乃木坂46にとって2024年は真価が問われた1年に 梅澤美波&菅原咲月体制で迎えるグループの新章

 2023年は前キャプテン・秋元真夏、最後の2期生となった鈴木絢音が卒業し、梅澤美波キャプテン新体制となった乃木坂46。3〜5期生のみで迎えた2024年は、一言で表すならば真価が問われた1年だったと言えるだろう。

 中西アルノを座長に据えて開催された『乃木坂46 34thSGアンダーライブ』を経て、2024年3月にはさいたまスーパーアリーナにて『12th YEAR BIRTHDAY LIVE』(通称『バスラ』)を開催。昨年の『バスラ』は秋元から梅澤へとバトンが手渡され、いわば世代交代を明確に打ち出したライブとなったが、今回はグループの方向性を占う重要な4日間となった。全200曲披露した『乃木坂46 8th YEAR BIRTHDAY LIVE』(2020年2月21〜24日にナゴヤドームで開催)は以前のようにこれまでの楽曲を全曲披露するという形ではなかったが、「DAY1:2011-2014」「DAY2:2015-2017」「DAY3:2018-2020」「DAY4:2021-2024」とそれぞれ区切られ、その年代の楽曲がパフォーマンスされた。全曲披露ではないものの、4日間合計で123曲、時間に換算すると合計10時間超というかつてない挑戦的なライブとなる。

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 4月にリリースされた35thシングル『チャンスは平等』では、同シングルを最後に山下美月が卒業。5月に東京ドームにて開催された『乃木坂46 山下美月 卒業コンサート』は山下らしいユーモアも取り入れつつ、卒業コンサートらしい仕掛けも用意された素晴らしいステージとなった。今年は3期生の阪口珠美、向井葉月と4期生の清宮レイが卒業、『乃木坂46 真夏の全国ツアー2022』東京公演以来休養していた掛橋沙耶香がグループからの卒業と芸能界引退を発表し、乃木坂46公式YouTubeチャンネルにて卒業セレモニーが行われるなど、グループを支えてきたメンバーが卒業した。

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