'97,Kids、DeNeel 中野エイト、EVE OF THE LAIN 惣田航平「対バンは間違いなく勝負」 それぞれが目指すロックバンドの在り方

’97,Kids、DeNeel、EVE OF THE LAIN鼎談

中野&惣田が語る、’97,Kidsの三者三様の魅力

ーー中野さんと惣田さんは、キューナナの魅力をどう感じていますか?

中野:楽曲がとにかくめっちゃ好きなんですよ。キューナナって、ネガティブなことをポジティブに歌ってくれるじゃないですか。そこがステキだなって、すごく思う。自分の感覚と近い部分もあるし。

マイキ:え、そうなんですか? 実はネガティブ?

中野:僕もだいたいネガティブなことをポジティブに歌いたい人なんですよ。明るい曲にネガティブな歌詞を当てたりするし。そういう楽曲の魅力を担う根幹はTaiseiなのかな?

マイキ:そうっすね。キューナナの曲は7割ぐらいTaiseiが作ってるんで。

中野:Taiseiの人柄が曲にすごい出てるよね。で、それを大事にしてるバンドもステキだなって思う。いい奴らだなーって(笑)。しかも、キューナナは3人とも個人で何でもできるじゃないですか。そんな3人があえてバンドとして集まってるってところも、めっちゃいいなって思う。

惣田:うん。僕も、3人ともちゃんと違う色を持っているところがキューナナの大きな魅力だなと思う。見た目からして強いし(笑)。あとは、ちゃんとお客さんに向き合ったライブをしているところも大好き。一方的に投げかけるのではなく、ちゃんとキャッチボールを求めているんですよね。だからこそ、キューナナのライブを見てるとほんとに楽しい気持ちになれるんですよ。そこも3人の人柄ゆえだとは思うんですけど。

マイキ:いやー嬉しいな。普段、下ネタしか話さないのに(笑)。

¿?shimon:なんかドキドキしてくるね。しらふでこんなに褒められることないけん(笑)。

Taisei:こんなにキューナナのことをちゃんと見てくれているとは。

中野:ただ「トーキョーナイトダンサー☆」の最後だけはちょっとね。アレ、何?

マイキ:あははは。僕らバンドなのに、あの曲の最後にはカラオケを流して踊るだけのパートがあるんですよ(笑)。僕もTaiseiも演奏しないで、ピョンピョン踊ってるだけ。対バンイベントのときなんかは、あの曲のときにDeNeelもイブオブも勝手に飛び入りしてくれるんですけどね。

中野:おい! 勝手に飛び入りしてくるとか言うな! おまえらが誘ってるんだよ。事前に楽屋来て、「あの曲で出ますよね?」みたいな。俺ら自分のライブ終わったばっかで息ゼェゼェしながら、「あ、じゃ出ます」みたいな(笑)。ほんま、なんなんアレ!

マイキ:逆に、DeNeelのステージに僕らを呼んでくれることを期待してるんですけどね。

中野:いや、俺らの曲に踊るだけのパートはないから(笑)。

¿?shimon:めっちゃしっとりしたところに乗り込んでもいいですし。

惣田:キューナナはこれずっと言ってるからね。怖いよ。いつ来るかわからん。マジで(笑)。

ーー今回のキューナナ主催対バンツアー『SUPER SONIC』で、そういったステージ上でのコラボレーションが実現するとおもしろそうですよね。

マイキ:あー、確かに!

¿?shimon:ツーマンやけんね、実現できそう。

Taisei:それほんとに相談したかったんですよ。せっかくツーマンやしさ、お互いの曲をやりあうとかできたらいいですよね。いやッスか?

¿?shimon:ちょっとめんどくさい?

中野:いや、お前らの曲って難しいから(笑)。

惣田:まあでも何かできたらおもしろいよね。キューナナの曲をやるなら、ちゃんと俺らっぽくやりたい気持ちはある。

Taisei:あー、アレンジを変えて。いいッスね。

ーー今、中野さんと惣田さんにキューナナの魅力を話していただきましたが、キューナナとしてはどんなことを大事にしながら楽曲制作やライブ活動をしていますか?

