『EIGHT-JAM』選出で注目、Furui Rihoとは何者? 現代の閉塞感を吹き飛ばす歌声、ゴスペルに根ざした音楽の力

 1月11日に放送された音楽番組『EIGHT-JAM』(テレビ朝日系)にて、恒例企画「プロが選ぶ2025年のマイベスト10曲」が発表された。蔦谷好位置、いしわたり淳治、川谷絵音という音楽業界のトップランナーが、自身の選んだ楽曲を紹介。その中で蔦谷が第9位に選出したのが、北海道出身のシンガーソングライター・Furui Rihoの楽曲「Hello」だった。

『EIGHT-JAM』絶賛の背景、15年のゴスペル経験と確かな作家性

 紹介VTRでFuruiの名前が出てくると、川谷も「いいっすよね」と同調。蔦谷は「Hello」を「2025年最もポジティブなエネルギーを放った1曲」として紹介し、「大人になる過程で感じる不安や孤独と向き合いながら、今日を生きる素晴らしさ、希望を高らかに歌い上げています。サビの〈雨は上がって〉というフレーズが時代が抱える“閉塞感・重さ”を吹き飛ばしてくれるかのように感じました」とコメントした。

Furui Riho - Hello (Official Music Video)

 Furui Rihoは、北海道小樽市生まれ。小学5年生の時に家族と教会のゴスペルライブを観に行ったことをきっかけに、15年間ゴスペルクワイアに参加した。ゴスペル界のパイオニア、ラニー・ラッカーから「もっといい洋楽を聴いた方がいい」と助言を受けたことで、スプリームス、ミニー・リパートン、ホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリーといった音楽を深く聴き込むようになったという。Furuiは自身のルーツとなったゴスペルについて「目に見えない力や人のエネルギー、愛を感じる音楽」と語っている。また、カナダ留学時に「自分の存在はちっぽけで、人の愛は大きい」と実感したことも彼女の人生観、そして創作に大きな影響を与えたようだ(※1)。

 2019年に配信シングル「Rebirth」をリリースし、本格的に音楽活動をスタート。2022年には1stアルバム『Green Light』を発表し、『第15回CDショップ大賞2023』で北海道ブロック賞を受賞した。インディーズシーンでの評価が高まる中、2023年にはSpotify『RADAR: Early Noise 2023』、Apple Music『Up Next』、Amazon Music『Breakthrough Japan』に選出され、次世代アーティストとして注目度を加速させた。

Furui Riho - 青信号 (Official Music Video)

 彼女の活躍は自身の作品にとどまらない。2024年2月には、三浦大知の楽曲「Everything I Am feat. Furui Riho」にフィーチャリングゲストとして参加。これは三浦大知からのオファーにより実現したものであり、同年のアリーナツアーにもゲスト出演した。2025年4月にはAyumu Imazuとのコラボレーション楽曲「LIVE IT UP! (feat. Furui Riho)」を発表。同曲はUNIQLOのグローバルキャンペーンソングに起用され、CM出演も果たした。そして作曲家としての才能も高く評価されている。HOKUTO(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 吉野北人)、ハマいく、&TEAM、MAZZELら多数のアーティストの楽曲も手掛けている。

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