いれいす、すたぽらに続くネクストブレイク! クロノヴァ、挑戦の連続で覆す2.5次元アイドルの常識

 近年若年層を中心に絶大な人気を獲得する、歌唱動画投稿やリアルライブを中心に活動する2.5次元アイドルグループ。「2.5次元アイドル」とは、インターネット上では顔を出さずキャラクターやイラストの姿で歌、ダンス、配信などを行い、リアルライブでは顔出しをしてパフォーマンスをするアイドルのこと。一般的には歌い手グループと認識され、呼ばれることも少なくない。日本武道館ワンマンやアリーナツアーなどを実現させたグループ・いれいすらが所属するVOISING発の2.5次元アイドルグループ・クロノヴァが、2ndアルバム『Rise of Re:Virth』を4月8日にリリースした。

 2024年3月のデビューから今春で活動2周年の節目を迎えたクロノヴァ。いれいす、すたぽらとは異なり、過酷な2.5次元アイドルグループオーディション「VOISING THE NEXT PLAYERS」を経て結成された本グループは、さまざまな面において従来の歌い手グループとは一線を画す存在となっている。グループ名・クロノヴァ(Chrono▷◀Reverse)に込められた「歌い手グループの常識を“覆していく”」という信念の通り、従来のシーンにはない形式や特色を複数兼ね備え、界隈に“一石を投じる”存在である点もグループの大きな魅力だろう。

 そんなクロノヴァの特徴のひとつが、グループ内における2チーム制での活動だ。リーダー・かなめを筆頭に甘夢れむ、しゃるろの3名による「白組」、リーダー・ARKHEを筆頭にしの、うるみやの3名による「黒組」が基本体制。本格3Dモデルの運用に代表される、チャレンジングな体勢から生まれる楽曲や動画企画は、いずれもシーンの常識を覆すための“挑戦心”に溢れている。

2.5次元アイドルシーンの常識を覆す音楽面での挑戦

 界隈の他グループと同様、クロノヴァも大きくグループの入口となるコンテンツは二つ。ひとつが歌ってみた動画やオリジナル曲といった音楽である。歌い手グループを標榜する通り、メンバー個人の活動も含めこれまで数々の歌唱動画を投稿してきたクロノヴァ。中でもこの2年間でリリースされてきたグループオリジナル楽曲には、彼らのこれまでの軌跡や活動のスタンスが如実に表れた挑戦的な楽曲も複数存在している。

 グループの出発点となったデビュー曲「Antitype」や、1周年記念曲「HEXAGRAM」など。活動の座標点となる作品からも窺えるように、従来の歌い手グループと比較した際、やや重厚感あるビートミュージックを主軸とする点も、クロノヴァがシーンの“特異点”たる所以のひとつとなる。これまでシーン内では、明るくキラキラとしたポップソングやエンタメ感あるキャッチーなサウンドのナンバーがグループオリジナル曲の主流となっていた。しかしクロノヴァの楽曲は、それらとやや距離のあるK-POPやHIP HOP要素を取り入れることに挑戦し、クールかつスタイリッシュな独自のカラーを確立した。

【MV】Antitype / クロノヴァ【新人歌い手グループ】
【MV】HEXAGRAM / クロノヴァ【1周年曲】

 さらにFAKE TYPE.からの提供も話題になった「Order × Chaos」の洒脱なテイストや、ファン投票によるオリ曲総選挙初回で1位に輝いた「propaganda」のドープなムードからも、そんなグループの挑戦が窺えるはず。光ではなく闇、陰にスポットを当て、ともすればシーンの邪道・カウンターを行く音楽性。だが、そんな尖った彼らの個性に魅入られているリスナーもおそらく多いに違いない。一方で、だからこそカルチャーの王道である「宇宙侵略♡ぬいトピア」のようなポップナンバーも、より強烈な異彩を放つ魅力的な曲として大勢の元に届いているのではないだろうか。

【MV】Order × Chaos / クロノヴァ【FAKE TYPE.書き下ろし】
【MV】propaganda / クロノヴァ

最新のテクノロジーを活用した度肝を抜く動画企画の数々

 そしてクロノヴァに触れるもうひとつの入口として、やはりYouTubeの企画動画も欠かすことはできない。歌唱のみならず動画制作や演技といった特技をはじめ、多忙な社会人経験を持つ者、現役大学生、関西出身など、メンバーは各個人が多彩な一面を持つ面々ばかり。そんなグループのバラエティ豊かな一面が見られる動画も楽曲同様に挑戦の歴史があり、通常のYouTube動画のほか、YouTubeショートの縦型投稿からも多くの新規ファンを獲得している。

