LIL LEAGUEメンバー紹介 第5回:百田隼麻 グループに必要不可欠な歌声と天性の音楽センス
2026年に「LDH PERFECT YEAR 2026」を迎えるLDH。6年に1度の特別な1年は、これまで以上に特別なイベントが待ち遠しい1年になるはずだ。そんな中、注目を集めているのがNEO EXILE世代の活躍だ。LIL LEAGUE、KID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ、WOLF HOWL HARMONYの4グループはそれぞれの特色を活かしながら、どんどん活動の規模を広げている。
今回はそんなNEO EXILE世代のメンバーを紹介したい。第5弾はLIL LEAGUEより百田隼麻をピックアップ。
LIL LEAGUEは2022年、LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』男性部門でグランプリを獲得しデビューを果たしたグループ。今年9月に開催された『“LDH PERFECT YEAR 2026”解禁イベント』では予定されているイベントの一部が解禁された。その中でLIL LEAGUEは1月からホールツアー『LIL LEAGUE LIVE TOUR 2026 "Wonder Island"』をスタートさせ、「LDH PERFECT YEAR 2026」のトップバッターを飾る存在となる。
百田は2008年生まれの大阪府出身で、三兄弟の次男として育った。実の兄はLDH SCREAM所属の百田來夢である。
子どもの頃から音楽漬けの毎日を送ってきたといい、『iCON Z ~Dreams For Children~』では抜群の音楽センスを発揮していた。小柄な体から放たれるパワフルな歌声で、3次審査では個人ランキング10位にランクイン。EXILE SHOKICHIからは「音楽を良いアプローチで捉えられている」と評価され、“天才肌のミュージックボーイ”の称号を得ていた。
一方で、オーディション参加当時は13~14歳の変声期真っ只中。ボーカルレッスン中には歌い方について指摘を受け、悩む場面も見られた。課題曲の「Rollah Coaster」では無理のない低音域を中心に担当することになったが、サビの〈ドキドキ Up & Down/ハラハラ Adventure/Ride ride ride〉や、ラップ部分の〈渋滞 Bye-Bye 毎日 High light/加速してく2022/Top Speedで 今 上に行く〉など、どれも印象的なパートに仕上がったのは、将来を見据えて歌い方を研究した彼の努力と、オーディションを通してさらに磨かれたボーカルスキルが発揮されたからこそだろう。
デビュー以降も、バラード曲「15分」での〈心が1人にならないように/愛しさで潰れそうな僕だから〉や、「Lollipop」での〈今すぐ Let me be your bad boy/脳内パラノイド〉など、伸びやかで感情豊かな歌声で多くのリスナーを惹きつけている。多彩な楽曲を届けるLIL LEAGUEにとって、彼の歌声は必要不可欠だ。
岡尾真虎と難波碧空とは同学年で、グループ内では年下組の百田。笑顔と垂れ目がチャームポイントの明るい性格で、岡尾からは「一斉に笑かすのが隼麻」と言われるなど、グループのムードメーカー的存在でもある。一方で、度々ライブでバク転を披露するなど、豪快なアクロバットも大きな強みである。彼のバラエティ力や身体能力の高さは、今後の活動でも強みになっていくはずだ。
アーティストを目指したきっかけは、4歳の頃にEXILEのライブを観て心を奪われたことだという。そんな百田が憧れの先輩として挙げている人物は、THE RAMPAGEの川村壱馬。パフォーマンスはもちろん、俳優としても活躍するマルチな才能にも刺激を受けたという。
過去のインタビューで表現者としてこだわっていることを問われた際に、「ステージに立った時の表現力や表情は意識しています。(中略)どんな振る舞いをするかを常に考えて、大切にしています」(※1)と答えていた百田。天性の音楽センスで魅了するパフォーマンスも、場を和ませる明るいキャラクターも、こうした彼の根底にあるエンターテインメント精神が結びついているのかもしれない。これからも彼は多くの人を笑顔にしながら、LIL LEAGUEの未来を明るく彩ってくれることだろう。
※1:https://classy-online.jp/lifestyle/252023/