SixTONES楽曲、ジュニアコンサートで歌われる理由は? 後輩の言葉から見えるバイブスの高さ
「こっから」「RAM-PAM-PAM」「Amazing!!!!!!」など、SixTONESの楽曲には、ライブで“バイブス”が上がる楽曲が多い。7月19日から28日にかけて開催された『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』の“はしみず”(=HiHi Jets・橋本涼&井上瑞稀)が出演していた公演でも、SixTONESの楽曲をカバーしており、終盤に披露された「ABARERO」について、橋本は「限界まで暴れたいなっていう話をしていて。曲を探していたら振付師さんからのアドバイスもあってぴったりな曲が見つかりました」「みんなでギリギリまで出し尽くすっていうのがすごく楽しくて」(※1)と話していた。会場に集まったファンだけでなく、パフォーマンスをするアイドルたちの“バイブス”をも上げてくれるのが、SixTONESの楽曲なのだ。
SixTONESはデビュー前にジュニアだけで構成されるライブや『ザ少年倶楽部』(NHK総合)で、KAT-TUNの楽曲を多くカバーしていた。2020年の1月より開催されたツアー『TrackONE -IMPACT-』でも、「THE D-MOTION」などの楽曲をセットリストに組み込んでいた。そんな彼らが、デビューから4年の時を経て“憧れる側”から“憧れられる側”になった。ちょっぴりヤンチャで、アーティスティック。とくに、美 少年やLil かんさいなど“正統派”と呼ばれるグループにとって、SixTONESの楽曲は彼らのオリジナル曲のイメージとはまた違った一面を見せるのにもってこいだと言えるだろう。
公式YouTubeチャンネル『ジュニアCHANNEL』にたびたび投稿されている「ライブのセットリストを考えてみた」企画からも、SixTONES楽曲の人気が伝わってくる。例えばHiHi Jetsは、橋本と髙橋優斗がSixTONESの「WHIP THAT」を序盤に選出。「WHIP THAT」はクラブミュージックのようなテイストで、いわゆる“SixTONESらしさ”が全開の楽曲。ライブで披露するたびに会場のボルテージが上がりまくる1曲だ。HiHi Jetsのメンバーは、「SixTONESさんの映像を見ると、スター性とカリスマ性がすごくて、あれはSixTONESさんにしか出せない」と先輩の凄さを認めつつ、「HiHiがローラーでやるとどうなるのか」と期待を寄せていた。
また、SixTONESとはグループの雰囲気が正反対な印象を持たれることもある美 少年のメンバーは、「この星のHIKARI」や「Imitation Rain」などの王道曲をチョイス。〈終わりがあるのなら/始まらなきゃ良かったなんて〉と満たされない想いへの葛藤を描いた大人なラブソング「マスカラ」を選んだ那須雄登は、「めちゃくちゃ大人っぽいじゃないですか」と“ギャップ”を狙ってこの楽曲をチョイスしたようだ。