Taisei:僕らが一番大事にしているのって、自由さなんですよ。ライブなんて、ほんとにガチャガチャですから。

マイキ:うん、ほんとガチャガチャ。カラオケ流すし(笑)。

¿?shimon:とにかく自由に、自分たちのやりたいことやるみたいなところに重きを置いて活動はしてますね。

マイキ:やっぱロックンロールって自由なものだと思うんですよ! ギターの音を歪ませて、かっこいいことを歌う。そんなロックの教科書に沿うこと自体が自由じゃないですからね。だから本気で自由なことをやってる俺らが一番ロックなんです! ライブでカラオケ流すのもロックンロールです!

ーーネガティブなことをポジティブに届けるとか、お客さんに寄り添ったライブをするとか、そういった部分に対しては意識的なんですかね?

Taisei:いやー考えてやったことなかったなあ。まず僕らが楽しくないとお客さんも楽しくないよねっていう気持ちがあるので、自分らが楽しめるかどうかだけは常に考えてますけどね。自分らが楽しければ、自然とお客さんもついてきてくれると思うので。

マイキ:キャッチボールじゃないやん。ドッジボールやった(笑)。

中野:あははは。キューナナが勝手にボール投げてたんだ、ずっと。

¿?shimon:そうッスね。でもずっと投げてたら、ちゃんと投げ返してくれるようになったっていう。

Taisei:あ、投げたボールって返ってくるんだ、みたいな(笑)。

ーーでは、DeNeelというバンドの魅力についてはどう感じますか?

マイキ:バンドとしてかっこいいのは大前提としてありますよね。その上で、僕ら的にありがたいのは、自分らのファンとは違った層に繋げてくれる役割をしてくれている気がして。DeNeelは激しさを持ちつつも、オシャレでもあるバンドなので、そのオシャレな部分を好んでいる層に僕らを繋げてくれるというか。単体で僕らがオシャレ系な人たちの前に出たら、絶対合わないと思うんですよね。

中野:ああ、ジャンル的なグラデーションが作れるっていうかね。

マイキ:そうそう。一緒のイベントに出たりすると、DeNeelがそういう存在になってくれるから、すごくありがたい。

¿?shimon:僕はDeNeelのライブがめちゃくちゃ好きッスね。何がいいかって言葉にするのは難しいんですけど、エイトくんの魂を感じるパフォーマンスがほんとにかっこいいんですよ。こないだフルのライブを見せてもらった後、LINEしましたもん。「めちゃくちゃかっこよかったです!」って。

中野:いやー照れますね(笑)。めちゃくちゃ嬉しい。

マイキ:演奏もみんな上手いしね。ほんとにレベルが高い。

Taisei:うん。僕はほんとギターが下手ですからね。練習するのはロックじゃないと思ってやってないだけなんですけど。今までの人生で、努力を一度もしたことがないんで。

全員:(爆笑)

惣田:キューナナ、大丈夫(笑)?

マイキ:でもTaiseiは最近、ボイトレに行き始めたけどね。

¿?shimon:あははは。バラされた(笑)。裏ではめっちゃマジメにやってますから。航平くんに「あの声ってどうやって出すん?」とか聞きよって。

Taisei:あははは。演奏面はもちろん、ライブに関してもDeNeelには刺激をもらってますね。これはイブオブもそうなんですけど、とにかくライブの構成、組み立てが上手いんですよ。お客さんとの対話が大事だなっていうことを教えてもらったところもあって。DeNeelとイブオブに出会って以降、ライブでのコール&レスポンスを増やすようにしたところもあるんですよね。

ーー惣田さんはDeNeelの魅力をどう感じてます?

惣田:みんなが言っているように、まず演奏が上手い。そして曲がいい。ちょっと嫌いになりそうなくらい(笑)、どれもクオリティが高いですから。ライブに関しては、楽しさと伝えるという気持ちがちゃんと両立してるところがいいですよね。僕らもそういったライブを目指しているので、すごくシンパシーを感じます。似たものを感じたからこそ、どんどん好きになっていたんだと思います。

中野:いや、俺もイブオブやキューナナのライブを見て、めっちゃ勉強になってるところはあるよ。この3バンドで共通してるところは楽しいライブをするところだと思うんだけど、うちはそこに熱狂も混ぜたいんだよね。楽しさと熱狂が混然一体となった状況を作りたい。自分は欲しがりだから、人間の持ちうる感情を全部かっさらいたいんですよ。興奮しすぎて発狂するとか、感動しすぎて声が出ちゃうとか、そういう人の騒めきみたいなのをライブハウスの中で起こしていきたいんだよね。それがイブオブやキューナナにも伝わってたんだなと思うと、すごく嬉しいです。

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