CUTIE STREET、“かわだめ”旋風以降も止まらぬ大爆進 『レコ大』『MAJ』数多のアワード受賞を実現するメンバーの底力
CUTIE STREETが年末の音楽特番『第67回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)の新人賞に選ばれた。
アイドルプロジェクト KAWAII LAB.より2024年8月にデビューしたCUTIE STREET。メンバー8人がかねてより夢のひとつに掲げてきたのが、この『レコ大』新人賞だった。2023年の第65回では、同じKAWAII LAB.のFRUITS ZIPPERが最優秀新人賞に輝いており、先輩グループに続くのかが期待されている。
彼女たちがこうして大いなる夢を叶えようとしているのは、単なる奇跡的なバズがあったからではなく、デビューから全ての活動に全力で真正面から挑んできた、メンバーの弛まぬ努力が実を結んだ結果だ。2025年、CUTIE STREETがアクセル全開で走り抜けてきた“軌跡”を本記事では振り返っていきたい。
数多のアワード受賞、2025年も存在感を示し続けたCUTIE STREET
デビュー直後の2024年9月にリリースした「かわいいだけじゃだめですか?」はTikTokでのバイラルヒットから、そのまま老若男女が知っている、または歌って踊れる社会現象を今もなお巻き起こしている。ストリーミング再生回数は2億回を突破し、TikTok総再生回数は実に70億回を超える。結果、2025年年間Billboard JAPANの総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”は12位、UGCソングチャート“Top User Generated Songs”では10位にランクインした。今年6月にミュージック部門賞を受賞した『TikTok上半期トレンド大賞2025』に続き、『「TikTok Awards Japan」2025』では音楽の力で多くのユーザーに感動や影響を与えたアーティストが選ばれる「Artist of the Year」にノミネート(※1)された。さらに『Yahoo!検索大賞2025』では、昨年よりも検索数が急上昇した楽曲として、「かわいいだけじゃだめですか?」が「楽曲部門」の1位を獲得(※2)している。また『2025年JOYSOUNDカラオケ年間ランキング』では、「ガールズグループランキング」にて「かわいいだけじゃだめですか?」が1位(※3)、総合ランキングでも5位にランクイン。忘年会シーズンに向けて、さらなる盛り上がりを見せていくことは確実だ。
特筆すべきは、今年5月に開かれた『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』において4部門にノミネート(※4)したことだ。「かわいいだけじゃだめですか?」では「最優秀アイドルカルチャー楽曲賞」「最優秀バイラル楽曲賞」「ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify」の3部門、グループとしても「最優秀アイドル賞」に選ばれている。TikTokの発表(※5)によれば、国内外のユーザーによって多数のショート動画が投稿され、特に韓国を中心に海外でも話題になっているという「かわいいだけじゃだめですか?」。ヒットの理由には、共感を呼ぶ歌詞、真似しやすい振り付けなどが挙げられるが、グループだけでなく、メンバー自身の根気強い投稿も着実にバズを加速させていたように思える。
全国ツアー、アリーナ2DAYS公演、フェス出演でファンの輪を拡大
初冠番組『CUTIE STREETのちきゅーKAWAII計画』(日本テレビ系)の放送や彼女たちが念願にしていたCM出演など、テレビへの露出が増えていく一方で、CUTIE STREETの2025年はライブの1年だったとも言えるだろう。デビューから半年のタイミングとなる今年2月には『CUTIE STREET 1stワンマンライブ -CROSS STREET-』を開催。会場は、キャパシティおよそ3000人の豊洲PIT。初めてのワンマンライブとはいえ、ファンの熱気が収まらないほどに、想定外の勢いで成長を続ける彼女たちの存在は大きなものになっていた。そこで発表されたのが、グループデビュー1周年記念ツアー『CUTIE STREET 1st ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2025「CAN'T STOP CUTIE」』のファイナル公演として10月に行われる、ぴあアリーナMMでの2DAYSのライブだった。
7月にリリースした2ndシングルCD『キューにストップできません! / ちきゅーめいくあっぷ計画』が初週売上50万枚を突破し、2025年年間Billboard JAPANシングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”では13位を記録。石川県で開催したリリースイベントには5000人が集まる、まさに人気が爆発した状態でグループはツアーへと突入。メンバーの故郷を含む、全国12都市15公演を巡り、合計でおよそ48000人を動員。ツアーファイナルのぴあアリーナMMでは、2日間で約18000人のきゅーてすと(ファンの呼称)が駆けつけた。
“かわいい”だけではない“かっこいい”も見せられるステージパフォーマンスに、新曲として披露された「Shooting Star」「ぷりきゅきゅ」からも窺える楽曲の幅広さ、そしてツアーを経て、より仲を深めたメンバー8人の絆とそこから放たれるハッピーオーラが会場を“めいくあっぷ”させていた。2026年2月にはファンクラブツアー『CUITE STREET OFFICIAL FAN CLUB TOUR 2026 WINTER きゅーてすとのつどい』の開催を発表。きゅーてすととの団結力はさらに強固なものになっていくだろう。
また、季節を問わず多くの音楽フェスに出演していることもグループにとって大事なトピックだ。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025』を筆頭に『JOIN ALIVE 2025』『LuckyFes'25』のほか、12月28日には『COUNTDOWN JAPAN 25/26』への初出演も控えている。11月に開催された『WONDERLIVET 2025』は韓国での初めてのライブとなり、海外人気を証明する盛り上がりを見せた。
筆者がCUTIE STREETに感じるのは、まだまだ余力を残した状態ではないかということだ。ツアー、海外進出、夢の続き……“KAWAII”を原宿から世界へ発信していく“KAWAII MAKER”として、2026年はCUTIE STREETにとってさらなる加速を見せる〈超スピード〉の1年になるのではないかと今から期待している。
※1:https://newsroom.tiktok.com/tiktok-awards2025?lang=ja-JP
※2:https://searchaward.yahoo.co.jp/
※3:https://www.joysound.com/web/s/karaoke/contents/annual_ranking/2025
※4:https://www.musicawardsjapan.com/ja/nominees/
※5:https://newsroom.tiktok.com/tiktok-first-half-trend-awards-2025-award-announcement?lang=ja-JP
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