M!LK、話題の新曲「イイじゃん」は「CM挟んだのかと思いました」 『M!X』囲み取材&リリースイベント詳細レポート
3月5日、M!LKがメジャー2ndアルバム『M!X』をリリース。東京・新宿にある三角広場にてスペシャルミニライブを行なった。それに先駆けて行なわれた囲み取材とミニライブの模様を詳細にレポートしよう。
登場した5人は「どうも僕たちは、M!LKです!」とお馴染みの挨拶。まずはリーダーの吉田仁人が「結成10周年を記念してリリースしているので、今まで応援してくれた方々に、よりここからのM!LKって、こうやって見せていくんだぞというのを示しています。さらに最近M!LKを知った方にもM!LKってこんな様々な曲やるんだと思っていただけるくらい、いろんな曲が入っているので、楽しみにしていただけたらなと思います」とアルバムについてアピール。
制作過程については、「曲が決定する前の段階から関わらせてもらって『タイトルをこうしたらいいんじゃないかと思う』とか、そういうところからコメントさせていただきました」と佐野勇斗。続いてアルバム名『M!X』について聞かれると「名付け親がいるんですよ」と佐野。これに吉田は「え? 誰だっけ」と驚いたような表情。それについて山中柔太朗が「結局俺か」と言うと、佐野と曽野舜太は声を揃えて「俺だよ!」と反論。記者からは笑いが起きた。結局のところ「みんなで話し合った結果ね」と塩﨑太智はフォロー。代表して山中が「MIX◯◯という案はあったんですけど、10周年とかけたいなと思って。そう考えていたときに“X”って“10”じゃね?って気づいて、そこでバシッと決まりました」と答えた。
リード曲「イイじゃん」について問われると、吉田は「CDデビュー曲『コーヒーが飲めません』から始まって、いろいろなトンチキやらせてもらったんですけど。AメロとBメロはM!LKらしい雰囲気、そこから急にサビでテックハウスっていう流行りのサウンドに変わって。また、何事もないようにM!LKらしい曲調に戻るという。僕らも初めて聴いた時は、違う曲をがっちゃんこさせたんじゃないかと衝撃を受けました。この衝撃は『コーヒーが飲めません』以来でしたね。あ、M!LK10周年を迎えたんだなと思いました」と笑顔を見せた。続けて曽野は「歌詞は一貫して、全肯定してくれるような内容になっているので、ぜひ歌詞にも注目してほしいです!」と声を弾ませた。またギャップのある曲調について、佐野は「昨日ちょうどYouTubeでMVを観ていたら(あまりのギャップに)CM挟んだのかと思いました」とコメントし、記者とメンバーを笑わせる。さらに塩﨑は「(曲調が)まさにM!Xだなって思いました! 表題曲にふさわしく混ざり合っているなって」と話した後に、MVの撮影エピソードについて塩﨑は「今まで見たことないくらい大きなカメラが入っていて、怖かったよね、ちょっと」と独特なコメント。メンバーからも「怖くはないよ」とツッコまれていた。
「イイじゃん」にちなんで、メンバー内での“イイじゃん”エピソードを問われると曽野は「昨日、レッスンがあったのに飲み物を持っていなくて。そしたら柔(山中)が『これで買いなよ』って500円渡してくれて」とハートフルなエピソードを披露。さらに塩﨑は「前までみんなでいる時に、宅配でご飯を頼んだら、あんまりみんな分けてくれなかったけど、最近はみんな優しくて。ポテト頼んだら、分けてくれるし、イイじゃんって……ちょっと(エピソードが)弱いですかね」とコメント。さらに佐野は「“ダメじゃん”なエピソードもいいですか?」と前置きをし、M!LKの中でゲームに負けたら奢るムーブがあるものの「太ちゃん(塩﨑)が、まだ奢ってくれない……」とクレーム。塩﨑は「まだなだけ!」と反論。しかし曽野から「それ、充電器壊された時も言ってたけど、まだ返してもらってない!」とコメントされ、たじたじに。M!LKの仲睦まじい様子を見せた。
続いて、“イイじゃん”がギャップがある楽曲であることにちなんで、メンバー内で感じるギャップを問われると「世間的には、明るいキャラクターでやっているけど、裏では本当に暗いです」と佐野が自己申告。これには曽野が「本当に暗くて……」と、吉田が「本当じゃん」と続けた。さらに、山中は「吉田さんは結構あると思う」とコメント。「リーダーです、パーソナリティですっていう感じですけど、意外と甘えん坊な部分があって。構ってほしいんですよね?」と暴露。これを聞いた塩﨑は嬉しそうに「吉田さんがラジオパーソナリティをやっているんですけど、その仕事の都合で1人だけ先に出る時、すごい嬉しそうな顔していて」と、曽野は「エレベーター降りてタクシー乗るだけなのに、サングラスかけるんですよ!」と笑いながら告白した。
次に、10周年を迎えたM!LKがより絆を深めるためにやりたいことを聞かれると、佐野は「シンプルに仕事じゃなくて、旅行に行きたい。立川とか!」とコメント。これにはメンバーも「旅行か?」「近くない?」と総ツッコミ。しかし山中が「5人で立川でショッピングするの?」と、曽野が「フードコートで好きなもの食べても楽しいかもね」と話すと、5人は“イイじゃん”と乗り気に。実現する日も、そう遠くはなさそうである。そんな10周年イヤーを終えた2025年の意気込みについて「イイ年にしたいです。勝負の年だと思っています」と曽野。「10年もやっているグループなんだと聞くと、じゃあすごいだろうとハードルが上がると思うので、その期待を超えるように頑張っていきたいなと思います」と話し、メンバーも同意するかのようにうなずいていた。さらに、佐野は「(自分たちでは)まだまだだなって思いますけど……」と前置きをした上で「去年アリーナツアーをやらせていただいて、着実に夢に近づいているかなとは思います」と話した。
そんなM!LKを一言で説明すると「M!Xなグループだなと思います」と山中。最後に吉田が「それぞれキャラクターがあるし、どんな曲でもできる人って意外と少ないと思うんです。それに対して、僕らは曲を問わないところが強みなので、いろんな顔を見せられるライブにぜひ1度来ていただきたいです」とコメント。吉田はフリーライブに向けて「今日のステージを見て、M!LKのライブに行ってみたいなと思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいです」と話した。