五十嵐ハルは絶望から希望を見出すーー『デッドアカウント』と共振する人生観、初アニメ主題歌で叶えた夢

Vaundy「裸の勇者」から影響を受けたアニソンとの向き合い方

ーータイトルの「デッドエンド」についても聞かせてください。

五十嵐:タイトルは歌詞が全部できてから決めました。「行き止まり」とか「行き詰まる」っていう意味なんですけど、絶望的な状況に向き合わなくちゃいけないというか、もう無理だわってなるような状況が描かれてる作品なのでそことも重なるかなっていうのもあったし、歌詞も行き詰まった主人公の心境になってるので「デッドエンド」にしたんです。(アニメのタイトルの)『デッドアカウント』と「デッドエンド」の"デッド"がかぶったのはたまたまなんですよ。こっち(アニメのタイトル)は死っていう意味でこっち(楽曲のタイトル)とは別の意味ですけど、デッド繋がりもいいなと思って付けました。

ーー普段、アニメ自体は結構ご覧になっているんですか?

五十嵐:めちゃめちゃとまでは言えないんですけど、結構見てるとは思います。

ーー思い出に残ってる作品は?

五十嵐:1~2年前ぐらいに『進撃の巨人』を全部見て。その時は、なんというか変な感覚がありましたね。「なんかすごいの知っちゃったな」みたいな。 漫画は昔途中まで見たことあったので、試しにちょっとアニメも見てみようと思ったらハマって全部見ちゃいました。

ーーご覧になった作品の余韻や衝撃みたいなものは、自分の楽曲の創作にも影響が出ますか。

五十嵐:あまり出ないんですよね。漫画やアニメを見るときは、その世界の中で終わるというか。娯楽として見てますね。

ーーアニメやドラマは特に作品と主題歌が一緒に記憶に残ったりすると思うんですが、その点はどうですか。

五十嵐:『進撃の巨人』も1期からめちゃめちゃ印象的だったので、お互いがお互いを高め合っているというか、質を高め合っているんだなと思いました。単体よりも2つになることで、めちゃめちゃ大きな何かになっているのを感じますね。作品にもよるんですけど、やっぱり世界観が合ってるとかけ算みたいになるのは感じます。

ーーでは、いわゆるアニソンという意味では?

五十嵐:「アニソン」で検索して聴いたりはしなくて。個人的には、アニソンっぽいアニソンより、自分の中に落とし込んでいるアニソンの方が好きですね。例えばVaundyさんの「裸の勇者」とか。

ーーアニメ『王様ランキング』のオープニングテーマですね。

五十嵐:もちろん作品の内容に沿ったものではあるんですけど、曲単体で聴いたらもうアニソンとは感じなかったというか。純粋に曲としてめちゃめちゃかっこいいし、その上で自分の解釈を落とし込んでいるみたいなところがすごくかっこいいなと思ったんです。そういうこともあって、自分も今回アニソンらしいアニソンというより、自分らしさも落とし込んだ曲を作りたいなと思ったんですよね。

ーー最新曲「デッドエンド」の初パフォーマンスはいつぐらいになりそうですか。

五十嵐:たぶん次のワンマンライブですかね。

ーー3月に東京と大阪で行われる初のワンマンLIVE TOUR『Mr.Sentimental Vol.1』ですね。

五十嵐:この曲、キーがちょっと高いんで怖いですけど(笑)。

ーーご自身でお作りになったにも関わらず、不安があると(笑)。

五十嵐:ちょっと難しくしすぎたかなっていう(笑)。でもすごくいい曲になったので、ライブでもどうにか完成させたいです。

ーーライブといえば、11月に渋谷WWWで行われた初ライブ1st 『NO TITLE』を経て、ライブに対する意識にも変化があったんじゃないですか。

五十嵐:そうですね。やる前は不安と心配しかなかったんですけど、今は楽しめる未来も見えています。それはたぶん前回楽しめたからだと思うんですけど。すごくいい1回目を終えられたなって思いますね。もちろん次も緊張もするだろうし、不安要素もあると言えばあるんですけど、それ以上に楽しみっていうのが今は大きくなってます。

ーー渋谷 WWWでは、五十嵐さん登場の瞬間から歓声がすごかったですよね。ファンの皆さんの「待ってた!」というエネルギーが押し寄せていました。

五十嵐:そうなんです。めちゃくちゃ嬉しくてニヤけてたから顔を伏せながら歩いてきたんですけど(笑)、あれは嬉しかったですね。もうちょっと雰囲気的に落ち着いているような感じになるのかなってイメージしてたので、こんなにも楽しみにしてくれていたんだなって、みなさんの気持ちを再確認できたような感じでした。

ーーさらに印象的だったのが、どの曲もイントロですごく歓声が上がったりしてリアクションがすごかったことです。

五十嵐:曲の入りは、いつもすごく意識してます。全部の曲で絶対にいいって思える入り方を意識して作ってきたので、妥協せずやってきた甲斐があったのかなって思いました。最近はイントロを聴かないで飛ばす人が多いらしいけど、だからこそ適当にはしたくなくて。どの曲も最初から「うわー!」って感情を表現してくれてたので、めちゃめちゃ考えて作ってきた甲斐がありました。

ーーお客さんの反応を目の当たりにすると、ライブだけでなく、曲作りそのものにもいい影響がありそうですね。

五十嵐:それはありますね。曲を作る上でも、こういう箇所を入れたらライブでもっと楽しんでもらえるかもと考えるようになりましたし。今まで、ライブだったらここはこうしようみたいなのはそこまで入れ込んでなかったんですけど、結構そこも意識するようになりましたね。

ーー初のアニメ主題歌「デッドエンド」のリリース、そして初のワンマンライブツアーも行われる2026年。どんな1年にしたいですか。

五十嵐:ターニングポイントだと思っています。勝負の年だなって。今までも全力でしたけど、2026年は本当に命がけでやりきりたいですね。自分の中では勝手に第2章みたいな感じだなと思っているんです。初めてのアニメ主題歌が世に出るし、ワンマンライブも今年が初めて。去年の初ライブも含めてですけど、第2章が始まったかなみたいな感じなので、すごく大切な1年だと思ってます。気を抜く瞬間はなさそうな気がしています。全力でやりきりたいです。

ーー新たなスタートですね。

五十嵐:曲も今まで以上にレベルアップした、これ良すぎるなって思えるような曲をひたすら出し続ける予定です。前回のライブももちろん最高だったんですけど、それを超える最高をまたお届けしたいなと思っているので、ライブもぜひ期待していただけたらと思います。

ーー具体的に何か達成したいこともあったりしますか?

五十嵐:自分の中にある最大の夢を2026年に成し遂げるつもりではないというか、成し遂げるための必要なステップが揃っている年だと思っていて。いくつかあるワンマンライブも、こういう主題歌がどうなるかも、どれもが第1歩目でありめちゃめちゃ重要なことが揃ってる。まず1つ1つをどうにかこうにか全力でこなすっていう意識ではいたいですね。そしてできれば、アルバムないしEPのようなまとまったものを出したいなっていうのはあります。

ーーアルバムですか! これ、書いたら期待されちゃいますね(笑)。

五十嵐:でも目標の1つとして実現はさせたいなと思っているから、大丈夫です(笑)。

「デッドエンド」

■リリース情報
五十嵐ハル「デッドエンド」
2026年1月14日(水)配信リリース
作詞/作曲:五十嵐ハル
編曲:五十嵐ハル/石田勇喜
配信:https://haruigarashi.lnk.to/Dead_end

■関連リンク
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