AiScReam ソロインタビュー Vol.3:降幡 愛 今一番愛を叫びたいのは『ラブライブ!』ーー世間の反響への驚き、“原点”への愛
『ラブライブ!シリーズ』を横断するラジオ発ユニット・AiScReamは、シリーズの枠を越えた掛け合いとキャラクターの声の魅力を武器に活動を広げてきた存在だ。中でも「愛♡スクリ〜ム!」は、印象的なセリフとフックの強いフレーズがきっかけとなり、TikTokやYouTube ShortsなどのSNSを中心に大きな反響を呼ぶことに。『ラブライブ!シリーズ』を普段観ていない層にも届く広がりを見せ、音楽番組やイベント出演など、2025年は活躍の場を一気に広げた1年となった。
リアルサウンドでは、今年大ブレイクを果たしたAiScReamの各メンバーに楽曲が広がっていると実感したタイミングや初披露の手応え、そして今後の挑戦まで、キャストそれぞれにじっくり話を聞くリレーインタビューを企画。第3回は、黒澤ルビィ役として『ラブライブ!サンシャイン!!』のAqoursでも活動する降幡 愛が登場する。ラジオ発の“ノリと勢い”で始まったユニットは、いかにして2025年を代表するフレーズへ育っていったのか。テレビでの反響や『ラブライブ!シリーズ』への思いまで、丁寧に振り返ってもらった。(川崎龍也)
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今年大ブレイクを果たした『ラブライブ!シリーズ』を横断するラジオ発のスペシャルユニット・AiScReam。リアルサウンドでは、各…“ノリと勢い”で始まったユニットから現在までの広がり
――2025年は、AiScReamとして今まで以上に広く世間に知られた1年になったと思います。この1年を振り返って、率直にいかがでしたか?
降幡愛(以下、降幡):率直に言うと、「え、まだ(ブームが)続いてるんだ!」という驚きが一番大きいです。1月頃にライブで初披露して、3月くらいにいろんな方が真似してくださって、ショート動画でも広がって。トレンドはすぐに入れ変わっていくので、その時は正直「一過性のものかな」と思っていたんですよ。それにもかかわらず、2025年を通して皆さんに聴いていただけたことが、まず信じられないですね。Aqoursの活動がある時期もあって、そこでまたAiScReamのライブがあって、さらに音楽番組にも呼んでいただいて……という感じで、全部が目まぐるしかったです。ファンの方はもちろんだと思うのですが、何よりAiScReamの3人が一番驚いているかもしれないです(笑)。
――バズの実感が湧いたのは、どのあたりでした?
降幡:3月にぐっとSNSでショート動画が増えた頃ですね。K-POPの方々や芸能の方が踊ってくださっているのを観て、「アニメ畑じゃない方にも届いてるんだな」と実感しました。『ラブライブ!シリーズ』を知らない方が、フレーズだけ口ずさんでいる、みたいな現象が起きていて……それがすごく不思議でした。
――最初から「これは広がるかも」という予感はあったのでしょうか?
降幡:いえ、全然なかったです(笑)。ただ、私はAqoursとして活動してきて、いわゆるセリフが入ったキャラクターソングみたいなものをいつか歌ってみたい気持ちがずっとあって。だから、バズるかどうかよりも、「こういう曲を歌えるのが嬉しい」という気持ちのほうが強かったですね。
――AiScReamはラジオ発のユニットですが、立ち上がりの経緯もユニークですよね。当時はどんな感覚でしたか?
降幡:「結成しよう!」みたいな強い意志があったというより、まさにノリと勢いでした(笑)。もともと、シリーズをまたいだ形でパーソナリティが集まってラジオをやらせていただいていて、「3人の呼び名があったほうがわかりやすいよね」という流れになって。作品ごとのユニットはあっても、シリーズ横断のユニットは初めてだったので、新しい試みだな、くらいの温度感だったと思います。
――皆さん、ここまでの広がりは想定していなかったんですね。
降幡:多分、みんな思ってなかったと思います。私たち3人も、スタッフさんたちも(笑)。ラジオ発ということもあって、最初は本当に軽い気持ちで「まずはやってみよう」って。だからこそ、曲がはねてからの展開は、あれよあれよと進んでいって驚いています。
――ここまで世界にも届いていく中で、プレッシャーは感じませんでしたか?
降幡:プレッシャーというより、私はあまり変わりたくないな、という気持ちが強かったです。見失っちゃいけないものがある、というか。周りの方が「すごいすごい」と言ってくださるだけで、自分自身は普段通りでいたい。もちろん、世間の方との差異が出すぎないようにはしたいんですけど、温度感はフラットでいたいなと思っています。
――ステージでの手応えという意味で、最初に楽曲を披露した『LoveLive! Series Asia Tour 2024 ~みんなで叶える物語 ~』での反響は覚えていますか?
降幡:1日目と2日目があって、2日目のほうが一体感は強かった印象があります。1日目は、みなさん少し戸惑っている感じもあったのかなと思うんですけど、流れで聴いて予習してきてくださって、2日目はもっと大きなムーブメントみたいなものが起きていた気がして。何より、コール&レスポンスがちゃんと取れる曲なんだな、という実感がありました。
――期間限定ユニットとしての面白さも、結果的に追い風になった感覚はありますか?
降幡:ありますね。もちろん期間限定なのが惜しいと言ってくださる方もいるんですけど、私としては、終わりがあるからこそ生まれる熱量もあると思っているので。限られた期間の中で新しいことをやる、という“期間限定感”も含めて、シリーズ戦略の中で面白い挑戦ができているんじゃないかな、と感じています。