嵐が乗るバスは走り続ける 最後の楽曲、「Five」に込めたまっすぐなメッセージを読み解く

嵐、「Five」に込めたメッセージを読み解く

大野智もブランクを感じさせない歌声を響かせる

 グループ活動休止中は、ソロ活動を行ってきたメンバーたち。個々にアイドルの枠を超えた活躍ぶりで、これぞ大活躍というほどだった。芸能活動を休止していた大野も、ブランクを全く感じさせない透明感のある伸びやかな歌声を響かせ、にこやかに、そして心底“嵐”という場所を楽しむような姿を見せる。彼らがわちゃわちゃと戯れる姿には、個々の活動時とはまた違った表情があり、「ああ、嵐だ」「This is 嵐だ」と思わず染み入るような気持ちになる。懐かしさよりも愛おしさが勝り、心の置き場が見つかったような、安堵に似た感覚になった。

 バスを降りてからの場面では、より一層の愛らしさが刻まれる。大野を皮切りに相葉、松本、二宮、櫻井とそれぞれが先頭に立って歩いたり、それぞれのソロパートを4人が盛り上げたり、バスからひょこっと顔を出したかと思えば、揃って仰向けに寝そべってみたり。メンバーの個性がありつつも、5人の揃い方にはグループのまとまりも感じられる。

 メンバー5人が肩を組む後ろには、雲一つない青空が広がる。そんな清々しい景色も含めて、隅々まで嵐の世界観があった。どの場面を切り取ってもドラマチックで、そこに彼らの軌跡を重ねてみることで、またより一層深みのあるストーリーになる。

 どこまでも続く長い長い道。広大な自然と青空と嵐の5人。そんな様々なシーンが象徴するように、嵐ならではのアットホームな時間が流れ、歌声や表情をはじめ、場面ごとの雰囲気も含め、嵐だからこその世界観で、ファンやリスナーの気持ちと視線をぐっと引き上げてくれる。

 MVのラスト、前方から陽の光を感じながら“5”を掲げ、嵐が乗るバスは走り続ける――。そのシーンからも、彼らの真っ直ぐさと、とても前向きなメッセージが伝わってきた。

 嵐として最後のライブツアー『ARASHI LIVE TOUR 2026「We are ARASHI」』がいよいよ3月13日から幕を開ける。寂しさはあれど、最後の最後までファンを大切に思う彼らの気持ちが伝わってくるだけに、嵐の5人が揃って行うライブツアーの完走と成功を祈らずにはいられない。

※1:https://x.com/arashi5official/status/2015621115327160602
※2:https://x.com/arashi5official/status/2026582947911053614
※3:https://www.oricon.co.jp/news/2440274/full/
※4:https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/159195/2

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