乃木坂46・櫻坂46・日向坂46、大忙しの年末年始を振り返る 2025年はさらに激動の一年に?

日向坂46

 12月に加藤史帆、丹生明里、濱岸ひよりを見送った日向坂46。12月25日、26日に開催された『Happy Magical Tour 2024』の東京ドーム公演や『ミュージックステーション「SUPER LIVE 2024」』など、年末もライブや音楽番組への出演があったが、特筆すべきは東京ドームで行われた加藤の卒業セレモニーだろう。2022年3月に初めて東京ドームに立ってから、二度目の東京ドーム公演の夢を叶え、かけつけた大勢のおひさま(日向坂46ファンの呼称)からはたくさんの愛と感謝が加藤に送られた。丹生や濱岸と同様に、日向坂46への改名からグループをリードしてきた加藤の卒業は、グループにとってまたひとつ大きなターニングポイントとなることは違いない。1月25日には、東村芽依の卒業セレモニーも控えている。

 2024年は『紅白』への出場は逃してしまったが、それを補うかのように、年末年始はそれぞれのメンバーたちがバラエティ番組やスポーツ番組で活躍。『清水理央のCheer up!』(bayfm)や『日向坂46宮地すみれのレジェわん!』(tvk)、『日向坂46 竹内希来里の地元できらる』(テレビ新広島)、『日向坂46 平尾帆夏のひら砲らじお』(エフエム山陰)、『スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~』(テレビ東京系)といった個人のレギュラーに加えて、四期生が出演する『大正製薬presents プレミアMelodiX!スペシャル2025』など、各期のメンバーたちもメディア出演しており、改めて個の強さの確立を思い知らされた。

 この年末年始の活躍で筆者が特に目を引いたのが、『千鳥の鬼レンチャン新春3時間SP』(フジテレビ系)に出演した富田鈴花と髙橋未来虹だ。2人の共通点、それは歌唱力の高さである。富田は、2024年3月にも同番組に出演し、「サビだけカラオケ」企画内で女性アイドル初の鬼レンチャンを達成。髙橋も舞台『ラフテイル・オブ・アラジン ~Aladdin and the Magic Lamp Story~』で魅せた声の良さやYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』にて上村ひなのらとともに「上を向いて歩こう」を歌唱するなど、屈指の実力を持つ。タッグでは初挑戦となる2人は、安定感のある歌声で次々とクリアしていき、10曲目のYOASOBIの「怪物」でも見事な歌唱を披露し、鬼レンチャンを達成する快挙を成し遂げた。富田と髙橋の相性も抜群で、この先デュエットで歌う姿も見てみたいと思ったのは筆者だけではないだろう。

 年始の活躍は特にその年の勢いをつけるという意味でも重要な期間である。年始に入ってから、乃木坂46から与田の卒業が発表。日向坂46からは佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈の卒業が発表され、これで一期生全員がグループをさることになった。しかし、この期間にどのグループも三者三様の活躍を見せたのは事実。幸先の良いスタートを切ったと言っていいだろう。

※1:https://x.com/remitakenouchi/status/1874288410921472489

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