有吉弘行、『紅白』リハーサルではけん玉企画で失敗「三山さんの鋭い視線を感じまして……」 制作統括のコメントも
12月31日放送の『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合/以下、『紅白』)のリハーサルが12月28日より行われている。今年の司会者である綾瀬はるか、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子アナウンサーの4名が取材会場に姿を現した。
リハーサルを終えての感想を聞かれ、今年で3回目の司会となる有吉は「打ち合わせしてるとNHKって底冷えするんですよね。女性陣は薄着ですし、心配だなと思って。もう少し暖房を強めにしてほしい」とスタッフ陣への要望を主張し、会場の笑いを誘う。
今年で4回目、6年ぶりの司会となる綾瀬は、「前よりもちょっとだけ経験がある分、分かるところもあったりして。だけど、始まりは緊張もしたりして、余裕と緊張感でいい具合です!」と笑顔でコメント。今回が初めての司会となる今田は「こんなにも裏で走ってるんだなというのをリハーサルで感じました」と素直な感想を述べた。
連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合)のヒロイン・のぶを演じた今田は、特別企画の『あんぱん』スペシャルステージにも参加。ショートドラマ『紅白特別編』、ならびにドラマの出演者による歌のスペシャルステージが披露される。キャスト陣と半年ぶりに会ったという今田は「ホッとしました」と話しながら、河合優実、原菜乃華との“朝田三姉妹”で歌唱する「東京ブギウギ」について、「頑張ります!」と満面の笑みを浮かべながら意気込む。
また、ショートドラマ『紅白特別編』について、有吉が「『あんぱん』のドラマで泣きそうでした。めっちゃよかった。『あんぱん』全部観てない僕でも感動しました」と正直な感想を今田に伝え、綾瀬も「ちゃんと作り込んであって」とコメント。それを受け、今田は「素敵なので、ぜひみなさんにはお見逃しなく」とアピールした。
有吉は三山ひろしのけん玉企画に参加。12月29日に行われたリハーサルでは開始早々に有吉が失敗し、苦笑いを浮かべていた。「そこから急に緊張が増してしまいまして……楽屋でもずっとけん玉を練習する毎日です」と恐縮した様子で話す有吉。失敗した際の心境については、「三山さんの鋭い視線を感じまして、苦笑いしてやり過ごすしかなかったんです。本番は必ず!」とやる気を見せる。リハーサル後には、けん玉のプロから「とにかく膝を使いなさい。膝で投げて、膝で受ける」というアドバイスを受けたと話していた。
楽しみにしているアーティストを聞かれた4人は、有吉が「リハーサルを伺ってないんですけど、松田聖子さんが最後に歌ってらっしゃるので、VTRとか見てるだけでもドキドキしちゃいます。楽しみです」と大トリを飾る松田聖子を挙げる。綾瀬は有吉から話を聞いているからという理由で三山のけん玉企画を、今田は石川さゆり×NHK交響楽団による「天城越え」スペシャルコラボレーションが楽しみだと話す。今年が2回目の司会となる鈴木アナは、リハ段階では「本番のお楽しみで」と言われているところが多々あることを明かし、「司会者でも“お楽しみ”がこんなにあるんだっていう状況」だと驚きの表情で話していた。
続けて行われた制作統括の篠原伸介氏の囲み取材では、松田聖子が出場する「放送100年の記念すべき紅白歌合戦を締めくくる特別企画」についてもコメント。NHKとしては“大トリ”という表現はしていないとしつつ、「赤組、白組のMISIAさん、Mrs. GREEN APPLEさんの対戦が終わって、放送100年の紅白を締めくくるには相応しいという意味でも、松田聖子さんに特別企画として最後に歌っていただくという位置づけでございます」と説明する。
制作統括の囲み取材では恒例となっているまだ隠し玉のアーティストがいるのかを聞かれると、30日に『あんぱん』スペシャルステージの詳細がアナウンスされており、篠原氏は「あれをもちまして、全てでございます。以上の発表の形で紅白に望ませていただこうと思っておりますので、ぜひお楽しみいただければと思います」と断言した。