ME:I TSUZUMI、約1年ぶりに再びステージへ 復帰が照らす未来とME:Iの絆、YOU:MEが届けた“オレンジ”の愛
TSUZUMIの音楽や歌への深い愛、ME:Iのチーム力
デビュー後は、SHIZUKUやAYANEらとともにグループの歌を支えるメンバーとして、楽曲の要となるパートの歌唱を担った。レコーディングのビハインド映像を観てみると、ディレクターの指示やアドバイスをもとに的確に表現を調整する柔軟性の高さと表現力の豊かさに改めて驚かされる。特にデビュー曲「Click」では、大サビ前の高音のフェイクで、ファルセットを使うだけでなく、ある音域までは地声で歌ってみることをレコーディングスタッフに提案。その歌い方が採用され、今ではTSUZUMIの大きな見せ場となっている。彼女の音楽や歌への深い愛と、発想力、歌唱力の可能性を物語るエピソードである。
SHIZUKUやAYANEがこれまで、ME:Iを代表する歌唱メンバーとしてバラエティ番組などで歌声を披露してきたこともあり、これからテレビ番組などでもTSUZUMIの姿を応援できる日が増えるかもしれない。
そんなTSUZUMIの復帰から約2週間。ME:Iは現在活動を休止しているCOCOROとRANを除いた9名体制で『第41回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 AUTUMN/WINTER』でのステージパフォーマンスや『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)への出演、『Venue101』(NHK総合)への出演などを果たし、国内の音楽シーンで高い存在感を示している。
TSUZUMIは活動休止期間中、メンバーの活躍する姿に大きな刺激をもらっていたといい、休んでいる間もメンバーとコミュニケーションを密にとっていたようだ。TSUZUMIがさまざまな仕事にスムーズに復帰できていることにも驚くが、それはME:Iのチーム力が高いからこそ実現できているのかもしれない。
ME:Iは今後、12月13日と14日に、全国アリーナツアーの追加公演『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR "THIS IS ME:I" ENCORE IN TOKYO』を開催する。COCOROとRANは現時点ではまだ活動を休止しているが、ふたりもきっと、TSUZUMIのようにそれぞれの最適なタイミングでステージに戻ってきてくれるだろう。その日を楽しみに待ちながら、ME:Iの“今”を見守りたい。