新着MVランキング:「ray 超かぐや姫!Version」首位 夏吉ゆうこ×早見沙織が歌い上げる不朽のメロディ
MV Chart Forcus
毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした音楽関連の新着動画から上位10作品/楽曲を取り上げ、ランキング化&レビューしていく連載「MV Chart Focus」。5月1日〜5月7日のウィークリー新着のTOP10は以下の通り(※1)。
1位:かぐや(CV:夏吉ゆうこ)&月見ヤチヨ(CV:早見沙織)「ray 超かぐや姫!Version」THE FIRST TAKE
2位:ILLIT「It’s Me」MV
3位:Snow Man「BANG!!」Performance Video
4位:大森元貴「催し」MV
5位:BABYMONSTER「춤 (CHOOM)」MV
6位:BE:FIRST「Rondo」Special Dance Performance
7位:CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」韓国版MV
8位:宇多田ヒカル「パッパパラダイス」MV
9位:M!LK「It’s only LOVE」from『M!LK 11th Anniversary Day~爆裂11時間生配信~』
10位:MISIA「ラストダンスあなたと」MV
今週取り上げるのは、首位を獲得したかぐや(CV:夏吉ゆうこ)&月見ヤチヨ(CV:早見沙織)「ray 超かぐや姫!Version」の「THE FIRST TAKE」でのパフォーマンス映像だ。『超かぐや姫!』はNetflix独占配信のアニメーション作品として今年1月に公開。VOCALOIDやVTuberカルチャーを、作劇にも音楽にも織り込み大きな反響を集め、その後期間限定で劇場公開も決定。その話題性から公開規模や期間も拡大することになった。
「ray 超かぐや姫!Version」は同作のエンディングテーマ。原曲「ray」はBUMP OF CHICKENが2014年にリリースしたもので、初音ミクをフィーチャーしたバージョンがリリース当時話題になった。「超かぐや姫!Version」では、エレクトロニックなサウンドを取り入れた原曲を踏襲しつつ、バンドサウンド的な要素や起伏に富んだメロディアスな展開を流麗なストリングスも交えつつ、スマートにアップデート。物語への没入度を高めたTAKU INOUEのアレンジは、トラックメーカーやアレンジャーとしての近年の活躍を裏付ける手腕が光る。
今回ランクインしたのは、前述の通り「THE FIRST TAKE」でのパフォーマンス。もはや説明不要の白の背景とマイクを前に、かぐや役の夏吉ゆうこと月見ヤチヨ役の早見沙織が一発撮りの歌唱を繰り広げる。「THE FIRST TAKE」の性質上、パフォーマンス自体は飾り気がなく、決して派手なものではない。そのぶん、ライブパフォーマンスのスペクタクルに代わって、クローズアップが捉える表情や細かい動きがいっそう生々しく感じられる。早見の安定感あふれる歌唱もさることながら、夏吉の細かい手振りや笑顔もとても印象的。「THE FIRST TAKE」では各アーティストが2週間ほどのスパンで2曲公開するのが通例になっているので、もう1曲のパフォーマンスにも期待が高まる。
ところでちょっと驚くのが、「YouTube Music Charts」同ランキングはここ1カ月ほどM!LKの「好きすぎて滅!」と「爆裂愛してる」が1、2位を占めていること。それ以前も、今回の「ray 超かぐや姫!Version」のように新着MVが一週だけ首位を奪取することもあるけれど、ずっとM!LKがトップ3に入り続けているのだ。そもそも順位の入れ替わりがダイナミックに起こるタイプのチャートではないとはいえ、この勢いは凄まじい。近年稀に見る“売れ”だろう。
※1:https://charts.youtube.com/charts/TopVideos/jp/weekly