Number_i、説得力とメッセージ性の高まり 新曲「GOD_i」で歌う“自分を信じること”の真意

 少し話が逸れるが、「GOD_i」のリリース前、特設サイトでは面白い試みがなされていた。アクセスすると「Number」と名付けられた奇跡を起こし続ける植物が現れ、「i」を届けることで「Number」は元気を取り戻すという。「i」の要素は光と水。具体的には、水とはNumber_iの楽曲を聴くこと。そして光とは、自身の夢を書いて送ることだった――。

 その企画を最初に目にした際、夢を書かせることの意味を考えていたのだが、曲を耳にしたことで納得した。夢を書くためには、自分自身に向き合い、本心を明確にする必要がある。願いを思い浮かべることが、自分を信じるという「GOD_i」のテーマに繋がっていたのだ。

 無理だと思い込んでしまったら道は続かない。神様や星に願って、ふいにチャンスが訪れたとしても、それを掴めなければ意味がない。自分自身を愛して、信じて、心の声に従って行動を起こすことが夢を叶える第一歩。「GOD_i」から感じるのは、そんな力強いメッセージだ。

 2024年、デビュー1年目の新人・Number_iはグループのスタンスを歌ったような楽曲が多かったが、2025年第1作となる「GOD_i」はそれを踏襲しつつも、今までよりもさらに聴き手の人生に寄り添う楽曲を届けてくれた。

 一年前の「GOAT」から最新曲「GOD_i」まで、彼らの「自分たちがやりたいことをやっていこう」という美学は一貫している。3人が歌うからこそ、この曲が持つメッセージは説得力を増すのだろう。さて、曲を受け取った私たちはどうするべきか。思い浮かべた願いに対して、一歩踏み出すのも自分次第だ。

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