7人で始まった“TAGRIGHT”という挑戦ーー初ステージで証明した確かな覚悟、はじまりの瞬間を振り返る

オリジナル曲やONE OK ROCK・あいみょん・SUPER BEAVERのカバーも披露

 中盤には、メンバーそれぞれが“現在の自分自身”を表す1曲を歌唱披露するコーナーも設けられ、それぞれの個性が際立つ時間となった。ラップ担当の前田と若松は、この日のために2人で制作に挑んだオリジナル曲「Hit it up」で会場を盛り上げる。小林は、合宿中にAile The Shotaの前で披露したACE COLLECTIONの「約束のしおり」を、ジェイはONE OK ROCKの「Wherever you are」を披露し、メンバーとファンの心をあたたかく繋いだ。岸波は自身で初めて作詞作曲したというオリジナル曲「Snowflake」を得意のピアノ弾き語りで挑戦し、今井はあいみょんの「マリーゴールド」にファンへの想いを込める。西山は、プロジェクトへの覚悟と歌詞が重なったというSUPER BEAVERの「人として」を選曲し、その真っ直ぐな歌声に涙するファンの姿も見られた。

 ラストを飾ったのは、新曲「Rain on me」。TAGRIGHTにとって初のラブソングをスタンドマイクで歌い上げ、本編は幕を閉じた。アンコールでは、客席を歩きながらファンと交流し、初めてのイベントを終えた。

 最終公演の挨拶で、プロジェクトを中心となって進めてきた西山は、「ひとつ前のオーディション(『timelesz project』)ですべての思いをかけて挑戦したんですけど、夢に一歩届かずで。あと何ができるかなと思った時に、その先が見えなくて」と涙ながらに振り返る。そして、「ここから長くずっとみんなと、メンバーとRIGHTIE(TAGRIGHTのファンの呼称)と続けるためには、まだまだ壁が大きくあると思うけど、僕たちが折れたら絶対終わりだと思うから。すべての方々にずっと感謝をしつつ、前に進んで行けたらいいなと思います」と語った。

 西山の言葉が象徴していたように、このプロジェクトが映してきたのは、答えを選ぶための場ではなく、弱さを抱えたままでも、同じ未来を信じ続けようとする者たちの姿だった。初のイベントを終えた7人の表情は、前を向いて次の挑戦へ進もうとする確かな意志と希望に満ちていた。

 それぞれの個性と、支えてくれる人々への感謝を胸に、7人がこれからどんな“正解”を積み重ねていくのか。TAGRIGHTの物語は、ようやくここから本格的に走り出す。

TAGRIGHT、ゼロから仲間を探した半年間の答えーー共に過ごす時間が生んだ変化、“7人”に辿り着くまで

『timelesz project -AUDITION-』に参加したことで話題のトモキとダイスケによるボーイズグループ結成プロジ…

TAGRIGHT「たくさんの歴史を作っていきたい」 7人で本格始動、timelesz 原嘉孝・猪俣周杜から祝福の言葉も

西山智樹・前田大輔によるボーイズグループ結成プロジェクト・TAG SEARCHから誕生したTAGRIGHT。本稿では、1月6日に…

関連記事