CLASS SEVEN、仲間と先輩たちと過ごした日々 「本当にこの7人でよかった」――デビューまでの軌跡を振り返る

CLASS SEVEN、仲間と過ごす日々

IMP.主演舞台『IMPACT』で受けた刺激と先輩の偉大さ

CLASS SEVEN(撮影=林将平)

CLASS SEVEN(撮影=林将平)
近藤大海

――練習をしていくなかでは、どんなところが大変でしたか?

横田:サビの動きを全体で揃えるのが大変でしたね。

中澤:ひとりずつ交代して、前から見ながらやったよね?

高田:僕、休憩なかったんだよなあ。

大東:そうそう。それぞれどこかしらのタイミングで一回だけ休んでいいというルールを設けて、ほぼ連続で踊るというのを練習でやっていたんです。7人だから、最大6連続で踊ることになるんですよね。となると、真ん中あたりで休みたかったりするじゃないですか(笑)。だから、休むタイミングをじゃんけんで決めて。

高田:で、僕がじゃんけんに全部負けて、最後まで休めないっていう(笑)。でも、逆にずっと踊っていたせいか、パワーがすごくみなぎってきて。終わった時は、スッキリしましたね(笑)。

――『to HEROes』で初めて披露した時はどうでしたか?

横田:お客さんがとってもあたたかくて、それを直で感じられたことがすごく記憶に残っています。

髙野:僕たちの前にISSEIさんが歌っていらっしゃって、その時は皆さんのペンライトが紫色だったんですよ。でも、僕らが登場したら、衣装が白色だったのでそれに合わせて変えてくださって。本当にあたたかかったですね。

CLASS SEVEN(撮影=林将平)

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横田大雅

――歌う前には、皆さんで何か声を掛け合ったりされました?

大東:……なかったかも(笑)。たくさん練習してきたものを信じるしかなかった。もちろん、根底では焦りもあって、「このままで大丈夫だろうか」みたいな気持ちはみんな心のなかであって。でも、全員で練習したり、話し合ったりしてきたから。本番は、もう「持ってるものでやるしかない!」って。

高田:でも、ステージに二手から出る時に、立樹は本番前に反対側まできてくれたよね。

近藤:なんなら、「こっちから出ちゃおうかな」みたいな(笑)。

高田:(大東を差しながら)実はよくやってます!

大東:そうだった! 全然覚えてなかった(笑)。

CLASS SEVEN - miss you (Official Music Video)

――大東さん、高田さん、近藤さん、横田さん、中澤さんは、5月、6月に舞台『IMPACT』にも出演されました。滝沢さんが構成・演出、IMP.さんが主演を務めた舞台でしたが、出演されていかがでしたか?

大東:必要不可欠だったというか、本当に「成長したな」という実感がありましたね。ダンス、歌だけじゃなくて、お芝居だったり殺陣だったり、パフォーマーとして必要な技術をイチから学びました。先輩方が細かいところまで面倒を見てくださったり、アドバイスをくださったりとか、そういった部分も本当にありがたかったです。

 あと、スタッフさんと触れ合えたのも大きいことだったと思います。ライブだと日数が少ないので、何日も連続で照明さんや音響さんといったスタッフさんとお会いすることはできないですけど、今回は長い期間ご一緒できて。スタッフさんの苦労やどういう想いで仕事に臨んでいるかというプロフェッショナルな部分を間近で見させていただいて、意識がひとつ変わった気がします。すべてのお仕事に通じる学びがありました。

CLASS SEVEN(撮影=林将平)

CLASS SEVEN(撮影=林将平)
星慧音

――パフォーマーとしてだけでなく、人として大切なことを学べた?

大東:はい。練習期間含めて、濃い3カ月でしたね。

髙野:5人は本当に成長して帰ってきて。地方公演のあいだには東京で一緒に7人で仕事をしていたんですけど、その時の5人の目が違うというか。たくさん吸収して、たくさん頑張っているんだろうなというのが、僕らにも伝わってきました。

星:目の力が違いましたね。

大東:そんなことを思っててくれたんだ!

高田:しかも、ふたり(髙野と星)は名古屋公演の本番を見にきてくれて! 客席で観てくれているという、安心感がすごくありました。「もっと僕らが変わったところを見せてやろう」と、そういう気持ちで臨めてめっちゃ楽しかったです。

星:『平将門』のパートの剣さばきとかも、実際に戦っているみたいで、リアルな感じが伝わってきました。

髙野:5人だけで踊るパートも何カ所もあって。広い舞台を5人で埋めるというのもかっこよかったですし、『平将門』のパートでも、5人が水に濡れながら殺陣を本当に一生懸命やっていて、観ているうちになんか……こっちまできましたね。後ろの席だったんですけど、気持ちが届きました。

大東:社長と長期間触れ合えたのも初めてだったよね? かっこよかった。

――どんなところでそう感じたんですか?

大東:僕たちが稽古しているところで、大きなiPadを取り出して作業されていたんですよ。黒くてかっこいいイヤホンをつけて、舞台に関する音源を聴きながら「この音を追加しよう」とかを考えていらっしゃって。「SYNERGY~以心伝心~」とかがそうだったかな? 実際に、社長の案で曲に音が一発加わって、みんなでそれを聴いて「おお!」「うわ、しっくりくる!」ってなったり。

中澤:本当に、隅々までちゃんと見ててくださったんですよね。それで言うと、僕と横田は今回“バルコニー太鼓”という腹筋太鼓の始まりを務めさせてもらったんですけど、腹筋太鼓の全体の練習が終わったあとに、僕たちの自主練習にも付き合ってくださって。「ここをこうして、もう一回いこうか」ってアドバイスしてくださったのが、すごく記憶に残ってます。

CLASS SEVEN(撮影=林将平)

CLASS SEVEN(撮影=林将平)
中澤漣

――おふたりがバルコニー太鼓をやるのはどうやって決まったんですか?

中澤:気づいたら決まっていました(笑)。ふたりとも最初はバルコニーの存在を知らなくて、急に「やるよ」って。でも、先輩方が優しくいっぱいアドバイスをしてくださいました。

横田:(滝沢が演出を務めた)過去の舞台ではIMP.の横原(悠毅)さんと影山(拓也)さんが腹筋太鼓をやられていたんですけど、その時に得たすべてを僕たちにも教えてくださって。熱く、強く、本当に丁寧に教えてくださったので、いいものができたのかなと思います。

中澤:影山さんには、「自分の内にあるエネルギーをこの目の前にある太鼓に全部ぶつけて、ツラいこととか怒りとかも全部太鼓にぶつけて、自分の美学をさらけ出すといい」というような言葉をかけていただきましたね。横原さんは技術面を特に教えてくださいました。

横田:影山さんが心を教えてくださって、横原さんは技術を教えてくださって……「あ、たしかに最高のコンビだな」って。だからきっと、過去におふたりは選ばれたのかなということを感じましたね。

大東:僕は、(佐藤)新さんが「大丈夫だよ」って言ってくださったのが印象的でした。稽古の段階でも「心配しなくても大丈夫だよ!」と励ましてくださって。説得力が違うんですよね。なにせ平将門を演じる方ですし。

近藤:僕は、公演中に毎朝ダンスを一度踊る時間を設けていたんですけど、その時に基(俊介)さんが全部のダンス動画を録ってくださっていたことですね。個人的にも「大海、こうしたほうがいいんじゃない?」とかアドバイスをいただいて。毎回毎回ちゃんと見てくださって、細かいところまで「ここはできてきているよ!」と褒めてくださったりして。それが毎朝のモチベーションになっていましたね。

CLASS SEVEN(撮影=林将平)

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