これまで二次元の中でのみ目にすることができたmonaの姿をリアルで、その肌で感じることができたモナカはその喜びを隠すことなく、ありったけの大きな声でアンコールを求める。すると、Tシャツに着替えたmonaやバンドメンバーがステージに姿を現し、「#超絶かわいい」をプレゼント。その後、それまで完璧なまでにmonaを演じ切った夏川だったが、ここでようやく「monaこと夏川椎菜です。初めまして！」と挨拶をして、自身の念願叶ってようやくmonaのワンマンライブが実現したことなどを告げる。

　しばらくはアットホームな空気の中で観客とコミュニケーションを図る夏川だったが、ライブもいよいよ最後の時間に。瞬時にmonaに戻った彼女は、ラストナンバー「ファンサ」を、指ハートなど文字通りファンサを交えながら披露していく。先ほどのMCを通じてステージと客席の距離はさらに縮まったこともあってか、会場の一体感はここでピークに到達。その場にいる者すべてがこの日一番の大きな声でmonaの名前を叫び、記念すべき1stワンマンライブは大成功のうちに終了した。

　二次元の世界でアイドルとして輝き続けるmonaのイメージを損なうことなく、リアルの世界でも同じようにキラキラした表情とパフォーマンスで我々を楽しませてくれた夏川。このライブを通して彼女の表現者としての力量を再確認できたことはもちろんのこと、monaという稀有な存在とクセが強くてキャッチーな楽曲の数々の魅力を、リアルライブを通じて実感できたことも大きな収穫だった。この経験がmonaの今後の展開にどのように繋がっていくのか、今から楽しみでならない。

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■『LAWSON presents HoneyWorks 10th Anniversary 夏川椎菜 as mona ワンマンライブ＃超絶あざといファンサしちゃうぞ♡』
2024年12月14日（土）立川ステージガーデン

＜昼の部公演 セットリスト＞
01. 私、アイドル宣言
02. おまえも♡
03. No.1
04. 17歳
05. motto☆いちごオレ
06. 誇り高きアイドル
07. 私、C君が好き
08. 不屈のアイドル
09. ホイップクリームの賞味期限
10. ざけんな
11. アイドルでよかった。
12. 生きてるってマジ優勝！
13. ビュティホ
アンコール
14. #超絶かわいい
15. ファンサ