『超いきものがかりフェス』Day2:“繋がり”が生んだ感動 ゆず、鈴木雅之、TOMOO……世代を越えた仲間と奏でた20周年の喜び

いきものがかり 終演後インタビュー

ーーいきものがかり初のフェス開催となりましたが、特にこだわったと感じているところと、そこへの手応えはいかがですか。

水野良樹(以下、水野):様々なゲストの方々に来ていただけることが決まった時に、『いきものがかり meets』などの企画に参加してくださったアーティストもいたので、実際に曲を通して繋がるような表現ができたらいいなと思いまして。「ステージでどうやってご一緒できるかな?」っていう部分はかなりこだわりましたね。上白石萌音さんとの「帰りたくなったよ」では、上白石さんが『meets』でやってくださったサウンドを、いきものがかりのサウンドと混ぜ合わせるみたいなアレンジにしたり。「笑顔」をwacciの橋口(洋平)くんと僕で歌わせてもらうとか。吉岡が歌わないバージョンっていうのも、こういう機会じゃないとなかなかできないですから。そういう“繋げる”試みは楽しかったです。

吉岡聖恵(以下、吉岡):私はとにかく冷静に、楽しんでいこうと思ってやりました。例えば槇原敬之さんだったら、私たちとトオミヨウさんと本間昭光さんの5人でのアコースティック編成でやってみたりしましたけど、そういうアレンジャーさんとアーティストさんと自分たちっていうマッチングにすごく面白さを感じながら歌えました。子供の頃から聴いていた槇原さんの透き通った歌声が自分の声と重なっているっていう奇跡を、なんとか平静を保とうとしながら噛み締めて……。フェスが終わってみて、やっとこれから「こんなにすごいことが起こったんだな」って実感していくんじゃないかと思います。

 あと、ゆずさんに憧れて買ったタンバリンを、「これ使っていい?」と言ってライブ中に使ってくれて。先輩のそういう粋な姿勢の中にも発見がありました。ここから私たちもいろんな経験をして、心持ちを新たに歩んでいきたいなっていうフレッシュな気持ちになれたのがすごく嬉しかったですね。

水野:バカリズムさん、ナインティナイン 岡村隆史さん、ロバート 秋山竜次さん、ベッキーさん、村上信五(SUPER EIGHT)さんなど、いろいろな番組で出会ってきたスーパースターのタレントさんや芸人さんに出演いただけたことも、本当に信じられなかったですね。バカリズムさんと一緒に作った曲も、まさか2人でステージで歌えるとは思っていなかったですし。岡村さんは、ご病気されていた時に僕たちの「ありがとう」をすごく励みにしていただけたみたいで。そういう宝物のような繋がりの中で生まれた空間でした。

吉岡:昔からずっと見ていた岡村さんが、私たちのフェスで三輪車に乗って開会宣言をしてくれるなんて……こんな未来を誰が想像していたでしょう(笑)。こちらこそ励みにさせていただきます。

水野:他にも「コイスルオトメ」ではアイナ・ジ・エンドさん、「帰りたくなったよ」ではマーチンさん(鈴木雅之)の歌唱の仕方に吉岡が刺激を受けて、普段やらないフェイクが出てきたりしていたよね。「帰りたくなったよ」でフェイクなんてしたことなかったと思うし。JUJUさんのああいう大人な雰囲気も僕らには出せないなあって思ったりとか。自分たちだけでライブをやってると気づかない手法とか輝き方とか、そういうものを目の前で見せてもらったことは、たぶん今後20年の活動をしていく上で、とてつもない経験になるのかなって思います。

ーーいきものがかりのライブとしては、普段とどんな違いがありましたか?

水野:どれも違っていて、まず段取りが多かったから頭パンクしてました(笑)。僕らは一生懸命やるしかなかったんですけど、そういう初めての挑戦をデビューから20年経った今やっているってことに意味があるなと思うし、幸せなことだなって思いますね。

吉岡:そうだね。刺激いっぱいの21年目の始まりになりました。

ーーフェスを終えてからは47都道府県ツアー『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2026-2027 超全国あんぎゃー!! 〜47都道府県ぐるっと日本一周しまSHOW!!〜』がスタートします。どんな意気込みがありますか。

吉岡:16年前にやらせていただいて以来、人生二度目の47都道府県ツアー。まずこれが本当にありがたいことで。美味しいものを各地で食べつつ(笑)、全県しっかりまわりますので、本当にみんな来てください。ホールだからこその近さを楽しみながら、一緒にライブを作りましょう! お待ちしています。

水野:“THE いきものがかり”なライブにしたいと思って今準備をしているんですけど、“THE いきものがかり”っていうのが何なのか、いい意味でわからなくなってきていて。『超いきものがかりフェス』の2日間があったことで、「いきものがかりってどういう存在なんだろう?」っていうのを改めて考えさせてもらっているから、その問いにちゃんと答え続けようとして頑張っていくことが、これからの僕らにとって大事なことだなと思うんです。その頑張りを見せられるような47都道府県ツアーにしたいですね。改めて20年間ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします!

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