稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、相葉雅紀、石原さとみ、平野紫耀ら“そっくり”大集合で過ごした楽しい時間

 とはいえ、香取の基本スタンスはちゃんと似てるかどうかはシビアに見ていきたいと言ったところ。Number_i・平野紫耀似のマスクイケメンの声もそっくりなことを受けると、「寄せてんのか? 自分の声? え〜!?」と切り込む姿も見受けられた。そんな香取のセンサーが反応しっぱなしだったのがオダギリジョー似のマスクイケメン。明らかにオダギリジョー本人を意識した、いわゆる“寄せている”髪型をしていることから、マスクを取ったら似ていないのではないかと思ったのだろう。紹介される順番的にもトリを飾ることになるも踏まえて、何度も「大丈夫?」と気にかけていたのだ。

 しかし、いざマスクをオープンしてみたところ、その予想に反してオダギリジョーそっくりな素顔が登場してスタジオは騒然。その空気の原因を「ずっと香取さんが変なイジりをしていたから!」とEXIT・兼近大樹が指摘すると、香取は顔をくしゃくしゃにして笑ってみせるのだった。そんなオダギリジョーと香取は、2004年の大河ドラマ『新選組!』(NHK総合)で共演。近藤勇役の香取と、斎藤一役のオダギリジョー似のマスクイケメンとで、約20年ぶりに名シーンを再現することに。

 すると、すかさず「これ、五字切りの尺と同じぐらいにちゃんとしてよ」とスタッフに注文をつける稲垣の姿が。「五字切り」とは、稲垣が2004年から出演している『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系/以下、『ほん怖』)で子どもたちとともに行う恐怖や邪気を吹き飛ばすおまじないのこと。小さい頃から『ほん怖』と稲垣のファンだという元乃木坂46・西野七瀬似のマスク美女が、稲垣と「五字切り」がしたいというリクエストを受けて披露したものだ。

 最近嫌なことが続いているという悩みを受けて、稲垣は「本当にやろうよ。本当のやつ、やっていい?」と本気モードに突入。「僕が『ほん怖五字切り』まで言ったら、(香取に)『皆!』、(草彅に)『祷!』、(みちょぱに)『怖!』、(兼近に)『無!』。そしたらまた僕が『邪気退散!』って言ったあとに、全員で『喝!』って」と仕切っていく。すると、この日イジられキャラとして大いに愛された相葉似のマスクイケメンに、みちょぱから「怖!」を叫ぶ役をバトンタッチする一幕も。『ほん怖』ではお約束の「はい、吾郎さん」のリズム感も合わせていざ本番。「イワコデジマ、イワコデジマ、ほん怖五字切り!」と稲垣の気合いの入った声、そして全員で息を合わせて「喝!」と叫んだことで清々しい気持ちになったのも、きっと気のせいではないだろう。

 どれほど“久しぶり”の再会ーーもとい初対面であっても気さくに話しかけてくれる親しみやすさ。そして、どれだけベテランになってもリクエストに本気で応えてくれる安心感。そんな彼らのやわらかな空気があればこそ、気負わずにマスクを取ることができるし、取ったあとも似ている/似ていないを超えた楽しい時間を過ごせる。そんなみんなを笑顔にする3人のバラエティ力を改めて感じることができるひとときだった。

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