コムドット、目標はCD売上枚数20万枚 メジャーデビュー直前に語る“今まで遠ざけていた人たち”への想い

 コムドットが、5月14日にデビュー目前記者会見を行い、メジャーデビューへの思いを語った。

 “地元ノリを全国へ”をスローガンに掲げる、幼馴染み5人組YouTubeクリエイターであるコムドット。彼らは、5月29日リリースの1stシングル『拝啓、俺たちへ』でメジャーデビューを果たす。

 表題曲である「拝啓、俺たちへ」は、昨年開催された『YouTube Fanfest Japan 2023』にてリーダー・やまとが宣言したグループ楽曲がついに実現したもので、ゆうたがメインで作詞を務め、“背中の押し合い”をテーマにコムドットのルーツや伝えたい想いを凝縮した一曲に仕上がっているという。

 この日のデビュー目前記者会見に、コムドットのやまと、ゆうた、ひゅうが、ゆうま、あむぎりの5人が制服姿で登場。まずリーダーのやまとが「僕たちではないと作れない楽曲を心を込めて作ったので、本日は皆さんに根掘り葉掘り、いろんなことを聞いていただけたらなと思います」と挨拶。メジャーデビューが近づいてきた今の気持ちを聞かれ、ひゅうがは「個人的に音楽活動をしようと思っていなかったのでびっくりというか、まだ受け入れきれていないというのが現状ですね」、あむぎりも「僕は半年前に“AMUGIRI”としてメジャーデビューさせていただいたんですけど、なんかそれと違った感覚があって、まだあまり5人でメジャーデビューするという実感が湧いていないので、なんか複雑な気持ち」と素直な気持ちを語る。

 やまとは「メジャーデビューという感覚はあまりなくて、“5人と曲を作った”、“5人で曲を歌う”という、軽くではないんですけど、あまり重く捉えていなかったんです。でも、いざこういう場面に立つと自分たちがメジャーデビューの舞台に立つんだなと、襟を正さなきゃいけない、ビシッと気持ちが引き締まる次第であります」と答え、ゆうたも「僕もメジャーデビューという実感はなくて、去年『CDF』(『Creator Dream Fes 〜produced by Com.〜』)を開催した時に、5人のやってきたこと、みんなに伝えたいことを曲で伝えたら『かっこいいな』という(反応をもらった)ことから始まったこのプロジェクトなので、メジャーデビューという感覚はなく、ただ“曲を作った”というやまとと同じ気持ちです」とコメント。ゆうまは「僕は1年前に個人としてメジャーデビューさせていただいて、いつかメンバーの誰かと一緒に歌えたらいいなと思っていたんですけど、まさか全員でメジャーデビューさせていただいて一緒に歌えるなんて、すごく嬉しいなと思っています」と話す。

 音楽活動をするうえでのライバルを聞かれ、やまとは「自分たちですかね」と即答。「僕たちは事務所に所属しているわけではなく、アーティストとしてデビューしたわけではない。生業はYouTubeというバックボーンで、そこから音楽活動もするという新しいスタイルを確立している最中なので、自分たちの活動はすべて自分たちの道になっていくわけで。自分たちにしか作れない未来を作っていくという意味合いを込めて、ライバルは自分なのかな」と答え、やまとはあむぎりに「(メディア陣は)名指しでほしそうだよ?」と促し、あむぎりは「スカイピースのおふたり」と先に音楽活動をしている先輩YouTuberの名前を上げ、「おふたりの背中を越える勢いで音楽活動を頑張れたらなと思います」と意気込んだ。

 歌手として今後どのような舞台でやっていきたいかという質問には、やまとが「実は、この楽曲は今年の『CDF』で初披露すると決めてまして。東京ドームでは(ライブを)やるので、そうしたらやっぱ5大ドーム」と目標を掲げた。メジャーデビューから3カ月足らずで東京ドームという大舞台で歌唱することとなるが、どのようなステージにしたいかを聞かれると、「何よりも僕たちの思い出になるようなステージ、そして視聴者にとっても思い出になるようなステージにしたいというのがいちばん。歌が上手い人はこの世にたくさんいるなかで、僕たちは歌が上手いからメジャーデビューできてるわけではないので、そこにフォーカスするのではなく、ファンの人たちを巻き込んで歌えるかとか感情をどれだけ乗せられるか、そういうところをすごく大事にして、僕たちが50年後、お酒を飲む時にその日のことを話せるような、そんなステージにしたい」と答えた。

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