East Of Eden、メンバーソロインタビュー×5! 珠玉のバラードロック「The weight of choice」と見つめる現在地

 East Of Edenの2026年は、珠玉のバラード「The weight of choice」から幕を開けた。北山宏光が主演を務めるドラマ『AKIBA LOST』(日本テレビ系)の主題歌のこの曲は、壮大なロックバラードだ。

 今回、リアルサウンドは「The weight of choice」のMV撮影の裏でインタビューを遂行。Ayasa(Vn)、MINA(Ba)、湊あかね(Vo)、MIZUKI(Dr)、Yuki(Gt)、メンバーそれぞれにじっくり話を聞かせてもらった。5通りの視点、5つのソロインタビューから、今のEast Of Edenの姿を受け取ってほしい。(編集部)

East Of Eden / The weight of choice [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

Yuki「さらなる飛躍が求められる、勝負の一年だと思っている」

Yuki(Gt)

――最初に「The weight of choice」を受け取った時、どんな印象を受けましたか?

Yuki:実は、最初のデモの段階ではもっと激しい曲調だったんですよ。そこから何度かやり取りを繰り返していくなかで、現在のバラード調に落ち着いて。バラードをリード曲に切るのかという意外性も強かったですが、何より聴いていて胸にくるものがありましたし、今後のライブでも映えそうだなって思いました。

――確かに、これまでシングルやリード曲としてバラードを発表したことはなかったですものね。

Yuki:私自身、これまでの音楽活動を通してもバラードのリード曲は初めてなので、すごく新鮮です。

――そういう楽曲のなかで、ギターの役割として演奏面で心がけたことは?

Yuki:今回はギターソロもなく、ひたすらバッキングに徹しています(笑)。しかも、この曲では7弦ギターを使っていてかなりローが出ているので、ずっしりとした重みで下から支える感じを意識して演奏しました。そういう意味では、ベース的な役割をしていることが今回のポイントかなと思います。

――そういうベーシックなプレイのなかで、Yukiさんなりの色の打ち出し方に関してはいかがでしょう。

Yuki:やっぱり自分自身を表現できるっていうところで、最も色を出しやすいのはアンプから出す自分の音ですかね。もちろん曲によって多少変化はあるものの、自分のなかで「これがYukiの音のイメージ」という確固たるものがありますし、それを打ち出していくことが自分らしさに繋がっていると思います。

――なるほど。East Of Edenは前作の「Our Fate」や今回の「The weight of choice」と、テレビドラマの主題歌が相次いでいます。タイアップ曲はそれ以外の楽曲と比べて、East Of Edenを知らなかった人たちのもとにも届く可能性を秘めていますが、こうした広く届くであろう楽曲を制作するうえで意識するポイントって何かありますか?

Yuki:タイアップのある/なしによって制作するうえでの違いはないんですけど、ドラマの主題歌としての役割はもちろん、ドラマとの相性が重要になりますし、まずはちゃんとその物語に寄り添った楽曲になるように仕上げようと心がけています。たとえば、ギターが目立ちすぎることで物語の持つ世界観を壊してしまわないようにするとか、そういうことは意識しているかもしれません。

East Of Eden / Our Fate [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

――East Of Edenはメンバーそれぞれが技巧派であり、派手なプレイをフィーチャーする曲も少なくありません。ですが、「The weight of choice」ではそういった演奏を極力抑え、歌をじっくり届けることに注力しているように感じました。

Yuki:そこが今まさにお話した「ギターが目立ちすぎることで物語の持つ世界観を壊してしまわないようにする」ということに繋がるのかな、と。でも、だからといってEast Of Edenらしさは失われていないと信じています。

――この曲、これからのEast Of Edenにとってどういうポジションの曲になっていくんでしょうか。

Yuki:バラードということで、今までEast Of Edenを聴いたことがなかった人にとっても入口になりやすい曲になるかもしれませんし、ライブにおいてはセットリストにおいて変化をつけるのにちょうどいい楽曲だと思うんです。それこそ、あかねさんの歌をめちゃくちゃ聴かせるタイプの曲ですから、大きい会場でもすごく映えそうですし、これからライブでも積極的に演奏していきたいですね。

――あらためて2025年を振り返れたらと思うのですが、Yukiさんにとって昨年はどんな一年でしたか?

Yuki:East Of Edenとしても2024年末にMINAちゃんが加入したこともありましたし、レーベルを移籍して初めてのフルアルバムをリリースしたり、そのツアーを携えての春ツアーもあったりと、新しい自分たちを見せていくぞと意気込んで臨んだ一年だったのかな。そんななかで、私は妊娠6カ月で国内ツアーや上海公演にも参加することができたのも嬉しかったですし、そのあとは産休でしばらくお休みをいただいたりしたものの、復帰後は韓国公演にも行かせてもらえて。まずは、メンバーやスタッフの皆さんに産休中もよくしていただいて、すごくいい環境のなかで過ごすことができましたし、だからこそ安心して10月に復帰することができた。その後もタイアップが立て続けに決まったりと、みんながEast Of Edenを進化し続けてくれたことに感謝を感じた一年でした。

――2026年は「The weight of choice」のリリースに続き、新たな全国ツアー『East Of Eden Spring Tour 2026 ~ Growing ~』も控えています。今年はどんな一年にしたいですか?

Yuki:今年はEast Of Edenにとってさらなる飛躍が求められる、勝負の一年だと個人的には思っているんです。でも、だからといってあまり気張りすぎるのもよくないので、一つひとつの活動を楽しみながら、皆さんにかっこいい音楽やライブを届けていくことに全力を費やしたいです。

――では、ギタリストとしての抱負はいかがでしょう。

Yuki:ちょうど今、機材周りを新しくしようと思っていて。最近、EDWARDSの7弦ギターを手に入れまして、そのギターにはBOSSのGK-5っていうギターシンセ用のピックアップが搭載されています。その7弦ギター1本でストラト(キャスター)やレスポールの音を出せるようなセッティングにしたり、そういった機材面での変化が2026年はいろいろありそうな気がします。そのなかで自分らしい音を追求しつつ、あまり凝り固まらずにいろんなことに挑戦して、ギタリストとしての幅をもっと広げていきたいなと思っています。

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