連載「lit!」第137回:熱狂を生み出しそうな2025年のK-POPアイドルシーン、今注目したいグループ

KickFlip「Mama Said」

KickFlip(킥플립) "Mama Said (뭐가 되려고?)" M/V

 Entertainmentから今年1月にデビューを果たした7人組ボーイズグループのKickFlip。2021年に放送されたオーディション番組『LOUD』に出演したKyehoon、Amaru、Keiju、Donghyeonに、Entertainmentの非公開練習生だったMinje、Donghyeon、Juwangが加わり結成された日韓出身者による多国籍グループだ。彼らはデビュー前から、アメリカのGrammy.comが発表した『8 Rookie K-Pop Acts To Watch In 2025』(※1)でレコメンドされており、世界中のK-POPファンが高い関心を寄せている。

 従来の基準にとらわれない、新しく大胆なパフォーマンスを目指しているというKickFlip。彼らのデビュー曲「Mama Said」は、10代後半の少年が持つ爆発的なエネルギーを、サウンドとボーカル、パフォーマンスで多面的に描いた作品に。ロックをベースにした疾走感のあるEDMと、重厚感あるボーカルエフェクトが印象的な楽曲に仕上がっている。これから始まるグループのキャリアがどのように広がっていくのか、注目したいところだ。

RESCENE「Glow Up」

RESCENE(리센느) ‘Glow Up’ Official M/V

 2024年3月にK-POPシーンへと彗星のごとく姿を現した5人組ガールズグループ RESCENE。彼女たちがこれまでリリースしてきた楽曲は、Y2Kのトレンドを押さえながらも、HIPHOPやR&B、ジャージークラブ、エレクトロポップなど、多様なジャンルへのリスペクトを感じられる、聴けば聴くほどその魅力にのめり込んでしまう作品が多いように感じる。そうした楽曲の魅力はすでに欧米の音楽メディアに発見されており、アメリカ・BillboardやGrammy.com、イギリス・NMEなどが選ぶ注目アーティストに名を連ねている(※2)。

 そんなRESCENEは、2月5日に2dnミニアルバム『Glow Up』をリリース。タイトル曲「Glow Up」は、軽やかで、どこか懐かしい雰囲気の漂うダンスミュージックとなった。グループ名に「人々の心の中に長く残る音楽的な香りを届けたい」という抱負が込められているとおり、リスナーの日常を長く彩り、ともに歩んでくれそうな楽曲である。

IVE「REBEL HEART」

IVE 아이브 'REBEL HEART' MV

 これまで様々な楽曲を通じて「セルフラブ」を表現してきたIVE。彼女たちが1月13日、また新たな形で「自分の心や物語を大切にすること」「今ここにいる仲間を大切にすること」を歌い上げた作品をリリースした。曲名は「REBEL HEART」で、直訳すれば「反骨心」を意味する。2月3日にリリースされた3rd EP『IVE EMPATHY』のタイトル曲だ。

 この曲の中で、周囲から聞こえてくる様々な声は意に介さず、ただひたすらに前を向いて、自分のやりたいこと、やるべきことに集中する凛とした女性像を体現したメンバーの姿は本当にクールで美しい。

 同楽曲はすでに韓国の音楽番組で首位獲得が相次いでおり、また新たなブームを生み出している。なお、今回のMVは日本で撮影されたようで、REIが電車内や渋谷スクランブル交差点を歩く姿、LESSEOが渋谷の歩道橋を歩く姿なども映し出されている。終盤の観覧車に乗るシーンは東武動物公園で撮影されたとの話もあり、日本のファンにとっても見どころの多い作品となっている。

※1:https://www.grammy.com/news/rookie-k-pop-acts-to-know-in-2025
※2:https://www.billboard.com/lists/best-kpop-albums-2024/p1harmony-sad-song/

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