BE:FIRST、気負うことない信頼関係 「Blissful」MVから新たに広がる“魅力的なギャップ”
8月12日に、BE:FIRST公式YouTubeチャンネルにて「Blissful」のMVが公開された。同曲は8月28日リリースの2ndアルバム『2:BE』のリードトラックで、NTTドコモ「ahamo」のCMソング。2010年代のHIPHOPフレーバーを感じるアップテンポでありつつも夏らしい爽快感があるトラックに、これまでのハードな道程と、「この先仲間と変わらずに過ごし成功を祝い会える瞬間に価値がある」という歌詞が乗せられている。BE:FIRSTというグループにとってはもちろん、リスナーにも希望を感じさせるような楽曲だ。
そんな同曲のMVでは、ニューヨークで楽しむメンバーたちのナチュラルな姿を見ることができる。夏らしい美しい青空からMVがスタートすると、ビーチを歩いたり、バスケをしたり、レコードや洋服を買いに行ったり、けん玉をしてみたり……。終始メンバーたちはラフな笑顔を見せている。これまでのBE:FIRSTの作品は、どちらかといえばハードな印象の楽曲と、圧倒的存在感を示すようなMVが多かった。例えば「Masterplan」はカメラワークや編集といった技術もかなり凝っている上に、出演者の数も多く、気合いが入っていることが伝わってくる。さらにメンバーたちも笑顔をほとんど見せておらず、「ここまでの軌跡はすべて必然であった」という楽曲の世界観を高めるために表情を作っている。これは非常に魅力的で惹きつけられる作品になっていると同時に、BE:FIRSTのアーティスト性を示すものとなっているはずだ。しかし、「Blissful」のMVに見られる彼らのナチュラルな姿からも、また違った魅力を感じる人も多いのではないだろうか。
例えば、遊園地でアイスを食べるLEOとRYUHEI、コインランドリーでけん玉をするSOTA、JUNON、SHUNTO、両手いっぱいに買い物袋を持って歩くRYOKI、でんぐり返しをするMANATOとSOTAの姿などは、リップシンクしていないこともあって、普段の彼らのVlogを見ているかのようである。さらに7人が集まっているサビの部分も、「バチバチに踊る」というよりも、「ラフに音とダンスを楽しんでいる」様子。そんなナチュラルな姿を見ていると彼らを身近に感じられるとともに、7人の間には気負う必要の一切ない信頼関係と安心感があるのだと改めて気づかされる。