ALI「本当のバンドになったなと確信できた」 トップメンバーと熱狂をもたらした『CASANOVA POSSE』ツアー

 LEOは「好きな音楽をやるコーナーでした! ライブで誰よりも先にみんなと好きなものを共有したかったんです」と話し、続けて「バンドがいろいろ大変な中、これからどうしようと考えた中で、47都道府県を回りたいとかも思ったんですけど、ALIは(日本)武道館をもう1回目指そうと思います」と宣言。さらに「今日みたいに、こんな素敵な景色を見ると、やっぱりずっと昔から応援してくれている人たちのおかげで、俺はこうして音楽ができているという気持ちがこみ上げてきて。会場に来てくれるお前らと俺とバンドメンバーみんなが合わせてALIなんだなと思っています」と語った。

 次のパートはMOMONADYが大活躍。「FEELIN' GOOD」「Professionalism」「BEYOND」「NEVER SAY GOODBYE」というダイナミックなファンクを立て続けにプレイする。さらにディオンヌ・ワーウィックのソウルクラシック「What The World Needs Now (Is Love)」をカバーし、台北を拠点に活動するアーティスト The Craneと制作した「NEON」へと繋げた。バンドのポジティブでエネルギッシュなパワーを「FIGHT DUB CLUB」に注入し、会場の盛り上がりが最高潮に高まったところで、AKLOが登場。代表曲「LOST IN PARADISE feat. AKLO」を共にプレイして本編を終えた。

 熱狂的なアンコールに応えた「Wild Side」はまさにお祭り騒ぎとなり、演者と観客が一緒になって楽しい時間を作り出した。ラストは「Funky Nassau」で、約2時間に及んだ新生ALIの『JAPAN TOUR 2025』ファイナル公演を堂々としたパフォーマンスで締め括ってみせた。

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