清 竜人25、電撃脱退&結婚の裏側 再結成後初舞台を終えて夫人への想いを語る

 清 竜人による“一夫多妻制アイドルグループ”、清 竜人25の再結成後初舞台となる『KIYOSHI RYUJIN25~REUNION PARTY~』が7月11日にKT Zepp Yokohamaで行われた。今回の再結成ではオリジナルメンバーではなく、第101夫人から第104夫人まで新たに4人のメンバーを迎え、その夫人として清 さきな(頓知気さきな/femme fatale)、清 嬉唄(島村嬉唄/きゅるりんってしてみて)、清 凪(根本凪/ex. 虹のコンキスタドール、でんぱ組.inc)、清 真尋(林田真尋)というすでに活動歴のある面々が名を連ねたことでも大きな話題を呼んだ。

 チケットがソールドアウトした中で迎えられたこの日は、新体制で初めてのパフォーマンスおよび“結婚披露宴”が行われた一方で、初舞台にして第102夫人の電撃脱退、さらに第102夫人と同じきゅるりんってしてみてのメンバー チバゆなが第105夫人・清 ゆなとして電撃加入するという衝撃の展開もあった。早くも今後の波乱万丈を予感させた清 竜人25だが、その裏側では一体何が起きていたのか? 首謀者である清 竜人に振り返ってもらった。(田中宏)

新たなメンバーとの信頼関係の上に成り立つクリエイション

――まずは清 竜人25を再結成した経緯から教えていただけますか?

清 竜人(以下、清):今年が僕自身のメジャーデビュー15周年のアニバーサリーイヤーで、かつ清 竜人25の活動スタートから10周年なんですけど、それに気づいたのが一昨年くらいだったかな。その時に、もし清 竜人25(以下、25)を再結成するなら2024年以外にあり得ないかもなと思ったんです。実際に再結成を決めたのは去年の夏から秋くらいにかけてかな。第101夫人から第104夫人まで確定したのが今年の2月上旬頃だったと思います。

――オリジナルメンバーでの再結成ではなく、すでに活動歴がある人たちを新メンバーに迎えられましたけど、どういう意図だったんですか?

清:これはいろんな状況を踏まえた結果ではあるんですけど、元のメンバーは新たなステージで活動していたり、この業界から卒業した子もいたので、単純に現実的ではないなと。一夜限りの再結成ならあり得たかもしれないですけど、再結成するからには、しっかり活動して、いい作品を届けたいという気持ちも覚悟もあったんです。

 それと、今年は25以外にソロでリリースしてきた曲のセルフカバープロジェクトをやっているんですけど、今までは過去の自分の取り組みに向き合ったり、平たく言うと同じことをするのは避けてきたんです。だから今回の25も、同じグループ、同じコンセプトで活動はするけど、2024年ならではの表現にしたい思いが強くて。その結果、メンバーを一新した形でやったほうがいいだろうなという結論になりました。

――初お披露目となった7月11日の公演は、チケットも早い段階で売り切れてましたよね。

清:このグループのクリエイションに対して、たくさんの人たちが楽しみに待ってくれていることを強く感じるひとつの要素だったので、そこは本当に嬉しかったです。今回は直前にメンバーを発表した関係で来られなかった各メンバーのファンもいたし、今後は観に来てくれるオーディエンスの層が変わってくると思うので、それもすごく楽しみですね。

――実際に7月11日の初舞台を終えて、率直な感想はいかがでした?

清:ライブパフォーマンスとしては5曲だけだったんですけど、それでも解散から7年経っていたし、僕の年齢も違うから体力的な心配もしていたんですけど、「これならワンマンいけるかもな?」と思いました。それと、やっぱり会場に来てくれたオーディエンスの熱量というか、いい意味で“積年の思い”みたいなものを感じて、本当に再結成してよかったなという気持ちになりました。

――メンバーとの接し方は、前回と比べて変わりましたか?

清:距離感はそんなに変わらないかな。すでにみんな優しくて仲良くしてくれてますし。10年前もそうだったんですけど、メンバーには2つだけお願いしていることがあって。ひとつは僕のことを「竜人くん」と呼ぶこと、もうひとつは「タメ口で話す」こと。それによって自然と距離感が縮まったり、なんとなく空気感ができてきたり。やっぱりメンバーとの関係性が大事なグループなので、それだけは守ってほしいということは最初にお願いしました。

――そうだったんですね。今回の夫人たちは、すでに活動経験のあるメンバーという意味で、制作を進めていく上で前回との違いもありますか?

清:そうですね。やっぱり経験もノウハウもあるから、今回はメンバーに僕が頼る部分が前回よりもあると思うんです。「これ、どう思う?」とか意見を聞いてみたり。僕自身がメンバーに何かを委ねたり、頼ったりすることは、前回に比べて多いと思います。

 前回のゼロから作り上げる感じも楽しかったですけど、今回の形も新鮮で楽しいですね。それに、メンバーのみんなは、それぞれ個性もあって、ちゃんと自分を確立している子たちなんですけど、大前提として25のメンバーとして僕を支えてくれて、僕のクリエイションを信頼してくれているなと感じるので、僕もメンバーそれぞれに敬意を持って、愛を持って接しているし、いい関係でクリエイションができているかなと思います。

清 竜人25 - Will you marry me ?

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