BE:FIRST、全員が磨きをかけるボーカル 新曲「Blissful」で期待膨らむ歌声へのフォーカス
まずは、#2でカバーした宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」。透明感溢れる歌声でありつつも、力強さがしっかり表現されており、放送と同時にSNSで話題になっていたことは記憶に新しい。さらに、力強さとファルセットで表現される儚さとのギャップもいい。
#4ではYEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」をカバー。語りかけるようなAメロ、Bメロからサビにかけてのダイナミクスの付け方が秀逸だった。そして、#7ではBE:FIRSTの「Softly」を1人でセルフカバー。R&B調の歌い方をしたり、ブレスをコントロールしたり、語尾を抜いて歌ってみたりと、持ち前のスキルを存分に発揮していた。
また、#11ではSHUNTOがLEO(ALI)、REIKO、Dos Monos・荘子it、アオイヤマダとともにJAZZセッションとして坂本九の「上を向いて歩こう」をカバー。自由に音楽を楽しんでいる様子で、ラストにはLEOとREIKOとハモる場面もあった。さらに、番組後半には「はじめてのチュウ」のカバーも。SHUNTOといえばエッジボイスが評価されていたこともあるが、それを活かしつつもJAZZに寄せたような歌い方をしてみせていた。SHUNTOはUVERworldとコラボしたこともあって、どちらかといえばロックなイメージも強かったかもしれないが、SHUNTO自身が新しい可能性を示した瞬間でもあった。
BE:FIRSTは全員が個性を活かした歌を披露することができるメンバーしかいない。今後同番組でMANATO、RYUHEI、LEOはもちろん、RYOKIやSOTAの歌にフォーカスされる回が来ても不思議ではない。そして、「Blissful」は『Apartment B』はもちろん、ライブやイベント、フェスなどを経てさらに歌唱力に磨きをかけてきた彼らが新たに世に放つ一曲だ。じっくり耳を傾けて聴いてみたい。
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