今市隆二、自分探しの旅のなかで見つけたもの ソロとしては初の武道館公演

今市隆二、ソロ初の武道館公演レポ

 アンコールでは、重厚なバンドサウンドにのせて「Don't Give Up」をパフォーマンス。「今日という日を皆さんが盛り上げてくれて、本当にありがとうございます」と告げると、客席からは長い拍手が送られた。「ウェーブとかやってみます?」と提案し、「武道館だとみんなどうやってるんだ?」と流れを迷いながらも、ファンたちが作り上げた一体感のあるウェーブを見て「キレイじゃん!」「やってよかった!」と嬉しそうに笑う。

 すると、モニターに突如「RYUJIさん、センターステージへお越しください」という文言が表示される。今市が不思議そうに移動すると、画面が切り替わって流れ出したのは、バンドメンバー、ダンサー、スタッフ、そして全国のファンからのメッセージ動画。彼にも内緒で、誕生日のサプライズが仕込まれていたのだ。

 最高の誕生日プレゼントは続く。映像が終わって「Happy Birthday To You」の歌声が聞こえてくると、ケーキを運びながら登場したのは三代目JSBのNAOTO、小林直己、山下健二郎、岩田剛典。たくさんの仲間たちからの祝福を受けて、「いろんな方に支えてもらってここまで来ています」とあらためて感謝の言葉を口にする今市だった。

 「自分もしっかり前を見つめて一歩一歩歩いていきますので、ともに頑張っていきましょう!」と呼びかけ、ラストに披露されたのは“奇跡”をテーマに制作したという「RE:MIRACLE」。紙吹雪が華やかに舞い、ゴスペル調の壮大なサウンドにのせてシンガロングが響きわたった。

 今年のソロ活動を振り返りながら、誕生日に初の単独武道館公演というメモリアルな一日を創り上げた今市。10月6日には、自身初の海外単独公演『RYUJI IMAICHI "R"OAD THE FINAL in TAIPEI』の開催が決定している。台湾は3月にソロとして初の海外ファンミーティングを開催した場所。「"R"OAD」の始まりでもある地で、2024年のソロ活動を締めくくることになる。

 その後は、三代目JSBとしてのドームツアーも控えている今市。一歩ずつ着実に進んでいく旅の先で、彼はまた今日のように、奇跡のような一日を届けてくれることだろう。

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