乃木坂46 6期生は地方との架け橋になるか? 秋田、鹿児島、兵庫、北海道……地方出身メンバーの事例から考える
兵庫県出身・海邉朱莉、北海道出身・長嶋凛桜への期待も
4番目に発表された海邉朱莉は、5期生の五百城茉央に続く兵庫県出身。五百城はグループ加入以降、地元のサッカークラブであるヴィッセル神戸と縁を深めてきた。ノエビアスタジアム神戸で開催されるキックインセレモニーへの出演をはじめ、今年にはいってからも六甲山アスレチックパークGREENIAで開催される『シダレミュージアム2025 エモい展』『帰ってきたパワーワード展』のアンバサダーにも就任……と早くも仕事の幅を広げている。こうして兵庫県に根ざした活動を続けており、五百城の名前は着実に広まっていると言えるだろう。五百城は現役メンバーということで、兵庫県出身の2人で盛り上げていく形も見てみたい。
そして、5番目に発表された長嶋凛桜は、これまでも乃木坂46とは縁の深い場所である北海道出身だ。現役メンバーである金川紗耶の活躍も大きいが、古くは橋本奈々未が北海道札幌市豊平警察署の一日署長に就任したり、北海道を題材にした本とともにその舞台を旅する番組『乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学』(UHB北海道文化放送)が放送されたり、北野日奈子が『Kuu Presents SAPPORO COLLECTION 2022 SPRING/SUMMER』『Kuu Presents SAPPORO COLLECTION 2022 AUTUMN/WINTER』といった北海道で開催されたファッションイベントに出演したりと、北海道出身メンバーを中心に繋がりを深めてきた。
そうした中で、金川は北海道日本ハムファイターズの試合で披露した“きつねダンス”がバズったことをきっかけに、エスコンフィールドHOKKAIDOで開催されたプロ野球パ・リーグ公式戦にゲストで出演。さらに遡ると、2019年からはラジオ番組『IMAREAL』(AIR-G' FM北海道)に出演、2020〜2021年にかけては『いっとこ!みんテレ』(UHB北海道文化放送)にレギュラー出演するなど、北海道でグループの名前を広げる立役者となっている。今年の『真夏の全国ツアー』では再び北海道が開催地に選ばれるのか、ファンの間でも注目されている。
乃木坂46がグループとして地方にも活躍の場を広げていくためには、その取っ掛かりとしてその地域出身のメンバーの存在は必要不可欠だ。6期生の地方出身メンバーにはぜひ今後地域開拓を盛り上げていってほしい。