 企画内容はもちろんのこと、AI活用やVR動画といった時代の最先端技術を活動初期から積極的に取り入れている点も挑戦的だ。歌い手らしい音楽×AI活用でエンタメ性を生み出した企画「ラブレター人狼」や、VRCを活用しつつ一世代前の人々にも刺さるパロディで多彩な層から支持を集めた「”未成年”の主張」動画、また同様にVRを活用したシチュエーションと普段の関係性ありきで成立する辛辣なやりとりも視聴者の笑いを誘った「メンバー討論」動画など。また「【界隈初】俺たち、「宇宙」に行きます。」という企画では、スペースバルーンにメンバーのマスコットとカメラを装着して、宇宙に飛ばすという奇抜な企画を実行。見事、高度30km地点まで飛ばし、地球の青さと丸さをファンに見せることに成功した。互いへの信頼が根底にあるからこその強烈なメンバー間、コミュニケーションも、クロノヴァの企画動画の大きな魅力のひとつと言える。

【界隈初】俺たち、「宇宙」に行きます。【重大告知あり】【Chrono▷◀Reverse】
【ラブレター人狼】届け、君への愛の歌。本気のラブレターをAIに歌わせたら想定外の事態に...
「歌い手って呼ばれるのやめたいです!」俺たちの主張を聞いてくれ...!【"未成年"の主張】
【修羅場】最期に言い残すことはあるか?討論したら大喧嘩になりました

 そんな日常的に垣間見える一面があるが故に、ステージ上でパフォーマンスする彼らの輝きはより一層眩しいものとして映る。直近では「第1楽章に、終止符を」をキャッチフレーズとして、記念すべき2周年のタイミングで新たなフェーズへの活動移行を示した彼ら。その施策のひとつとなる「3Dお披露目配信」動画にて、立体的かつ滑らかなモーションの3D姿を披露。イラストをそのまま表現したようなスタイリッシュな3Dビジュアルは、衣装の細部までもが高いクオリティで再現されていた。その姿での躍動感あるパフォーマンスから、クロノヴァが持つ確固たる“前進の決意”を画面越しにひしひしと感じた視聴者も多かったに違いない。

【2周年】新生クロノヴァ始動。壊そう、前に進むために。【3Dお披露目配信】

2ndアルバムを携えて新たな挑戦=初のホールライブへ

 そんなグループのネクストステージを象徴するもののひとつが、今回4月8日にリリースされる2ndアルバム『Rise of Re:Virth』だ。これまでの2年間の軌跡をたどった集大成であると同時に、今後の躍進をも予感させる全13曲で構成された本作。アルバムタイトルを冠したリード曲「Rise of Re:Virth」などのグループ曲に加え、白組黒組の各チーム曲やメンバー6人全員のソロ曲も収録された聞き応えある一作ともなる。

【MV】Rise of Re:Virth / クロノヴァ

 グループは今年、春~夏にかけて初のライブツアーを開催することを発表。東名阪3カ所を巡り、グループ史上初のホール公演へと挑む。歌い手グループシーンの常識を疑い、新風を巻き起こすためのスクラップ・アンド・ビルドな挑戦を、今まさに行い続ける彼ら。そんなクロノヴァの挑戦を、ぜひ彼らの気概が詰まった新アルバムとともに見届けてみてはいかがだろうか。

【全曲視聴動画】Rise of Re:Virth/クロノヴァ【2ndアルバムXFD】

■リリース情報

クロノヴァ『Rise of Re:Virth』
発売中
形態:初回生産限定盤[白]/ 初回生産限定盤[黒]/ 通常盤
価格:初回生産限定盤[白]3,300円(税込)/ 初回生産限定盤[黒]3,300円(税込)/ 通常盤 2,750円(税込)
品番:POCS-22057(初回生産限定盤[白])/ POCS-22058(初回生産限定盤[黒])/ POCS-22059(通常盤)
収録曲:初回生産限定盤 全9曲+インスト9曲 / 通常盤 全13曲
特設サイト:https://rise-of-revirth.chronoreverse.com/

公式サイト:https://chronoreverse.com/

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