ふみの、ありのままの自分で届けたい歌 『No No Girls』から得た仲間と刺激、“好き”が詰まったデビュー曲を語る

 BMSG×ちゃんみなが手がけ、社会現象を巻き起こしたガールズグループオーディションプロジェクト『No No Girls』。その最終審査からちょうど1年となる2026年1月11日、『No No Girls THE FINAL』に名を連ねた1人であったFUMINOが“ふみの”として、念願のソロアーティストデビューを果たした。

 繊細かつ伸びやかな歌声、滑らかに感情を行き来する豊かな表現力、自分を信じる想いの強さを合わせ持ったふみのは、ちゃんみなをして「FUMINOぐらい成長した人を見たことがない」と言わしめ、その魅力を存分に開花させた。この1年間、多くの視聴者から“ソロアーティストとしての活躍”を待望されてきたことだろう。そんなふみのが、ちゃんみな書き下ろしによるデビュー曲「favorite song」でついにそのベールを脱ぐ。

 「favorite song」は『No No Girls THE FINAL』で自身の内面を美しく表現に昇華し、大切なものを見つめ直したふみのだからこそ歌える、宝箱のようなポップパンクナンバーだ。リアルサウンドでは、新たな装いでスタートラインに立ったふみのにインタビュー。『No No Girls』から得た糧や思い出をたっぷり振り返ってもらいつつ、音楽ルーツやデビュー曲「favorite song」の制作秘話を通して、等身大の“ふみの”の想いに迫っていく。(信太卓実)

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【真似したいほど可愛い!】ふみの、オススメしたいfavoriteなもの! デビューイヤーの抱負も

『No No Girls』という青春 「あのメンバーと過ごせてよかった」

ーー『No No Girls THE FINAL』から1年という運命的なタイミングでのデビューとなりました。今の率直なお気持ちからお伺いしてもいいですか。

ふみの:まだあまり実感が沸いていなくて。でも、MVやアーティスト写真をつい最近撮ったばかりなんですけど(取材は2025年末)、撮影していく中で「デビューするんだな」って少しずつ思い始めてきました。ちゃんみなさんにデビュー曲を書いていただけたのも嬉しかったですね。勇気が出ました。

ーーデビューに向けて、ちゃんみなさんとはどんな話をされたんですか。

ふみの:デビューに向けての話し合いの場で「ソロで行きたい」っていう話をしたら、ちゃんみなさんも「じゃあソロで行こう」みたいになって、「あ、はい!」と言って握手、みたいな(笑)。

ーーHANAのメンバーに伝えた時はいかがでしたか。

ふみの:2025年の夏に開催された、HANAのFANMEETINGを観に行った時に(デビューが決まったことを)話したんですよ。そしたらみんな泣いて喜んでくれて……めっちゃ嬉しかったですね。

ーーそれは何よりです。では、まず『No No Girls』のことを振り返らせてください。社会的にも大きなインパクトを残すオーディションになりましたが、最終審査まで進んだふみのさんにとって、改めてどんな経験でしたか。

ふみの:今残ってるのは「楽しかったな」っていう記憶です。それ以外思いつかないぐらい。私はオーディション中も「オーディションだ」「審査だからこうしなきゃ」ってことをそこまで意識していなくて、「仲間と一緒に頑張ることで成長できているな」って感じながらずっと過ごしていたので。あのメンバーと過ごせてよかったっていう、青春でしたね。

ーー最初に「楽しかった」が出てくるのがふみのさんらしいですよね。5次審査では与えられた環境に対して「ありがてえ」という言葉も飛び出すほどぐんぐん成長していきましたけど、そういうふうに状況を捉えられたのはどうしてなんでしょう?

ふみの:もともとあまり深く考えるタイプじゃなくて、自分のことだけど客観的に見れていたのかもしれません。「ありがてえ」と思ったのは、5次審査のチーム(Aチーム「KINISHY」)に個性の強いメンバーが揃ってて、その中で私は最初全然目立っていないと思っていたんです。なんで私がこのチームに入れられたんだろうって。あとで考えたら、たぶんちゃんみなさんから与えられた試練で「ここで揉まれてこい」っていう意味だったのかなと思いました。

ーーちょっと一発鍛えてきなさいと。その結果「FUMINOぐらい成長した人を見たことがない」という最上級の評価がありましたよね。

ふみの:そうですね。強くて優しい、すごく仲間想いなメンバーたちだったので、とても助けられました。

ーーオーディションのターニングポイントを挙げるとしたら、やはりその5次審査でしょうか。

ふみの:その時と、1つ前の4次審査ですね。NAOKO、SAYAKAと「B」をやった時。その日からステージに立つのがちょっと楽しくなったので。5次審査からは「仲間とやってる」という実感がすごく沸いてきました。

ーー『No No Girls』以前はギターの弾き語りで活動をされていましたけど、4〜5次審査のように自分で曲を作ってグループでパフォーマンスしてみて、どんな感触でしたか。

ふみの:曲作りをしたのは審査のタイミングが初めてだったんですよね。弾き語り動画を投稿していた時は歌うのも自分1人だけだし、簡単に曲に入り込める感覚だったんですけど、グループでやると自分で歌うパートが短かったりするので、そこにどう気持ちを乗せるかっていうのが難しくて結構苦労しました。

 あと「ステージ上では楽しんでいないと評価されない」っていうのも気づきました。ちゃんみなさんは、ステージの上でどういう気持ちでいるかってことを大切にして審査されていたのかなって。3次審査くらいまでは「大丈夫?」ってくらいずっと緊張していたので……3次審査の私とか、今はもう見れないです(笑)。そこからだんだん楽しめてきて。いいステージを作るには、まず楽しまなきゃいけないってことを学びました。

B [FUMINO, NAOKO, SAYAKA] from Audition "No No Girls" -Performance Video-
【No No Girls】Ep.11 / 5th Round -I am a tiger-

ーーどうして楽しめるようになったんでしょう?

ふみの:メンバーやオーディション自体に慣れてきて、仲良くなったことが大きいかもしれないです。5次審査のチームのメンバーって、それまではあまり話す機会がなかった子も結構多かったんですよ。でもパッと仲良くなれて、5次審査準備期間がすごく楽しかったです。CHIKAやYURIと一緒に帰りながら話したり、お弁当を食べたりする時間が思い出に残っています。

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