KREVAが切り拓いた“クレバの日”新章 MACCHOとの共演、熱狂が更新され続けた『908 ON THE DAY 2025』
「次会う時」と「Link」が瑞々しいムードを生んだ後、今年が初開催の『908 ON THE DAY』について語ったKREVA。月曜日開催を不安視する声もあったが、今までやっていなかったことを実現したかったのだという。「7年間くらい、9月8日にでっかいライブができてなかったし、『908 FESTIVAL』は週末にやったりしていました。たくさんの人が来てくれて心から感謝します」とMCタイムを挟み、ライブは終盤に突入していった。「敵がいない国」と「TradeMark」の連発がものすごい盛り上がりを生んだ後も果てしなく上昇し続けた会場内の熱気。青森ねぶた祭をモチーフとしたサウンドがダンス衝動を掻き立てて止まなかった「ラッセーラ」。KREVAの〈パーティはIZUKO?〉に対して観客が返す〈(ここだ!)〉が、ライブならではの血の通ったコミュニケーションとなった「パーティはIZUKO?」。スタート直後から全力の大合唱が加わった「C'mon, Let's go」。客席に向かって発射された銀テープを手にしながら歌い踊る人々が明るい風景を作り上げた「Na Na Na」……楽しさと興奮の極みが更新され続けていた。
「今日は本当にどうもありがとう。ここからはアンコールみたいなもん。動画でも写真でも好きに撮ってください。今日はいいと思えた。それはここに集まってくれたみんながこの日を大切に思ってくれてるのがわかったから」――KREBandのメンバーたちがイントロを奏でる中、観客に呼びかけたKREVA。スタートした「イッサイガッサイ」は、夏の盛りを過ぎたこの時期に最高にフィットしていた。そしてラストを飾ったのは「Expert」。ラップで届けられた言葉の一つひとつは、彼の信条の表明であると同時に我々の心を鼓舞するメッセージ。明日からまたそれぞれの人生と向き合う人々に力を授けているのを感じた。
エンディングを迎えて、改めてバンドメンバーを一人ひとり紹介。「MACCHOにもでっかい拍手を。スタッフに、そして集まってくれた皆さんから皆さんに大きな拍手をお願いします。今日は本当にどうもありがとうございました!」と告げたKREVAを拍手と歓声が見送った。ステージ袖に入る直前に彼が笑顔とともに届けた「気をつけて帰ってください。また会いましょう!」という言葉が思い出される。ライブの余韻を彩る温かな声だった。
■配信概要
『908 ON THE DAY 2025』
出演:KREVA
ゲスト出演:MACCHO(OZROSAURUS)
【チケット販売期間】
2025年9月3日(水)9:08〜9月15日(日)19:00
チケット料金:5,908円(税込)
配信期間:9月8日(月)18:45〜 終演まで
アーカイブ配信:9月11日(木)21:08〜9月15日(祝月)23:59
【配信チケット】
https://w.pia.jp/t/krevanohi/