木村拓哉が示す、timelesz新メンバーが目指すべきもの スターとして輝き続けるからこその言葉

 木村拓哉がパーソナリティを務めるレギュラーラジオ『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)に、timeleszの新メンバー、寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝の5人が4月のマンスリーゲストとして登場。同じ事務所の先輩&後輩となって、初のじっくりトークを繰り広げた。5人は「仲間探しオーディション」と称してスタートした『timelesz project -AUDITION-』(以下、『タイプロ』)で、新メンバーに決定。『タイプロ』は事務所としても前代未聞の試みだったこともあり、木村も気にかけてきたものだった。

 今年1月には既存メンバーの菊池風磨、佐藤勝利、松島聡をラジオのマンスリーゲストに招き、その思いにも耳を傾けてきた。オンエア時には「俺、ちゃんと観よう」とイチ視聴者として楽しむような言葉を発しつつ、最後には「観るんだったら『お前、現場行けよ』って(笑)」と自分にツッコミを入れていた木村。そして実際にepisodo15にてサプライズ出演をし、『タイプロ』を盛り上げたことでも話題になった。

[078]仲間探しオーディション【timelesz project -AUDITION-】episode 15『融合』2月7日(金) Netflixにて配信 #ネトフリでタイプロ

 そうしてオーディション候補生のときから見てきた5人だけに、timeleszの新メンバーとなった彼らと再会するのは木村としても感慨深いものがあったに違いない。「あの時は、ある意味初めてお会いする方たちとして、言葉を言わせてもらったんですけど、こっからは全然ガンガン言わせてもらう」と宣言。すると、5人も「ありがとうございます! よろしくお願いします!」と嬉しそうに返し、木村が「逆に、こちらこそ、以後よろしくお願いします」と笑う和やかな光景が広がった。

木村が毎回ライブで感じるファンのキラキラ

 現在、新体制でのライブツアーに向けて準備を進めているというtimelesz。木村はSNSで更新される彼らの「Rock this Party」のダンス動画を見かけて「めっちゃ上手くなったよね」と驚いたようだ。「なんでこんな急に(上手く)なったの?」と問うと、このタイミングで事務所に入ったばかりの橋本、猪俣、篠塚の3人はまずダンスレッスンを集中的に実施しているという話になった。

 振り覚えも速くなり、体の使い方も掴んできたという3人。すると「今だからはっきり言えるけど、オーディション期間中は結構厳しかったもんね(笑)」と、早速「ガンガン言わせてもらう」を有言実行していく木村。その発言は単なるイジりなどではなく、彼らに対する期待の証なのだとわかる。「ビックリしただけだからね。まだ『すげぇ!』とは思ってないからね」という言葉からも、「すげぇ!」と言わせてくれ、と言っているように聞こえた。

 なぜなら、この先に待っているファンの眼差しは『タイプロ』の視聴者とは全く違うものだから。「ライブの現場っていうのは、カーソルを合わせて決定ボタンを押したら誰でも観れるような世界ではないからね」と続ける。そして「テレビ画面越しでも人生の一部分の時間を充ててくれてるのは一緒かもしれないけど」と前置きをしながら、「ライブ会場に足を運んでくれるっていうのは、完全にその人たちの一部分を自分たちに向けてくれるってことだから」と説く。

 さらに、木村はライブをするたびに感じる「なんでそんなにキラキラした顔してんの?」というファンの表情を回想。「屈託のない感じで笑ってくれる」「場合によっては本当にちびっこみたいに泣いてるときもある」とも。そんなファンたちの表情を目の前にすると「逆にヤバい」と感極まる瞬間もあるのだという。これからtimeleszとしてそんなファンのキラキラに触れることになるであろう5人に「あの空間だから感じ取ることができるものはめちゃくちゃあると思うし、それはめちゃくちゃパワーになるんじゃないですかね」と語るのだった。

関連記事