稲垣吾郎が表現者に向けるリスペクトの眼差し 「僕も憧れる」“先生”と慕う真飛聖との10年来の絆
稲垣吾郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『THE TRAD』(TOKYO FM)3月16日放送の15時台に、真飛聖がゲスト出演した。
#真飛聖 セレクト❗️
宝塚歌劇団
思い出の音楽特集❗️
(@matobu_staff)OnAir List 🎶
M1:EXCITER !!(1) / 宝塚歌劇団・真飛聖
M2:愛の告白 / 宝塚歌劇団・真飛聖
M3:愛のプレリュード / 宝塚歌劇団・真飛聖&蘭乃はな📻https://t.co/WRGn3T5wc4#THETRAD #稲垣吾郎 #山本里菜 #TOKYOFM pic.twitter.com/XciqzLkVCT
— THE TRAD (@THETRAD_TFM) March 16, 2026
真飛が同ラジオへ出演するのは、2020年の草彅剛主演映画『ミッドナイトスワン』公開時、2023年の稲垣と7年ぶりの共演作となった舞台『多重露光』上演時に続き、今回で3度目。稲垣が「(『THE TRAD』に出たときのことを)覚えてたんですか、ちゃんと?」とつつくと、「私は覚えていたんですけど、吾郎さんが『え、そうだっけ?』ってさっきおっしゃいましたよね」と真飛から切り返しも。そんな冒頭のやり取りだけでも、ふたりの息の合いぶりが伝わってきた。
稲垣と真飛は、稲垣が初めて出演したミュージカル舞台『恋と音楽』(2012年)で初共演。以降、ドラマや舞台で何度も共演してきた縁深い仲だ。稲垣曰く真飛は“歌の先生”とも呼べる存在。この日の放送では、初ミュージカルを支えてもらっただけではなく、SMAPのパフォーマンスについても相談をしていたと明かされた。「『Mistake!』をちょうどCDで出すときに『なんだこのむずかしい曲!』って言って教えてくれたじゃん」と懐かしむと、真飛も「楽屋でね。『この音程ってどうなの?』って、いっしょにリズム刻みながらね」と思い出話に花が咲いた。
番組では、「宝塚音楽特集」と題して、真飛による思い出の宝塚歌劇団の音楽を紹介。なかでもいちばんに取り上げられたのが、真飛が花組トップスター時代に歌っていた「Exciter!!」だった。真飛が「やっぱりこれは吾郎さんも大好きな」と解説すると、稲垣からも思わず笑いがこぼれる。「真飛さんから〈Exciter!!〉って聞きたいのよ!」と前のめりに。
稲垣がここまで「Exciter!!」に熱を上げる理由は、かつてファンから「Exciter!!」のCDをもらったことがきっかけ。そこからすっかりハマってしまったという稲垣は、この曲を楽屋で大音量でかけていたという。とはいえ、これからヒロインを演じようという真飛の前で「テンション落ちるよね、絶対ね。わかってはいたんだけどさ」と少し反省してみせる稲垣に、「ちょっとイジワル吾郎が出た感じですね」と屈託なく答える真飛の気さくさがまた心地よい。
「早く聴こうよ!」と稲垣が急かす形で曲が流れる展開も笑いを誘ったが、曲の終わり際にはもうひと騒動が。アシスタントの山本里菜があらためてタイトルを読み上げると、真飛が囁く決めゼリフの〈I'm Exciter!!〉と被ってしまったのだ。すると、すかさず稲垣が「最後の聴けなかったじゃん、今!」とダメ出し。さらに、稲垣が〈I'm Exciter!!〉と真似してみせると、今度は真飛が「ちょっとさ、バカにしてる(笑)?」とツッコミを入れてさらに盛り上がりを見せた。
「アイドルとか長年やってきた僕ですら、こんな男っぽいエキサイティングな楽曲ってないもん。僕も憧れる」と真飛の男役を大絶賛。稲垣は、真飛から男らしい仕草として「座り方とか。肘かけるときに脇の下に卵1個分あけるとか」とポイントを教えてもらったのだと力説するも、真飛から「私そんなこと言ってた?」と拍子抜けのコメントが。すると、「言ってた!」と反論。歌だけでなく、男性的な所作まで教えてくれた“先生”だったことも明かされた。
さらに「うれしい、また真飛さんと『Exciter!!』聴けて!」という稲垣の熱意に押されたスタッフが、もう一度〈I'm Exciter!!〉の部分を流すという粋なはからいも。先ほどはしっかり聴けなかった山本から「かっこいい〜!」と歓声が上がり、稲垣が「ほら!」と得意げに。そんな稲垣のチャーミングなやりとりに真飛も笑いが止まらなかった。
多忙なスケジュールの合間をぬって、お互いのステージに足を運んで観劇しているという稲垣と真飛。今年の4月からは、真飛が新国立劇場にて舞台『ガールズ&ボーイズ』に挑戦すると聞き、「必ず行く」という稲垣。しかも、初のひとり芝居であることを踏まえて「今まで見たことない景色、見えるね」と声をはずませると、真飛と稲垣が口を揃えて「見えちゃうよ〜!」と言い合い、さらに「これ終わったら『Exciter!!』やってくれるの?」と稲垣が真飛にリクエストする流れにまた笑いが広がった。
ふたりの飾らないトークに、「これ(ラジオで)流れちゃってるんですよ、吾郎さん。大丈夫ですか、私たち!」と真飛が少しだけ不安げになると、稲垣は「まあまあまあ、大丈夫。編集すれば!」と生放送ならではのジョークで和ませたのは、稲垣のラジオDJとしての頼もしさを感じる一幕でもあった。
終始、和気あいあいとした雰囲気のなかでも、最後には「すごいものに絶対なると思うから、頑張ってください。楽しみにしています」と表現者としてのリスペクトを感じられるエールを真飛へ送った稲垣。できれば真飛に再びゲストとして登場してもらい、観劇した稲垣の感想とともに、新しく“見えた景色”について語り合ってほしいところだ。そして、歌と所作の先生と生徒でありながら、ともに高め合う同志のような稲垣と真飛が、再び新たな作品で共演する日も楽しみにしている。

























