M!LK、話題の新曲「イイじゃん」は「CM挟んだのかと思いました」 『M!X』囲み取材&リリースイベント詳細レポート
和気あいあいとした雰囲気で、M!LKの仲の良さをアピールした後で開幕したフリーライブは超満員。開演前からメンバーカラーに光らせたペンライトが広い会場を照らしていた。そこに5人が登場すると、会場からは大きな歓声が。まずは挨拶代わりに10周年を象徴する楽曲「I CAN DRINK」を披露。デビュー以来、王道アイドルとしての楽曲も多く手がけてきたM!LKらしさをアピールした。
歌い終わると「皆さんこんばんは!」と元気よく吉田。曽野から「仁ちゃん、不安そうで『全然人来なかったらどうしよ〜』って言ってたもんね」と暴露されていた。塩﨑は「新宿〜!」と元気よく呼びかけ。それを皮切りに、メンバー一人ひとりからお馴染みの自己紹介がされた。
アルバム曲でお気に入りを聞かれると吉田と曽野は「LUCKY CALL」と、佐野は「On your mark」、塩﨑は「ブンブンブン」と、山中は「Diary」とそれぞれ回答。そして、その流れで塩﨑のお気に入り曲「ブンブンブン」を初披露。曲中でメンバーが「せーの!」と言うと、会場に集まったみ!るきーず(M!LKファンの通称)も一緒になって、ペンライトを使って一緒にダンス。会場が一体となっていた。
曲終わり、曽野は「みなさんどうでしたか?」と呼びかけ。その後、吉田の仕切りで「10周年を振り返る、M!LKって“イイじゃん”!」のコーナーをスタート。これに対して、佐野は「なんだかんださ、俺らって結構みんなイイやつじゃん?」とコメント。塩﨑は「吉田仁人、泣いているやつなぐさめにいって“イイじゃん”!」と告白。「いつもは特典会とかもツンツンしているのに、かっこいいんだよね。いきなりお兄ちゃんになる」とコメント。これに対して吉田は納得しながら「弟が泣いてる感じに見えちゃうんだよね。堪えちゃうのよ」と話した。続けて吉田は「俺も10周年やってきて、ここまで素人感あるのはすごいなって思う。素朴で“イイじゃん”!」と話した。これを受け曽野は「太ちゃんが、みんなをわざわざ集めて『新情報があるんだよね』と話すことが、まじでしょうもないんだよな」とコメントした。佐野は「僕たまにメイク中疲れたりしていると、(吉田が)俺の好きな曲プレイリストで流してくれるの」と“イイじゃん”エピソードを披露。会場からは大きな拍手が送られた。また、み!るきーずからも事前に“イイじゃん”エピソードが集まっていたようで「記念日におそろいのアイテム買うの“イイじゃん”!」「ライブでアンコールにバラエティコーナー始まるの帰す気なくて“イイじゃん”!」などが発表された。
MCコーナーを挟んで山中は「みんな、盛り上がってくれたら嬉しいです!それじゃあ、行きます『イイじゃん』」と曲振り。囲み取材中にも話題に上がった「イイじゃん」で、キラキラなM!LK、クールなM!LK両方の魅力を、ダンスとボーカルで炸裂させていた。しかし、曲終わり後、うずくまる吉田。実は囲み取材で「吉田仁人のダンスブレイクに注目してほしい」と4人が言ったがゆえに、吉田は気合いが入りすぎて滑ってしまったと反省。異例のダンスブレイクのみ、やり直して見せていた。
ラストスパート、佐野は「暴れる準備できてるか、新宿!」と叫ぶと、み!るきーずは大きな歓声で応える。すると、流れた楽曲は「エビバディグッジョブ!」。先ほどの歓声の勢いそのままに、メンバーの名前を叫ぶコールは圧巻。M!LKとみ!るきーずの一体感で、新宿のビジネス街にふさわしく〈おつかれさま〉と、ポジティブなパワーで盛り上げた。
そして、最後にはスマートフォンで撮影可能タイムも。最後には吉田が「次はツアーに向けて準備を進めていきます。スケジュール合いそうな方は、ぜひ来てください!」とアピール。演出担当の塩﨑は「ライブ、イイ感じだよ!」と太鼓判を押した。
観覧無料のリリースイベントとは思えないほどの規模感と、本格的なライティングだった今回のミニライブ。ここまでのクオリティを無料で見せてしまうM!LKのライブはいったいどのようなものなのか、気になってしまった人も多いだろうと感じさせた45分間だった。