f5ve、エイリアンになってSHIBUYA109に出現! 開業45周年記念イベントで示した次世代アイコンの存在感

RURI

 「次の曲、なんだと思いますか?」「本当に聞きたいですか?」そんなコミュニケーションも入れながら場を沸かせ、続く「Lettuce」「Firetruck」では、メンバーが振り向くごとにオーディエンスから海外からやってきたと見られる観客からも歓声が飛ぶ。マイクを持った腕を客席に伸ばし、オーディエンスを煽りながら音に乗るKAEDEや、ラストサビ前に発した「SHIBUYA, are you ready?」と勢いづけるRUIの声は、秋風が頬を掠める渋谷の屋上の温度をどんどん上昇させる。

 最後を飾るのは、f5veのプロデューサーであるBloodPop®とA.G.Cookの共作だという最新曲「UFO」。f5veのリスナーには英語圏のファンも非常に多いが、横文字の歌詞をあえてカタカナ英語風に、より日本語っぽく歌ったというエピソードや、〈あなたは勝っていない〉という少しカタコトのように感じる日本語歌詞の歪みも、どこか不思議な雰囲気を纏ったエイリアンを感じさせる。今のf5veの名刺代わりとなる4曲全てを歌い終えたf5veは、手を振りながら颯爽とステージを後にした。

 正真正銘のJ-POPでしか表現できない質感で“Japanese culture”の粋を散りばめ、音楽を通じて世界にレペゼンしている彼女たちは、今や「日本から世界へ」を飛び越え、「日本と世界」を主戦場としている次世代のアイコン。時期は未定であるものの、既にアルバム収録曲のレコーディングも行っているといい、今後リリースされる作品や国内外での活動にも、さらに注目が集まること間違いなしだ。

※1:https://youtu.be/SMHirtCpf6k?si=1YGSPR1BQUSzcAyY
※2:https://www.youtube.com/watch?v=Sk7-8SzMfRU

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