今年もももクロが大晦日を彩る! 後藤真希、柏木由紀ら初出場『第8回 ももいろ歌合戦』見どころ解説
ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)が主催するイベント『第8回 ももいろ歌合戦 〜愛の大晦日〜』が2024年12月31日に開催される。百田夏菜子と高城れにが率いる紅組、玉井詩織と佐々木彩夏が牽引する白組にチーム分けされ、大御所歌手、その年に話題を集めたアーティストらがジャンルの垣根を越えて登場し、今回も本気の“歌の戦い”が繰り広げられる。そんな『第8回 ももいろ歌合戦』の第1弾出場者が12月5日に、第2弾出演者が12月19日に発表された。
注目の初出場組でまず名前を挙げたいのが、後藤真希である。ももクロと後藤といえば、2011年を思い起こす方も多いはず。ロックバンドの氣志團が結成15周年&メジャーデビュー10周年記念の対バンシリーズ『極東ロックンロール・ハイスクール』でももクロを迎えて『~ももクロちゃんに逢えちゃうよぉ~ウレPギャ~ス!!~ 氣志團 vs ももいろクローバーZ』を開催した際、後藤は氣志團の綾小路 翔とのユニット「綾小路 翔ᐸ愛愛傘ᐳ後藤真希」として姿を現した。2000年代前半を席巻したアイドル界のレジェンド・後藤と、当時アイドルシーンの台風の目となっていたももクロの共演が実現し、両者のファンのみならず業界全体を驚かせた。
また、2024年4月5日放送の音楽バラエティ番組『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年 春の2時間SP』(TBS系)では、玉井と後藤がデュエットを披露。後藤が所属していたモーニング娘。内のユニット・プッチモニの人気曲「ちょこっとLOVE」(1999年)を歌唱した。そういった経緯から今回の『ももいろ歌合戦』でも、玉井との共演の再現が期待されている。
年齢にとらわれずアイドルとして活動した柏木由紀が出場する意味
同じくアイドルブームをリードした、元AKB48の柏木由紀も『ももいろ歌合戦』初出場。柏木は「人生で影響を受けたアイドルBEST5」のうちの1組にももクロを挙げており、「ももクロちゃんは、一貫して明るくて元気なアイドルを常に体現しています。絶対にああはなれないから、本当に尊敬します。アイドルといっても女の子だから、絶対どこかでしんどくなる。でも、メンバーが全員そろったときには、底抜けの明るさで、全力でやりきる。同じアイドルとして、ああなりたかったなって思います」(※1)とリスペクトを口にしている。
2023年6月には、佐々木彩夏の主催イベント『AYAKARNIVAL 2023』にもソロ出場。なにより、柏木はAKB48に17年在籍(2024年4月卒業)し、32歳までアイドルとしてステージに立ち続けた。ももクロも、高城れにが31歳、百田が30歳。また玉井は2025年に、佐々木も2026年に30代を迎える。年齢にとらわれることなくアイドルを続けた柏木にシンパシーを抱く部分は多いのではないだろうか。
元アイドルの初出場者としては、NMB48、AKB48、SKE48で活動した渡辺美優紀がラインナップに載ったのもファンとしては嬉しいところ。渡辺はグループ在籍時も音楽番組でももクロと共演があり、また卒業後も松崎しげる主催の音楽フェス『黒フェス2019~白黒歌合戦~』などで顔を合わせている。渡辺と言えばアイドル時代の人気ソロ曲「わるきー」。『ももいろ歌合戦』では、アイドルのあざとさや小悪魔的魅力がたっぷり詰まった同曲が演奏されることは濃厚。SNSなどでは「みるきーいる!あーりんのわるきー待ったなしってこと???」など、佐々木との共演を望む声も見られた。
アイドル出身者としては、ほかにも第2弾出場者発表で元乃木坂46の堀未央奈、元Juice=Juiceの宮本佳林も初出場組として名前を連ねた。今回のラインナップでは、超ときめき♡宣伝部(5回目)、=LOVE(3回目)、≠ME(2回目)、ファントムシータ(初)ら、SNSなどを中心に圧倒的な再生回数を誇るなどして“令和のアイドルシーン”を彩るグループも揃っている。つまり平成のアイドルシーンのキーパーソンたち、令和の新勢力、さらに森口博子という昭和のアイドルシーンから長く活躍する面々など、世代をまたいだアイドルたちの夢の共演が見られるというワケだ。