だけで判断しちゃダメだなと思いましたよね(笑)。最終的に俺らとキューナナだけになったから、ほんとにいろんなこと喋ったもんね。
Taisei:そうそう。DeNeelはしれっとすぐ帰ったから(笑)。
マイキ:確かに、そのおかげでイブオブとはめっちゃ仲良くなれたね。
中野:俺らがおらんおかげで?
マイキ:そうそう(笑)。たぶんDeNeelがおったら、DeNeelとばっかりしゃべってたと思う。でもさ、イブオブは全員年下だと思って話してたんだけど……。
中野:あー、大河くんか。トラップやな(笑)。
マイキ:そう。大河くんって顔がめっちゃ若いからタメ口で話してたら、「俺、実は年上だよ」って言われて。でもまあ、そこまでいったらもう関係ないと思って、そのまま貫き通しましたけど(笑)。それでより仲良くなれたのかも。
Taisei:そこは大河くんに聞かなわからんけどね(笑)。
¿?shimon:大河くんの大人の余裕が優しく包み込んでくれただけかもしれん(笑)。
ーーちなみにDeNeelとイブオブの関係は長いんですか?
惣田:去年の3月に大阪で初めて対バンしたのがきっかけですからね。そんなに長いわけでもないです。DeNeelのライブはほんとにかっこいいんで、出会った3カ月後にはもう大阪でツーマンしてました(笑)。
中野:早かったよねー。ソッコーでツーマンに呼んでくれて。そこでガッツリ仲良くなれた。イブオブとは音楽性もけっこう合うんですよ。人間の種類的にも似てるような気がするし。
惣田:そうそう! マジでそう。
ーーこの1年ちょっとの間に出会った3組とは思えないほど、みなさん仲がいいですよね。
惣田:確かに。キューナナと出会ったのは今年やもんね。
Taisei:この3バンドの間には何か引き寄せるものがあったんでしょうね、ほんとに。
マイキ:でもだいたい彼女ってそう言いますよね。「こんな仲良くなれたのが信じられない!」みたいな。たぶん、あと1年もすればケンカし始めると思う(笑)。
惣田:倦怠期が来たりしてね(笑)。




















