乃木坂野球部、『WBC』企画で見えた可能性とは? 黒見明香ら6人体制で広がる野球観戦との接点
『2026 ワールドベースボールクラシック』(以下、『WBC』)の開催に際して、乃木坂46の乃木坂野球部が新たな動きを見せている。『WBC』がNetflixで独占配信されることにあわせて、乃木坂野球部がPR企画に参加することを発表したのだ。あわせて、小川彩、瀬戸口心月、長嶋凛桜が新たに加入し、金川紗耶、黒見明香、柴田柚菜を含めた6人体制で活動していくことも明らかになった。
「タッチ」応援ダンス動画公開、黒見明香は2024年にベースボールリポートも展開
第一弾として公開されたのは、稲葉浩志がカバー歌唱するNetflix大会応援ソング「タッチ」を使った応援ダンス動画だ。ここで見えてくるのは、今回の企画が単なる突発的なコラボではなく、乃木坂野球部がこれまで積み重ねてきた活動の流れの中にあるということである。
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そもそも乃木坂野球部が始動したのは、2022年12月。YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」の企画としてスタートし、久保史緒里を筆頭に黒見、柴田、向井葉月が、元プロ野球選手の里崎智也から直接指導を受ける動画が公開された。さらに2023年には金川が加入し、同年の32ndシングル『人は夢を二度見る』に収録された「Never say never」を乃木坂野球部のメンバーで歌唱することになった。部活動として始まった企画がユニット曲としても形になったことは象徴的で、グループ内の一企画として生まれた乃木坂野球部が、少しずつ活動の幅を広げていったことを感じさせる出来事だったと言えるだろう。
実際、2023年には『「eBASEBALLプロスピAリーグ」2023シーズン』のスペシャルサポーターに就任し、「Never say never」は大会応援ソングにも起用された。ここで見えてきたのは、乃木坂野球部の活動が、球場での観戦だけにとどまらず、ゲームや配信といった広がりも持ち始めたということだ。野球そのものを深く知るファンに向けた発信というよりも、普段はアイドルを入り口にさまざまなコンテンツを楽しんでいる人たちに、野球に触れるきっかけを届けてきた。乃木坂野球部は、そうした役割を少しずつ担ってきたのである。加えて、黒見が2024年に「ABEMAベースボールリポーター」に就任し、ABEMAの野球公式YouTubeで特別企画『黒見明香のABEMAベースボールリポート』を展開してきたことも見逃せない。メジャーリーグベースボール(MLB)の魅力を伝えるリポート企画に加え、中継でのゲスト出演や、“黒見ノート”を片手に『WBC』の名場面を解説するような発信まで含めて、乃木坂野球部の活動がグループ内企画にとどまらず、個人の仕事へと繋がっていることを示している。
今回のNetflixでの『WBC』独占配信において興味深いのは、野球に詳しくない人にも入りやすい導線が作られたことだ。『WBC』は世界的にも注目を集める大きな大会であり、その熱量の高さは言うまでもない。一方で、ルールや選手をよく知らない人にとっては、「すごい大会なのはわかるけれど、どのように観ればいいのかわからない」と感じやすい面もある。そこで「タッチ」のように幅広い世代に知られた楽曲とダンスをフックにすることで、まずは大会に興味を持つきっかけが生まれる。しかも、それを届けるのが、これまで野球好きとして活動してきた乃木坂野球部のメンバーであることは大きいだろう。






















