TOBE、2度目の合同コンサート開催で近づくヒーロー像 滝沢秀明&アーティストのファンとともに歩む姿勢
今年も“HERO”に会える――。TOBE所属アーティストによる合同コンサート『to HEROes〜TOBE 2nd Super Live〜』(以下、『to HEROes』)の開催が決定した。
2024年3月に初開催された『to HEROes』。2度目となる今回は、3月6日、7日に東京ドーム、4月6日、7日に京セラドーム大阪にて行われる。
簡単に、昨年の公演の模様を振り返ってみたい。東京ドームにて4日間にわたり開催された最初の『to HEROes』には、三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.、大東立樹といったTOBE所属アーティストが総出演。各アーティストによるステージのほか、グループの垣根を越えたコラボレーションコーナー、公演初日に結成が発表されたwink firstをはじめとするTRAINEE(研修生)のパフォーマンスタイム、令和6年能登半島地震を受けて発足した支援プロジェクト「to HEROes Project -Act for HOPE-」のテーマソング「Be on Your side」の歌唱などが行われた。
今年の『to HEROes』も、基本的には昨年の流れを踏襲する形になるのではないかと思う。ただし、2回目ということで、公演の意味合いは前回とは少し異なってくるはずだ。昨年の『to HEROes』がTOBEの新たな一歩目――つまり、これからの“未来”を示す場――であったとするなら、一年を経た今回は“今”という現在地を示す意味も加わるだろう。
2024年、『to HEROes』という大舞台でコンサート活動を本格的にスタートさせた三宅、北山、Number_i、IMP.は、その後も数々の楽曲をリリースし、フルアルバムも発表。6月に有明アリーナにて単独公演を行ったのち、全国ツアーを開催した。それぞれの音楽活動を経て迎えた2025年、一年で培ったものを発揮する場として『to HEROes』に凱旋する。
昨年の『to HEROes』は、11月に映像作品としてもリリースされた。そこに収録された密着ドキュメンタリーで、三宅が「TOBEのアーティストはかぶることがない」と話していたが、彼の言葉の通りだと思う。彼らはいい意味でバラバラで、個が立っていて、それがいいのだ。